神奈川県立多摩高校の口コミ・評判

最終更新日：2021/06/16

口コミ・評判
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神奈川県立多摩高校の卒業生から聞いた、神奈川県立多摩高校の魅力や雰囲気、特色をご紹介します。「自主性を重んじた自由な校風」「自由ゆえに勝手ができてしまう」など、良い口コミや悪い評判を含めたリアルな声をお伝えしますので、神奈川県立多摩高校に対するイメージを具体的にしたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。

※画像は関連URL(基本情報欄参照)より引用

OB・OGによる神奈川県立多摩高校の口コミ・評判一覧

10代女性／北里大学薬学部薬学科 1年生

評価：★★★★★(大満足)

回答：2021年3月

満足：自由度が高い

所属する部活動によって部則等で縛られる部分はありますが、基本的に自由度が高い学校です。他校のように髪色や寄り道、アルバイトに関しての校則は一切なく、茶髪の生徒は多数いてトレーナーやパーカーも着て大丈夫です。制服にリボンやネクタイがなく、自分たちで付けることも禁止されています。理由は明確に言われてはいません。また、『行事の多摩』と言われるだけあって行事の時には金髪にしたりも出来ます。先生方も行事の時に関しては黙認してくれています。

不満：進学

大学受験用の勉強は基本的に出来ません。数3や理科の発展科目等は3年生になってから学ぶので、浪人率は必然と高くなります。最近は2年生時から理系・文系に分かれるようになったそうですが、今の3年生なので効果はまだ分かりません。早慶上理等や旧帝大等を目指すのであれば1年生の頃から学習塾にしっかりと通っていた方が良いです。塾に通わず進学できるのはごく一部です。指定校推薦の枠が余ることがあるので、成績さえ取っていれば指定校推薦も目指せます。

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20代女性／駒澤大学経営学部 4年生

評価：★★★★★(大満足)

公開日：2020年11月

満足：本気で取り組める環境

部活動や体育祭や文化祭などの行事、校外での習い事等、何かに熱中して取り組んでいるものを持っている生徒が多いと思います。体育祭を1年前から準備する学校はあまりないということを大学に入って特に感じています。だからこそ、友達が頑張っていると自分も頑張らなきゃと刺激を受けることも多かったです。そういう人は大学に入っても様々な部分で活躍して輝いているなと感じます。周りと少し違っていて浮いてしまう、ということもなく、お互いの個性を認め合える人が多いことも、この学校の良いところだと思います。一生の関係の友達を作ることができる高校であると、卒業して感じています。

不満：進路指導

それぞれの主体性に任せる校風で怒られることがないので、のびのびと過ごすことができるという良さがある一方、その弊害で高校入学後に学力が低下してしまう人も一定数いました。普段から課題が出ることが少ないため予習・復習をする習慣がなく、定期試験のときのみ必死で頑張る人が多かったと思います。そのため、自由な校風を守り充実した高校生活を守るためにも、一人一人が自分を律して勉強も頑張ることが重要であると思います。

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10代男性／日本大学商学部 1年生

評価：★★★★☆(満足)

回答：2020年7月

満足：行事が盛ん

私の学校は他校と比べて本当に行事が盛んです。合唱コンクールでは何週間も前からクラスで練習して、大きなホールを貸し切ってやる程本気です。文化祭や球技大会ではそれぞれ自作のクラスTシャツを作って一丸となって楽しんでいます。中でもウォーターボーイズを見られるのはここの近くでは多摩高校ぐらいだと思います。体育祭では格闘と呼ばれる男同士の本気のぶつかり合いなど季節ごとに戦い白熱します。一番の良い点はこれらの行事がほとんど生徒主体であるということです。

不満：先生の授業の質が低い

多摩高校は理数教育推進校なのですが、文系の人も理系を強くやらされるので、そもそもカリキュラムが進学向きではありません。進路の面ははっきりしていますが、模試などは私立に進みたい人でも5教科7科目を強制的に受けさせられます。良い先生の授業は聞きやすく理解しやすいのですが、3分の2の先生は眠気を誘ってきたり、面白くない話をします。行事が盛んなのはいいのですが、夏休みは体育祭に向けて作業があり、勉強があまりできません。なので進学校とはあまり言えないと思います。

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20代女性／東京音楽大学音楽学部 3年生

評価：★★★★★(大満足)

