保育園・幼稚園・認定こども園の違いって?メリット・デメリットを比較

小さな子どもを預ける場所といえばまず保育園・幼稚園が思い浮かびますよね。また「認定こども園」という言葉も最近よく耳にする機会も増えてきました。

では保育園・幼稚園・認定こども園はそれぞれ何が違うのかご存知でしょうか?この記事では、保育園・幼稚園・認定こども園のそれぞれの特徴や違いについて解説します。幼児教育無償化がはじまる今こそ、それぞれの本質的な違いやメリット・デメリットをよく知った上で子どもの預け先を選びたいですね。

保育園・幼稚園・認定こども園の違い

保育園とは?

保育園とは、仕事などの事情により子供を保育できない親に替わって、保育士の資格をもつ職員が子どもを「保育」してくれる施設です。

保育園を利用できるのは、居住する市区町村から2号認定(3歳以上で保育を必要とする)または3号認定(3歳未満で保育を必要とする)を得られた子どものみ。親の就業実態や家庭の状況はランク分けされ、優先順位の高い家庭の子どもから順に保育園に入れる仕組みです。

なお、認定される事由としては親の就労以外にもあります。親が、弟妹を妊娠中あるいは出産直後だったり、病気だったり、同居親族の介護をしていたりすると、保育を必要とする家庭の子として認められる可能性があります。

保育園の管轄は厚生労働省。法的根拠となるのは児童福祉法です。乳児から就学前(0~5歳)まで預ることができます。

  • 完全給食
  • 保育時間が長い(最大11時間)
  • 長期休みがない

などの特徴があります。


幼稚園とは?

幼稚園とは、就学前の子どもに対し、幼稚園教諭の免許をもつ職員が「教育」してくれる施設です。

入園できるのは1号認定(3歳以上で保育の必要がない)の子どもです(園によっては、3歳未満の子のためのプレ教育クラスを設けている場合もあります)。

幼稚園の管轄は文部科学省で、法的根拠は学校教育法です。幼稚園での教育内容は、文部科学省が示す幼稚園教育要領(小学校の学習指導要領のようなもの)に基づいています。

ただし、具体的にどんな活動を通じて教育をするかは、幼稚園の方針によって異なります。漢字を含めた日本語の読み書きや、高度な楽器演奏、スポーツトレーニング、外国語学習などをカリキュラムに含める幼稚園もあれば、それぞれの子どもの好奇心や自然とのふれあいを重んじ、ゆとりある教育をする幼稚園もあります。

給食か弁当かは幼稚園によって異なり、一日の教育時間は4時間程度、春・夏・冬の長期休みがある、といった特徴があります。

認定こども園とは?

認定こども園とは、未就学児の「保育」と「教育」を一体的に行う施設です。

法的根拠は、「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(2006年)」。この法律に基づいた各都道府県の条例によって認定されているのが、認定こども園です。

認定こども園は1号認定~3号認定のいずれの子どもでも入園でき、1号2号の子は一緒に同じ教育カリキュラム(幼稚園的な部分)を受けるのが一般的です。つまり、1号認定の子どもは一日4時間程度の教育を受けて帰宅、2号認定の子どもは教育の時間が終わっても園に留まり、夕方まで保育を受ける、といった形です。2号3号認定の子については給食がありますが、1号認定の子については園により異なります。

なお、こども園は、運営方針や設立の経緯により次の4つに分類されます。

  • 幼保連携型:保育と教育の機能を同等に兼ね備えた単一の施設
  • 幼稚園型:もともとあった幼稚園に、保育の機能を補完した施設
  • 保育園型:もともとあった保育園に、教育の機能を補完した施設
  • 地方裁量型:幼稚園・保育園のいずれにも該当しない施設(例:企業内施設や院内施設など)

このうち、幼保連携型の園には保育教諭(幼稚園教諭と保育士資格をどちらも有している)を置くこととされており、他のタイプのこども園でも、3歳以上のクラスを受け持つ場合は両方の免許をもった職員が望ましいとされています。

それぞれのメリット・デメリット比較

幼稚園・保育園・認定こども園のメリットとデメリットを表にまとめました。

区分 メリット デメリット
保育園
  • 預けられる時間が長い(最大11時間)
  • 給食あり
  • 0歳から入園可能
  • 縦割り保育(異年齢の子との関わり)あり
  • 親の就労状態等の変化に左右される(希望に反して退園させられる可能性も)
  • 教育に重点が置かれない園も
幼稚園
  • 一日4時間程度の教育あり
  • 義務教育への移行がスムーズ
  • お稽古代わりになるクラスがある場合も
  • 預けられる時間が短い場合も
  • 完全給食とは限らない
  • 原則満3歳から
認定こども園
  • 親の就労状態等の変化に左右されない
  • 3~5歳児には一日4時間程度の教育あり
  • 必要に応じて長時間の預かり保育あり
  • 子育て支援機能あり
  • 認定号数による格差(給食の有無など)
  • 平日・休日問わず行事がある場合も

メリット

区分 メリット
保育園
  • 預けられる時間が長い(最大11時間)
  • 給食あり
  • 0歳から入園可能
  • 縦割り保育(異年齢の子との関わり)あり
幼稚園
  • 一日4時間程度の教育あり
  • 義務教育への移行がスムーズ
  • お稽古代わりになるクラスがある場合も
認定こども園
  • 親の就労状態等の変化に左右されない
  • 3~5歳児には一日4時間程度の教育あり
  • 必要に応じて長時間の預かり保育あり
  • 子育て支援機能あり

デメリット

区分 デメリット
保育園
  • 親の就労状態等の変化に左右される(希望に反して退園させられる可能性も)
  • 教育に重点が置かれない園も
幼稚園
  • 預けられる時間が短い場合も
  • 完全給食とは限らない
  • 原則満3歳から
認定こども園
  • 認定号数による格差(給食の有無など)
  • 平日・休日問わず行事がある場合も

幼稚園は教育の施設、保育園は保育の施設という根本的な違いが、それぞれのメリット・デメリットと強く結びついていますね。

認定こども園は両方の機能を備えた施設ですから、幼稚園と保育園のデメリットについてはうまく解消してくれています。しかし、子どもによって園での生活スタイルが大きく異なるわけですから、子どもなり親なりがそこに格差的なものを感じることがあるかもしれません。

実際に、預かり保育の際の料金や給食利用の可否について、1号認定の子と2号・3号認定の子では異なる園があります。

ただ、どの家庭においても、入園後に親の就労状況や家庭の環境が変わる可能性は大いにありますから、その変化に関係なく子どもを預かってもらえるのは、認定こども園の最大のメリットだといえるでしょう。

また、認定こども園では、園児の保護者に限らず誰でも、育児相談などの子育て支援を受けられるようになっています。


おわりに

認定こども園は、保育園の空きを待っている、いわゆる待機児童の解消にも期待が持たれています。現在働いている親御さんは、保育園だけでなく認定こども園も、預け先の候補に入れてみてはいかがでしょうか。また、現在仕事をしていない親御さんも、将来的な生活スタイルの変化を考えて、幼稚園だけでなく認定こども園を視野に入れてみるとよいかもしれません。

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