【体験談】私が准看護師の仕事を辞めたい、つらいと感じている理由

このページでは、准看護師を「辞めたい」「つらい」と感じている理由について、実際に准看護師の仕事をされている方の体験談をご紹介します。最後には、准看護師の仕事に向いている、おすすめな人はどんな人かも併せてお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

回答者プロフィール

属性：20代前半(女性)
お仕事：准看護師
雇用形態：社員
エリア：群馬県

准看護師の仕事とは？

－－まずは、仕事内容を教えてください。

精神科病院の開放型の病棟で勤務しています。主に自分の受け持ち患者さんへの退院支援が仕事です。退院支援としては内服支援、金銭管理支援、作業への参加の促し、日常生活動作の支援、患者さんに合った退院先を探すことなどがあります。

その他、患者さんの精神的ケアや精神症状に対する看護も行います。場合によっては身体的な介助、看護も行っています。そして患者さんだけではなく、そのご家族の精神ケアや状況の説明も仕事のひとつです。

また、ご家族と主治医と患者さんの橋渡しの役割も担い、それぞれの意見が噛み合うよう調整をすることもあります。

准看護師を辞めたいのは「仕事が多く、その割に給料が安いから」

－－准看護師における仕事がつらい、辞めたいと思う理由は何ですか？

仕事が多く、その割に給料が安いからです。

－－詳しく教えてください。

述べたとおり、仕事内容は幅広く多様化しています。そのうえひとりひとりの患者さんによって関わり方やアプローチを全く変えなければなりません。

例えば金銭管理が出来るよう支援をするためにお小遣い帳を作ることにするとします。その場合、ノートに線を引いて書き込むというやり方が有効な人もいれば、こちらでパソコンを使い専用のシートを作る必要がある人もいます。まずどのやり方が良いのか見極めるということに多くの時間と労力を使います。そして見極めるためにはその患者さんとコミュニケーションをとる必要があります。そうなると他の患者さんに割く時間も、記録や処置など他の業務に割く時間も減ってしまいます。しかし仕事は減りません。

また、精神科特有かもしれませんが、突然患者さん同士でトラブルを起こしてしまうこともあります。そうなるとそのトラブルを沈静化させるためだけでなく、他の患者さんを不安にさせたりしないよう病棟のほぼ全スタッフが業務の手を止める必要があります。その結果、多くのスタッフが休憩を返上し自分の仕事に時間を使っている状況です。しかし給料は他の病院に比べてかなり少ないです。

－－これからどうしていこうと考えていますか？

業務自体は嫌いではなく、精神科で働くこと自体は好きなので、同じ精神科の病院か精神疾患を持つ方の利用する施設などを探してみようと思っています。同職種の友人に声をかけて評判や実際の様子を聞いてから、現状より良いところがあれば転職をしたいと思います。

准看護師に向いてるのは「忍耐力があり粘り強い人」

－－准看護師での仕事に向いてるのは、どのような人だと思いますか？

忍耐力があり粘り強い人です。

精神疾患を持つ方たちはその病気のせいで不安が強まったりすると、手助けをしているスタッフにも攻撃的になることがあります。そんな時にも感情的にならず、病気のせいで患者さんが辛い思いをしているんだと思えるような忍耐力が必要となります。

また、患者さんによっては何年もかけて関わりを持たなければ信頼してくれない方、何度こちらから声をかけても話が伝わりにくい方もいます。それでも諦めず何度もトライしていくような粘り強さも大切です。

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