回答：2020年5月

満足：自由な校風

あまり厳しい校則等はなく、比較的自由な校風でした。生徒が先生に信頼してもらえているからこその自由だったと思います。実際度を越えたようなことをする生徒は私が知る限りいませんでした。”多摩高祭”と呼ばれる、文化祭と体育祭が行われる期間には全て生徒が主体となって準備、運営をします。自分達のやりたいことを形に出来る場で、毎年とても盛り上がりました。準備はもちろん大変な部分もありますが、その分やりがいもとても感じられます。生徒に主体性を持たせてもらえるからこそできることだと思います。

不満：難関大学をすすめがち

大学受験に関してです。もちろん強制的に受験させられるようなことは決してありませんが、やはりより難易度の高い大学を目指すよう勧められることが多いような印象です。実績を作りたいのかな、と少し思ってしまいました。それが本当に生徒のためになる場合もあると思いますが、きちんと理由や意思があるなら、生徒自身の意見にももう少し耳を傾けても良いのではないかなと感じました。出来る限り上を目指す場合は丁度良いかもしれません。

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20代女性／横浜国立大学教育学部学校教育課程 4年生

評価：★★★★★(大満足)

回答：2020年4月

満足：部活や行事、勉強等好きな事に打ち込める

部活や行事、勉強等それぞれが好きなことに打ち込める雰囲気があったところに満足しています。また仲間も温かい雰囲気があり、がんばる場所は違えど仲良くしている人が多かったように思います。行事はとても盛り上がり、体育祭と文化祭をすぐ次の週にやっていたのでその時期はクラスや部活、体育祭の組みでぎゅっととても仲良くなりました。また受験の時も周りの雰囲気や先生方のご指導がちゃんとされていて安心して臨むことができました。

不満：立地が良くない

高校の立地があまり良くなく、周りにはコンビニエンスストアが１つあるだけという田舎で、駅までの道のりも部活帰りなどに寄るところがなかったのは残念に感じていました。またこの頃新校舎に建てかえられたそうですが、私たちの頃は教室が木の床で、歩くとミシミシと音が鳴るだいぶ古い校舎でした。ある意味味はありましたが、掃除の大変さや薄暗さ、夏の蒸し暑さ(クーラー等もなく扇風機のみでした)、冬場の肌寒さは少し不便だと感じていました。

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20代男性／立教大学法学部法学科

評価：★★★★☆(満足)

回答：2019年

満足：自主性を重んじた自由な校風

県内でも有数の進学校です。川崎市内の上位成績者の生徒が憧れる場所で、高校に入るとその能力を遺憾無く発揮することができます。県内の公立高校の中でも比較的自由な校風で、県立高校でありながら制服を着用しない生徒もいます。部活動も盛んで全国大会に出場する活動もあります。また、生徒の自主性を重んじているため、出席必須の科目が少なく、テストで点数が取れれば先生も特に授業に出ることを強制しません。自分の可能性が試せる学校だと思います。

不満：自由ゆえに勝手ができてしまう

自由な校風ゆえに生徒のまとまりが薄いところがあります。授業に出ないことは良いのですが、それゆえに学校行事での重要な連絡事項を聞き漏らしたりすることはあります。しかし、それを生徒は、自分たちが自主的に行かなかった授業にも関わらず、教師の連絡ミス等を指摘します。また、長期休暇での宿題がかなり多いのですが、それを自主性という言葉をつけてやらないなど、自主性とやるべきことの境目やメリハリがつけられていない生徒が多く目立ちます。

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10代女性／慶應義塾大学経済学部

評価：★★★★★(大満足)

回答：2019年

満足：受験のサポートが手厚い

自称進学校と揶揄されることも多いですが、神奈川県でも比較的偏差値の高い高校であるため、大学受験には先生が手厚いサポートをしてくれるのがとても良いところです。進路指導室にはたくさんの大学の赤本が揃っており、生徒は貸出手続きさえ行えば自由に借りることが出来ます。加えて校内にはたくさんの自習スペースが設置され、静謐な環境で勉強することも、先生に隣に座ってもらい、つきっきりで勉強を教えてもらうことも可能です。この結果、非常に多くのMARCH合格者が毎年出ています。

不満：格差が激しい

県立多摩高等学校は、学業のほかに部活動・学校行事にも大変力を入れており、特に毎年9月の体育祭は大変な盛り上がりを見せます。そのため、生徒によっては３年生の夏休みを体育祭の準備に捧げ、受験勉強がほとんどできないということになってしまっています。入学時の学力には大差はなかったはずなのに、卒業時には大きな差が出てしまい、早慶上智と呼ばれる難関校に多数合格する人がいる一方で、志望をかなり下げなくてはいけなくなってしまった生徒も多くいます。加えて指定校推薦が夏休み後比較的すぐに決定するため、一般入試勢と指定校推薦勢の間に溝が生じるのも毎年のこととなっています。

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