東葛飾高校の口コミ・評判

最終更新日：2024/05/06

口コミ・評判
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東葛飾高校の卒業生から聞いた、東葛飾高校の魅力や雰囲気、特色をご紹介します。「校是を大事にする」「自由放任」など、良い口コミや悪い評判を含めたリアルな声をお伝えしますので、東葛飾高校に対するイメージを具体的にしたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。

※画像は関連URL(基本情報欄参照)より引用

OB・OGによる東葛飾高校の口コミ・評判一覧

20代女性／学習院大学文学部フランス語圏文化学科卒

評価：★★★★★(大満足)

回答：2023年11月

満足：自主自律の校風で自由

校風として自主自律の精神を掲げており、制服の指定がありませんでした。好きな服装で毎日過ごせたのは多様性への理解も進み、自分の好みにも忠実で入れて精神的に気持ちが良かったです。学校行事も毎年決まったイベントがありますが、内容は毎回生徒が主体となってアレンジされて本当に楽しめるものでした。やらされている雰囲気はなく、苦手なイベントでも全員が活躍できるように工夫する動きがあったためみんなが楽しめました。学力レベルの高さよりそういった自由な校風がのびのびと過ごせるいい環境だったと思います。

不満：ハエの飼育をさせられた

生物の授業の一環で、通称「ハエレポ」というハエの飼育記録をする授業がありました。全員に数匹のハエが配られ、ペットボトルの中で飼育しながら繁殖の様子などを記録するのですが、虫が苦手な私からすると苦痛で仕方ありませんでした。受験勉強にもさほど役に立つわけではなく、ただ毎年必ずその先生の授業で行われているものだったようで、生物の担当が別の先生だったらやらずに済んだこともあって何故こんなことをやらされているのだろうと思っていました。

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20代男性／筑波大学社会学類卒

評価：★★★★☆(満足)

回答：2022年9月

満足：自由でかつキャンパスライフ

首都圏や茨城県、埼玉県などから来る生徒も多く、色々な所から来ています。自由な校風なので受験勉強なども詰め込みで行うことなく、やりたい人だけが熱中する事ができる環境です。最近は医学部や歯学部などの進学にも力を入れていることもあり、1年生から文系・理系と分けることなく満遍なく授業を受けます。制服がなく、私服や金髪なども大丈夫な校風です。多様性を重んじた考え方を尊重し、バランスの取れた環境です。

不満：特になし

市外から来ている人が少数の為、附属中学校からの進学や大半が近隣地域の人で構成されています。新しい環境下に慣れるのはなかなか大変だと思います。先生は個性が強く、合わない事もしばしばあります。とびぬけてできる人は国立医学部や旧帝大などに2年生の段階で普通に合格できるほどの実力者と競争となると次元が違い関わる事はないと思います。大学進学の際には高ランクから低ランクのところに進学する人もいます。

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10代女性／武蔵野大学薬学部薬学科 1年生

評価：★★★★★(大満足)

回答：2022年9月

満足：充実した高校生活を送ることができる

スポーツ祭、合唱祭、文化祭は合わせて『三大祭』と呼ばれ、全校生徒が大いに盛り上がります。スポーツ祭ではクラスごとにデザインしたお揃いのTシャツを作成し着用するだけではなく、クラスメイトや先輩・後輩などがTシャツにメッセージやイラストといった落書きをし合います。スポーツ祭が行われる3日間だけでなく、その準備期間もすごく楽しいです。また、大きな魅力としては「校則がほぼないに等しい」ことが挙げられます。下駄登校以外は基本的になんでもできます。私服登校、ピアスを開けるもよし、髪を染めるもよしです。部活によっては禁止されているものもありますが、多くの人が好きな格好をしているので、充実した高校生活を送るにはもってこいだと思います。

