フェリス女学院中学校の評判・口コミ

回答：15歳女子生徒の親 (50代前半男性)

評価：★★★★★(大満足)

満足：教育方針が自由

校則や生活の制限が大変自由です。学校は自由に伴う自己責任も合わせて指導するので、子供たちは自ら考え、自らの責任で行動する行動を日々身に付けているように見えます。学校では「勉強しろ」とはあまり言われていません。「勉強するもしないも自由、しかし、しない結果は自分に返ってくる」ということを子供たちは自分自身で考え、その結果自ら積極的に学ぶことで自分を向上させていくというように成長してきています。もちろん、必ずしも普通に「親の望む良い子」になるわけではありませんが、学校はその多様性も含めて受容していますし、そういう教育によってこそ、親がたとえいなくなっても社会を渡っていく能力を持った強い人間になるのだという学校の教育方針には大変感謝しています。

不満：キリスト教教育の比重が高すぎる

学校の理念としてキリスト教を大事にしていることは理解していますが、授業の中での礼拝やクリスマスなどの礼拝イベントが多すぎると思います。話を聞いてみると、キリスト教を信じている生徒さんは必ずしも多くないそうですが、一つの生活様式としてミッション系の女学生を演じている感があります。そういう「信じていないものにも合わせていく能力」は世間を渡る上で確かに必要な資質の一つですが、あまり肥大化すると却って非効率を生みますし、演じることばかりが世渡りの本質のように考え違いをしていかないか不安です。