神戸商業高校の口コミ・評判

10代男性／神戸市外国語大学 外国語学部 2年生

評価：★★★★☆(満足)

満足：商業について深く学べる

商業についての授業が授業のうち半分を占めています。商業科の授業では簿記やマーケティング、プログラミングを学ぶことができます。1年生のうちにそれらの基礎を学び、2～3年ではそのうちのどれかを選んで深く学んでいくという形です。基礎で幅広く学び、自分が興味を持った分野に対しては専門性も培うことができるのでとても良い環境だと思います。さらに興味がある方は部活動でも更に専門的な勉強ができます。神戸商業の商業系の部活は特に優秀で、県内外で高い実績を残しています。社会人でも難しい日商二級のような資格を持っている人も少なくありませんでした。

不満：校則が厳しい

他校と比べると少し校則が厳しいです。企業の方も学校によく来られるので、どうしても校則を厳しくする必要があるようです。化粧や髪を染めるのは禁止、靴下やセーターも色が指定されています。シャツを出しているとすぐに注意されます。また、高校の文化祭も友達を招待することはできず、生徒と保護者のみで行われます。携帯は持ち込み禁止でしたが、一昨年から持って行ってもいいことになりました。他の高校と比較すると多少厳しいと思いますが、通っている時は特に不満もありませんでした。自由な校風を望む方には向かないかもしれません。

20代女性／流通科学大学 商学部

評価：★★★★★(大満足)

満足①：資格がとれる

神戸商業高等学校は名前のとおり、商業に特化した学校です。毎年６月と１１月に様々な資格試験が行われるのですが、授業の一環として全員受験させられるので、嫌でも資格がとれます。もちろん、不合格の場合もあるのですが、通常どおり授業を受けていて、よほどサボっていなければ合格できます。当時は正直言って、興味のないジャンルに関してはめんどくさいと思ったこともありましたが、いまはバイトの面接などの様々な場面で履歴書に書けるので、受けて良かったと思います。

満足②：就職に強い

私自身は大学進学を選んだのですが、神戸商業高校からは大学進学よりも就職を選ぶ子が多数います。クラスも２クラスは進学クラス、３クラスは就職クラスと、やはり就職に力を入れています。代々先輩方が就職していった企業からの枠があるので、神戸商業出身というだけで受かりやすかったりします。さらに、前述した通り、簿記や電卓珠算などの商業系資格保有者が多いので、自然と同世代の子たちと比べると就職も有利になっています。

不満①：服装に関しての校則が変わっている

神戸商業高等学校は服装に関しての校則が少し変わっています。今どきの女子高校生といえば、紺のハイソックスが普通だと思うのですが、神戸商業高校は紺色のくつ下が校則でダメだと決められていました。しかし、白色だったら何でも良いので、今では昔のギャルが履いていたと思われるような長いルーズソックスはＯＫでした。どう考えてもルーズソックスのほうが身なりがおかしいと思われるのではないかと意見したこともありましたが、卒業まで変わることはありませんでした。

不満②：隣の高校と比較される

神戸商業高校の隣には、星稜高校という学校があります。昔は同じ学校だったのですが、神戸商業から分校して星稜高校が設立しました。星稜高校は神戸市内の中でも１.２を争うほどの偏差値の高い学校です。なので、学校近辺にゴミが落ちていると証拠も根拠もなく、神戸商業高校のせいにされていました。また、星稜高校は私服登校もＯＫ、髪色も自由だったので変な髪色の生徒も多数いましたが、それも全て神戸商業高校の生徒だと思われていました。制服がほとんど似たようなものだったため、悪いことは全て神戸商業のせいにされることが不満でした。

満足度：とても満足

無理に時間をかけて勉強しなくても、学校へ行って授業を受けているだけで自然と資格が増えていくので通って良かったと思います。今では履歴書の資格欄が埋まってしまい、これ以上書けないほど保有しているので、アルバイト先の店長にも話題にされたりなど、世間一般の大人からの信頼が勝手に出来るので得しているなと感じます。