国際基督教大学(ICU)高校の口コミ・評判

最終更新日:2022/07/07


国際基督教大学高校の卒業生から聞いた、国際基督教大学高校の魅力や雰囲気、特色をご紹介します。「在校生の3分の2が帰国生」「校舎が森の中にあり、制服がださい」など、良い口コミや悪い評判を含めたリアルな声をお伝えしますので、国際基督教大学高校に対するイメージを具体的にしたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。

国際基督教大学高校
国際基督教大学高校
※画像は関連URL(基本情報欄参照)より引用

OB・OGによる国際基督教大学(ICU)高校の口コミ・評判一覧

20代男性/国際基督教大学 教養学部 4年生

評価:★★★★★(大満足)

満足:他のどの高校よりも国際色が強い

全校生徒の三分の二が帰国子女と呼ばれる人数構成の異様な学校です。しかし、だからこそ多様性を認め合い、各生徒の個性を生かせるカリキュラムの自由さが魅力です。単位制のような仕組みが普通制の高校に組み込まれたような、自由な時間割が組めるカリキュラムです。先生たちも生徒に負けず、かなりの独特なキャラの方が多いです。学校のアイデンティティの強さをさらに強めている要素の一つです。その高校の特徴の一つ、キリスト教概論はそのユニークさからか、本として売り出されるほどです。

不満:大学進学へのサポート

多様性を認めているからこそ、生徒の進路の応援は手薄になりがちです。なぜなら、一般大学に一般入試で受験する生徒から、海外大への進学、AO入試など入試の形態のみならず進学のモチベーションが生徒によってバラバラだからです。三年次にはかなりフレキシブルに授業を自分向けに組むことができますが、大学への内部進学勢も合わさり、三年次には進学に関してはかなりカオスな状態になったことを思い出します。

10代女性/国際基督教大学高校卒業

評価:★★★★★(大満足)

満足:マイノリティーの尊重

国際豊かで個人の尊重に重点をおく校風です。選択の幅が広いところにとても満足していました。3年生になると大学生のように授業の選択ができます。人によって違いますが、私の場合は文系だったので最低限取得しなければいけない単位をとり、あとは美術や体育を選択しました。自分の興味のあることをさらに広げられました。中国語、スペイン語、フランス語などの授業などもあります。理系の人はほぼ毎日6コマ授業がありました。

不満:イベントがつまらない

イベント(体育祭や文化祭)も参加自由なのでイベントに対する熱力の差があり、いまいち盛り上がりませんでした。一般的に想像するような学生ならではの青春はあまり感じませんでした。また、Wi-Fiが完備されているのはありがたいのですが、山の中に学校があるので接続が不安定でイライラすることが多かったです。エアコンも教室ごとについていますが、なぜか全然温まりませんでした。学食の値段も2年生の時に20円ほど上がりました。

10代女性/国際基督教大学高校卒業

評価:★★★★☆(満足)

満足:校則が緩い・自由

グローバル化に力を入れているため、英語の授業は常にネイティブの先生が受け持っているところがよかったです。ライティング・スピーキング・リーディング全てに必要な技能を伸ばしてくれるような授業でした。海外から来ている生徒もたくさんいたため、日本にいるだけでは得られないような刺激を毎日得ることができたのがとても良かったと思います。英語の授業以外でも、政経の授業なども実際に社会に出てから役立つような授業を受けることができていたように感じました。

不満:行事や部活動がイマイチ

授業には力を入れている反面、学校祭や体育祭などの行事にはあまり力を入れていないところが気になりました。学祭準備にかける時間もわずか3日ほどで、あまりクラスの団結力を高められなかったように感じます。また、海外から来た生徒が多い故、その生徒達のノリについていけなくて孤立してしまう生徒も中にはいたように感じました。他には、下校時間が割と早かったので部活動を満足のいくまでできなかったこと、部活の活動時間が一週間の中であまり確保できなかったことも不満に思いました。

10代女性/国際基督教大学 教養学部 2年生

評価:★★★★★(大満足)

満足:多様性がある

みんながそれぞれ持っている多様性を受け入れようとする意思が見られるところがとても良かったと思います。帰国子女も多く文字通り多様性にあふれる学校でしたが、互いが互いに持っているバックグラウンドを尊重しながらも自分の意思ですべてを決定していくところはまさに自治の訓練とも言える学校だったと思います。また、比較的進学率もよく、勉強したいという意志のある子は東大を含め様々な国公立大学に進学していました。

