奈良高専の評判・口コミ

このページでは、奈良高専 情報工学科在籍中の学生から聞いた、奈良高専の魅力や雰囲気、特色をご紹介します。「教員が充実している」「設備が不足している」など、良い口コミや悪い評判を含めた、在籍している人ならではのリアルな声をお伝えしますので、奈良高専に対するイメージを具体的にしたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。

回答者プロフィール

奈良高専(情報工学科)で一番魅力に感じている点は教員が充実しているところ

教員が充実しているところです。

一般科目において、英語学者や古典学者、地理学者等がいるためあらゆる体験談を聞くことが出来ます。特に社会科の教師は全員海外で研究や出張をしているので、グローバル化が進む現在宗教観、文化慣習を知るとてもよい機会になっています。専門科目において、研究者が実際に授業を行うため体験談を多く聞くことが出来ます。特に同学校の卒業生も多く居るため、先輩としての意見、教員としての意見の両方を聞くことが出来るのも良い点です。海外での研究成果の発表等も行っているため、こちらも海外文化に詳しく英語にも精通しているためあらゆる角度から物事を見て意見をもらえます。

雰囲気が明るいところにも満足

雰囲気が明るいところです。

奈良高専にあるイメージが、やはり「ロボコン優勝」です。実際それをかなり誇りにしているので、玄関に展示スペースも設けられています。そのような明確な誇りがあるため、学校全体の雰囲気が明るいです。現在もともと庭にあった池を埋め立て人工芝を生やし、徐々に時代に合った雰囲気に変える努力もしています。校舎の老朽化等も、昨年から引き続き行われている工事によって綺麗になり、景観も明るく変わってきています。

奈良高専(情報工学科)への不満は？

設備が不足しているところです。

情報工学科のためPCに触れる機会が多いのですが、一括管理のため起動がかなり遅く時間がかかります。またスペックも低く、CPUに関しては初期型のi5やそれ以前のものがほとんどです。プログラムを組む上でIDEを用いるため、スペックが足りないのはかなり深刻な問題となり不満です。リフォームやバリアフリー化は進んでいますが、wi-fiスポットや教室の利用制限等も設備の不足といえます。特にwi-fiは、設備は用意しているものの学生教員ともに使用不可です。そのためノートPCを持ち込んでもテザリングが不可欠になります。

学生課の対応が雑なところです。

学生課には教員とは異なる事務職員がいるのですが、それらの対応が雑であったり、面倒臭そうにしていたりします。また、「なんでこうしないんだ？」という疑問も日常的に挙がるくらいにはおかしな判断が多いです。また、あくまで学生の有志ですが、直属の学生会執行部への権限の少なさも問題点です。「学生生活のしおり」という学校の詳細な理念、校則等が書かれたものがあるのですが、学生会執行部にあるはずの権限がなく、学生課に相談する羽目になる等の問題もありました。

奈良高専のおすすめ学科は情報工学科

情報工学科です。

他の学科に比べ、「研究室に居ないと実験ができない」ということが比較的少なめです(クラウド上で作業が出来る)。また、教員が不在でもできる実験が大半です。なので時間的拘束や場所的拘束が他学科に比べて圧倒的に少ない点が、おすすめできる理由となります。

奈良高専に通って良かった？

はい、通って良かったと思います。

合う・合わないが激しいです。「これをやりたい！」と思って入っても、イメージとかけ離れていたり下積みが多かったりと、途中で投げ出す場合が多いです。漠然としたイメージで入ると必ず後悔します。逆に明確なヴィジョンがあるなら入って後悔はしません。例えば、「プログラミングができるから情報工学科に入ろう」であれば、あらゆる知識が身につき優秀にもなれるでしょう。上記のうち私は後者のため、通っていることに後悔はしていません。

奈良高専の基本情報

• 運営：独立行政法人 国立高等専門学校機構
• 住所：奈良県大和郡山市矢田町22
• アクセス：近鉄郡山駅（近鉄橿原線）より徒歩27分
• 関連URL：https://www.nara-k.ac.jp/