不満：校舎が古い

新しくできた1号館はトイレを含めてとても綺麗なのですが、ロッカーが教室内にあるため、他の館の教室よりも狭くて圧迫感があります。また、前後の人との間隔も狭いため、少し過ごしにくさを感じることがありました。2・3号館は古いのでトイレが汚かったり、教室の床に凹凸があり、机やイスがガタガタすることがしょっちゅうでした。雨が降っている時に1号館1階から2号館に移動するとびしょ濡れになる、2号館と3号館は2階からしか移動できないなど、不便な箇所が複数あります。体育館は雨漏りします。一部分だけではなく色々な所で雨漏りするため、雨が降ると体育館で行う部活動にも大きな支障がありました。

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20代男性／千葉大学工学部総合工学科 2年生

評価：★★★★★(大満足)

回答：2021年2月

満足：自由

自主自立を重んじる校風です。この高校は千葉県で唯一制服がない高校であり、生徒の自主性が重要で一人一人の個性が見られます。校則はほとんどなく、生徒が学校に縛られることなく、学校側が個々の伸びしろを潰すことなく、それぞれの長所を伸ばしていくことができます。授業ではコミュニケーションを取ることが多かったり、行事も生徒主体で行われることが多いため、自分のやりたいことがやりたいように行えます。教師が生徒を放ったらかしのようにも思えますがそんなことはなく、大変な時には優しく手を差し伸べ、生徒自身が成長できる時には自分に任せるという二人三脚で力をつけることができます。

不満：台風時の対応

ほとんど不満はないのですが、強いて言うならば学校側が生徒を大切に思っていない時があると感じるところです。普段は校則もほとんどなく自由に生活できるのですが、不思議に思ったのは日本に台風が近づいている時でした。通学でほとんどの生徒が利用する電車が遅延、そして運転見合わせになっているに関わらず、休校にせず授業を決行しました。ほとんどの生徒が学校に来れていないにも関わらず授業を始めようとして、人数が少ないゆえに自習になることがありました。

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10代女性／早稲田大学商学部 1年生

評価：★★★★★(大満足)

回答：2020年12月

満足：寛容

校則や先生の介入が殆どなく、個人の意思が最大限に尊重されるからです。だからこそ各々の個性を受け入れる雰囲気があり、自分らしさをさらけ出せる、ひいては自分らしさを見つけることができます。道徳的なルールや常識的なルールは当然守る必要がありますし、先生方も教員として生徒を律することはあります。ですが、それらを守り受け入れることで磨かれた個性は、社会でも通用する人間性となると思っています。人格や人間性といった目に見えないものも育むことができる点は、非常に魅力的でした。

不満：設備が不十分

公立高校なので仕方がないとは思いますが、校舎や冷暖房の設備が十分ではありませんでした。棟が複数あるのでそれぞれの築年数や構造は違うのですが、ある棟では雨漏りやタイルの破損が見られました。教室についてもドアが非常に開きにくくて苦労することもありました。冷暖房について、冷房はついているのですが扇風機が十分に機能しないため、冷気が循環しませんでした。暖房はないので未だにストーブで対応しており、こちらも温度調節で非常に苦労しました。ただ、私服なので各自衣服を調節することで快適に過ごしていました。

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20代女性／国際医療福祉大学看護学部 2年生

評価：★★★★★(大満足)

回答：2020年8月

満足：自由度が高い

自主自律を掲げている通り、生徒主体での活動が盛んです。そのため、行事に関しても自由度が高く、とても充実した学校生活を送ることができます。特に大きな行事であるスポーツ祭は3日間行われ、とても盛り上がります。行事などの楽しいことのみが自由ではなく、生徒総会や選挙等の運営も生徒が行うため、将来につながる様々な力を身につけられる場だと思います。さらに勉強にも真面目な人が多いため、文武両道が実現できる環境であることも満足している点です。先生方の展開する授業は学べることが多かったと思っています。

