広告の世界に憧れていた私が、2年で広告代理店を退職した5つの理由
最終更新日:2018/08/09
このページをご覧になっているあなたは、広告代理店に勤務しているか、もしくはこれから勤務しようか迷っている人だと思います。私は学生時代に「世界のCMフェスティバル」というイベントに参加し、商品の宣伝だけでなく様々なメッセージを伝えられる広告というものに興味を持ち、広告代理店業界の世界に飛び込みました。
が、結果的に2年で去ることになりました。私が経験したことがすべての広告代理店に共通するわけではないと思いますが、これから広告代理店を志そうとしている方に、少しでも参考になれば幸いです。
広告代理店業界に入って感じたギャップ
まず憧れていた広告代理店業界に入った後に感じた、いくつかのギャップをご紹介します。
「広告入稿の締め切りまでの時間がタイトで忙しい」
お客さんから要望をヒアリングし、それを制作部署に伝え、デザインに起こしてもらい、それをクライアントに見せる、というサイクルで仕事をするのですが、このサイクルを数日で回す必要があり、非常にタイトでした。
私が担当していた不動産業界は、「先週配布した折り込みチラシの反響を確認してから、次の週末に折り込まれるチラシの案を考えたい」というお客様が多いため、月曜日にヒアリングして制作に依頼し、月曜日夜~火曜日までにお客様にチラシ案を持っていき、水曜日までにデータを入稿しなければならず、かなりタイトなスケジュールになります。また、不動産会社は水曜日が休日の会社が多いので、締め切りギリギリにもかかわらず、担当者を捕まえることがとても大変です。
自然と毎週月曜、火曜の退社時間が深夜12時~1時ぐらいになってしまいますし、それ以外の曜日もなんだかんだ雑務で帰る時間は12時になることがほとんどでした。
「休日出勤が多い」
また平日だけでなく、休日もなかなか自分の時間を確保できませんでした。私が配属された部署は不動産広告を中心に取り扱っていたのですが、不動産会社が土日祝にイベントを実施することが多く、自ずとイベントの手伝いで休日も出勤する必要があったのです。
平日も休日もプライベートの時間を確保するのは非常に困難で、次第に気持ちに余裕がなくなっていきました。
転職を決めたきっかけは残業代に対する会社の対応
私と一緒に新卒で入社したある同期がいたのですが、その同期が残業代のことで会社を訴え、揉めていました。
それ自体は「へぇ、そんなことが起きているんだ」くらいにしか思っていなかったのですが、その一件以来、上司が出勤内容の書かれた日報をすべて取り上げるということがありました。私自身は会社を退職するときに訴えるつもりもなかったのですが、「会社から信用されていないんだ」ということが伝わってきて、会社に対する信頼が薄れていきました。
そんな空気を他の社員も感じたのかはわかりませんが、マネージャークラスの方がほとんど退社していきました。そして入社した時にお世話になった部長が退職するという話を聞いた時、転職を決意しました。
広告代理店で働いた私が思う、広告代理店に向いている人とは?
では2年間と短い間ですが、広告代理店で働いてみて、どのような人が広告代理店に向いているのかお伝えしましょう。
向いている人1「コミュニケーション能力に長けている人」
当たり前に聞こえるかもしれませんが、一番重要なところです。お客様と制作の間で、お互いの希望を汲み取り、できることとできないことを双方にしっかりと伝えることが大切です。ただの御用聞きのような行動しかできない人はストレスに感じてしまいます。
向いている人2「素直な人」
わからないことはわからないと素直に人に聞ける人です。わかっていないまま仕事を進めてしまい、後戻りが出来ない状態になってから聞く人がいますが、もっと早い段階で素直に人に聞けれていれば迅速に解決できることがたくさんあります。
向いている人3「相手の言うこと丸のみせず、自分なりの考えを提示できる人」
広告代理店の営業は、顧客と制作の橋渡しをすることがとても重要です。お客様からの要望はたくさんありますが、納期が短いためできるだけこちらで選択肢を絞って提示することが大事です。選択肢がたくさんあるように見せて、お客様が選びそうな案に見当をつけておき、先に制作に伝えておくとスムーズに打ち合わせが進みます。
いま転職する気がなくても転職サイトに登録しておいた方がいい
もし、いますぐに転職する気がなくても転職サイトに登録だけはしておきましょう。なぜなら、ストレス・疲労が限界に達すると、転職サイトに登録する気力すら無くなるから。
日々求人情報を何気なくチェックしておき、もしいい求人が見つかったら、その時から具体的に転職活動を検討してみればいいのです。
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