不満:放任主義

部活も顧問はほとんど顔を出さないで大会のみ付添で来るような感じでした。自主性に任せるという意味だったのだとは思いますが、それぞれの部活でキャプテンが全てを考えて練習を行っていたため、どの部活も非常に弱かったと思います。また、いわゆる学校生活での青春みたいな感じのことはなかったように感じます。制服は普段は着用しないのでいわゆるザ・高校生活というような高校生活ではなかったように感じます。そのため思い描くような高校生活とは少し違ったような気がします。

20代女性/国際基督教大学 教養学部 2年生

評価:★★★★★(大満足)

満足:私服でいい

制服を着なくて良いので、ジャージや好きな服を着て学校に行けます。そのため高校でしたが、大学生のような気分を味わうことができました。国際基督教大学の附属ということもあって、留学経験者や帰国子女はもちろん多く、リベラルな考えや英語の必要性など自然に身につけることができました。卒業のパーティーでも、制服ではなくドレスを着て行われるので普通の高校生と違ったアイデンティティがあって母校愛が強まる傾向にあると思います。

不満:服がない

指定された制服はあるのですが、着ることが義務化されていないため私服でも学校に通うことは普通です。私の場合ファッションに興味があったので、普段からおしゃれをしていたいと思っていたのですが、私はバスケ部に所属していたのですが、部活のある日にわざわざ服を着替えたり、汗をかいた後に可愛い服を着るのに抵抗がありました。また、毎日服を着るとなると洋服代もかかってきますし、毎朝何を着るか悩んで時間ギリギリになってしまっていました。

10代女性/上智大学 国際教養学部 1年生

評価:★★★★★(大満足)

満足:充実した教育と出会い

この高校で受けた様々な授業が、今の大学生活で活きていると感じています。3年生の時に必修として取った情報の授業では、タイピングの練習をしたり、エクセルやワードを使ってプロジェクトを作ったり、動画制作をしたりと、パソコンを使う知識を身に付けることができ、その知識は今とても活きていると感じています。また、この高校にいる生徒はレベルの高い様々な大学に進学するので、この人脈は一生ものだと感じています。

不満:立地が悪い

この高校は、京王線の調布駅からバスで40分、中央線の武蔵境駅からバスで20分の場所に位置していて、駅から歩くにはとても遠いです。その分、自然に囲まれているという利点はありますが、通学手段が限られており、その点でとても苦労しました。通学では必ずバスに乗らなければいけないのですが、雨などで道が混んでいたりすると、バス停への到着時間がどんどん遅れ、授業に遅刻してしまうことがよくあり、その点においてはとても不満でした。

20代女性/慶應義塾大学 薬学部 薬学科 3年生

評価:★★★★★(大満足)

満足:在校生の3分の2が帰国生

国際基督教大学高等学校(ICUHS)では、在校生の3分の2が帰国生で、その帰国場所も様々で、アメリカや中国などメジャーな国だけでなく、サウジアラビア、エチオピアなどの国に在住経験のある生徒が集まります。そのため生徒一人一人が様々なバックグラウンドをもっています。その様々なバックグラウンドをお互い否定するのではなく、受け入れあって生活しています。出る釘は打たれるということわざがありますが、それとは全く逆で、自分にはない他人の背景を尊重し合うことができる生徒が集まっています。さらに、自由な校風で、校則はガム禁止、下駄やハイヒールでの登校禁止という校則しかありません。それなのに、学級が崩壊することなく、一人一人がのびのびと学校生活を送ることができる点において満足しています。

不満:校舎が森の中にあり、制服がださい

ICUHSは三鷹にあり、大学の敷地内に高校が併設されているのですが、そもそもの大学の敷地内が大きすぎる森に囲まれています。敷地の外にでるのに10分以上かかります。さらに、最寄駅はJR中央線武蔵境駅となっていますが、そこからバスを使って15分で敷地に入るので歩くと40分以上かかります。西武多摩湖線の新小金井駅からだと歩いて10分程度で敷地に到達するのですが、この線が12分に一本しか運行していないのでとてもアクセスしづらいです。さらに森の中なので毛虫や蜂が多く危険を感じることもあります。制服がダサいところも不満の理由です。ブレザーの色は地中海色といい真っ青です。ネクタイは黄色でたくわんネクタイと呼ばれるほどです。制服は式典の時のみの着用でよいのですが、この制服を着て電車に乗ると視線を感じます。


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名無しさん
国際基督教大学高校に実際に通っている方、通っていた方へ。

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国際基督教大学高校の基本情報

  • 名称:国際基督教大学高等学校
  • 住所:東京都小金井市東町1-1-1
  • アクセス:西武多摩川線新小金井
  • 関連URL:https://icu-h.ed.jp/

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