私が新卒で入社した生命保険代理店を辞めた理由
最終更新日:2018/08/23
この記事では、新卒で入社して2年で転職するに至った、生命保険会社の代理店ことについてお伝えします。
- 生命保険の代理店に就職もしくは転職しようかなと思っている
- 生命保険の代理店の仕事内容を知りたい
- 生命保険の代理店で働いたことのある人から口コミ・評判を知りたい
筆者について
現在買い手市場になっている企業への就活事情ですが、ほんの10年程前は完全な売り手市場で、いわゆる就職氷河期が何年も続いていました。かくいう筆者もその一人で、1ヶ月5~10社の説明会や面接をこなし、落ち着いたのは就活を開始して半年経った頃でした。私と同じような状況の友人がゴロゴロいました。
そんなやっとの思いで就職できたのにもかかわらず、新卒で入社した生命保険代理店を2年で退職しました。その理由について、お話ししたいと思います。
私が生命保険代理店を辞めた理由
入社2か月目から感じた違和感
私は営業職に配属されました。最初の1ヶ月は求人募集要項に記載されていた通りの時間に帰宅命令が出されて、同期とご飯を食べたりと社会人のアフターの時間を楽しんでいました。
しかし2ヶ月目に突入すると「日々のコミットを達成した人は帰っていいよ」とのこと。
その会社は営業目標と言うのを固く守る社風ではなく、自分たちが設定した数字を日々コミットしていくものでした。もちろん、コミットできなかった場合は明日へ明日へと積み重なってしまうのですが、心の持ち用として「絶対ではない」目標だったので幾分か余裕はありました。ただそこで帰れる・帰っていた先輩社員は”全く”おらず、達成したとしてももくもくと作業しているのでした。
募集要項に記載されていた終業時間は18時でしたが、実際に帰れるのは20時でした。たった2時間ですが、自分にとってはとても長い時間でした。もちろん、見込み残業なので2時間分の手当は出ません。
コミットを達成していない自分をまずは責めるべきことですが、残業代も欲しい営業職を希望する場合は、説明会や面接の時に採用担当者さんにきちんと聞くべきでしたね。
新人はひたすらテレマ営業を繰り返す
生命保険の代理店の営業で新人に課せられる仕事は、電話帳のリストに片っ端からかけ、繋がったお客様に状況に合わせた資料を送るのがメインです。
日本全国のリストがあり、片っ端からかけていきます。留守で出なかったお宅には再度電話です。
そう言った作業が一日中延々と続くのです。
知らない人に電話をかけることに抵抗のある同期はすぐに辞めていきました。
私は幸いなことに、「資料を送り、送った先で成績に繋がる」という仕事をゲーム感覚で進めることの楽しみを見出すことができていたのでそこまで辛くなかったのですが、1年を経過すると飽きてしまいました。
嫌な部分があっても妥協できなければ続きません。我慢してしまえば自分を苦しめるだけ、とポジティブに捉え、人事納得の上で円満退社しました。
「営業や接客」に向いているのは?
日々の業務を作業化しない人
対面でも、電話営業でも、同じことの繰り返しが多いと思います。ただ、その営業相手がいつも同じということはないと思います。かつ、販売のお仕事になるとお客様一人一人のニーズが全く違います。日々の業務が作業化してしまうと、お客様のニーズにあった提案ができなくなってしまうリスクがとても高く、やがては不信感を生み出してしまいます。日々の業務を「ルーチン化」しないこと。一番はこれに尽きると思います。
表情が豊かな人
電話営業していた時代、「声で演技」とよく言われたのですが、声だけだとどうしても限界を感じました。アポ取りがうまかった同期をよく観察して見たら、対面かのように表情豊かに相手がたとお話ししていたのです。真似をして見たらとても話しやすい!顔が見えなくても表情をつけること。第一印象が良いに越したことはないですね。
仕事選びで大切なのは「意思をはっきり持つこと」
過去の就職・転職の経験から、辞める時は「意思をはっきり持つこと」がとても大事であることを身を以て知りました。もちろんその意思はどんなことがあっても揺らいではいけません。例えば、あの人と上手くいってないから、という理由を伝えても、別の部署に異動しようと人事のかたは考えるし、辞めることをやめさせようとするわけです。あの人と同じ会社にいるだけで吐き気がする、ぐらいの意思を伝えないといけないのかな、と思います。多少オーバーですが。。。
皆様の今後の人生の役に立てれば幸いです。皆様の人生に幸あれ。
いま転職する気がなくても転職サイトに登録しておいた方がいい
もし、いますぐに転職する気がなくても転職サイトに登録だけはしておきましょう。なぜなら、ストレス・疲労が限界に達すると、転職サイトに登録する気力すら無くなるから。
日々求人情報を何気なくチェックしておき、もしいい求人が見つかったら、その時から具体的に転職活動を検討してみればいいのです。
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