不満：校舎が古い

県立かつ歴史ある学校なのでしょうがないことではありますが、トイレや校舎は綺麗とはいえないかもしれません。部活動で校舎に寝泊りした際に、夜の廊下に虫がでることもありました。新しくできた中学校との差が結構あるように感じたのを覚えています。私立に比べたら設備が足りないところもあるかもしれませんが、すごく気になる程でもありませんし、普通の公立くらいだとは思います。掃除は生徒がしているので中学校のような感じです。

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10代女性／千葉大学教育学部中学校教員養成課程

評価：★★★★★(大満足)

回答：2019年

満足：校是を大事にする

高等学校でありながら教員の介入が必要最低限で、校是である自主自律の精神に則って、学生がさまざまな活動を行っています。例えば、スポーツ祭や文化祭などは、開催日程から経費などのお金の面までそのほとんどを学生が担って運営をし、その分責任を負い、できる限り大人に近い活動をすることができます。文化祭などのイベント活動だけでなく、授業や進路も自分の責任のもと進めていき、教員から助言をもらいながらではありますが、自分で考え、自分で決められるところがとても満足しています。

不満：自由放任

校是の自主自律のもと自己責任で何でもできる反面、自由放任で問題が起こることも多いです。実際に、文化祭のときに当日売る予定だった食品が前日になってキャンセルされ、初日はクラス活動が中止、２日目も食品集めにクラス全員で近くのお店を回ることがありました。また、2年生から文理分けのコース選択がありますが、これも自己決定のため、進路によっては２年生から取っておきたい科目も、選択を間違えると卒業まで取ることができなくなってしまうこともあります。

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20代女性／慶應義塾大学文学部人文社会学科 3年生

評価：★★★★★(大満足)

回答：2019年6月

満足：自律する力が身につけられた

私服の高校で、校則も2つしかない自由な校風でした。そのため、自己責任で学校生活を送る必要があり、自由すぎて謳歌するあまり勉強もせず堕落していく人と、自由な環境の中、生徒会活動や部活動、課外活動などに取り組んで、自分の見識を広めようとする意識の高い人に大きくわかれる高校でした。私はこの高校で、｢自律｣を学び、それを実践できた場だったので満足しています。先生方も生徒の自律性(自立性もですが)を尊重して応援してくれたので、学校生活に大満足です。

不満：現役進学への意識が低い

自由な校風ゆえに、｢学校での勉強より大切なことがある｣と考える学生が多いことです(最近はそうでもないようですが)。学校の勉強よりも学生の活動に力を入れる人が多く、特に行事が盛んなので、受験勉強を犠牲にして学生活動に捧げてしまう人が多くいます。学期末テストの順位も発表されず、初めて自分の校内での順位がわかるのは、高校三年生になって模擬試験を受けた時にでる数字です。勉強への期待が高い人にはあまりオススメできません。

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20代女性／早稲田大学文化構想学部 2年生

評価：★★★★★(大満足)

回答：2019年7月

満足：自主自律

先生方による介入が少なく、三大祭と呼ばれるスポーツ祭・合唱祭・文化祭をはじめ、入学式などの式典行事の一部ですら生徒の手によって作り上げられます。部活によっては、部の運営そのものを生徒がやっている場合もあります。大学に入り、学友にこの話をすると、「まるで大学みたいだね」というような反応が返ってきます。高校の３年間で、責任ある立場を任されたり、大勢をまとめたりするようなことは、この学校ならではの経験であったと強く感じています。

不満：先生による規制が厳しい

学生運動が盛んであった頃に、この学校は私服になり、一時期は定期テストすら廃止となった時代がありました。しかし、近年は勉学のためにスポーツ祭の開催期間を短くすることや、附属中学校が併設されたことによる高校生への行動の制限などが教師陣から挙げられています。時代の流れだ、と言われてしまえばそうなのかもしれませんが、ここはぜひとも伝統ある自主自律校として、生徒の自由を守り抜いてほしいと感じます。ただし、自由の意味を履き違えないように、ということだけは伝えておきたいと思います。

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