盛岡第一高校の口コミ・評判

最終更新日：2022/06/21

口コミ・評判
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盛岡第一高校（通称「盛岡一高（もりおかいちこう）」「盛一（もりいち）」）の卒業生から聞いた、盛一の魅力や雰囲気、特色をご紹介します。「文武両道」「古い伝統が引き継がれ続けている」など、良い口コミや悪い評判を含めたリアルな声をお伝えしますので、盛岡一高に対するイメージを具体的にしたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。

※画像は関連URL(基本情報欄参照)より引用

OB・OGによる盛岡第一高校の口コミ・評判一覧

10代男性／東北大学理学部 1年生

評価：★★★★★(大満足)

回答：2020年10月

満足：勉強環境が整っている

偏差値の高い学校で、多くの人が難関・最難関大学や医学部を目指しており、そこを志望する人にとっては競い合う環境が整っています。模試も種類を豊富に扱っており、多い人は学校だけで年に10回以上は少なくとも受けることになります。（その他にも塾などで受けることもあると思われるので、実際数はもっと増えると思います）先生方もとても積極的に指導してくださり、分からないことを質問すれば基本的に対応してくださって解決することができます。

不満：生徒会活動

本校では生徒会による何かの活動がほとんどありません。行事に関しては生徒に一任されるようなかたちで行われ、この際には生徒会の方々が中心となって運営されるのですが、他の日常的には活動はほとんどありません。例えば、生徒朝会や募金活動、ボランティアなどは全くありません。意見箱のようなものも存在しないので、本当に活動が少ないと思います。このことにより生徒総会は形骸化しており、時間の無駄とも思われる生徒総会が開かれることには退屈です。

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10代男性／岩手大学農学部 4年生

評価：★★★★★(大満足)

回答：2020年5月

満足：遊びと勉強の切り替えができる

満足している点は、遊びと勉強の切り替えの良さが圧倒的に良いところです。私の出身高校には、他の高校と比べて数多くの個性的な伝統行事がありました。例えば、私の高校には他の高校でやるようなスポーツ祭（6月）のほかに学校創立を記念した大運動会（5月）があり、こちらでは行事の前日に宣伝もかねて一年生生徒が仮装をして盛岡市内を練り歩いたり、当日は綱引きや、棒倒し、さらにはラグビーボールを使う一風変わった玉入れなど、徹底して遊びつくします。そういった行事期間は勉強よりも行事にエネルギーを注ぐよう、先生も指導していましたが、それらが終わると人が変わったかのように勉強に力をいれます。私はこのような遊ぶときは徹底して遊び、勉強するときはとことん勉強する、という風潮が非常に好きでした。

不満：進路選択時のプレッシャー

逆に、私が高校に対して不満を感じているのは進路選択時のプレッシャーの強さです。私の高校は岩手県内ではトップの進学校ということもあり、私の在学していたころは「（東北地区の難関校である）東北大学に合格するのがスタンダード」みたいな風潮が少なからずありました。確かにきちんと高校のカリキュラム通りに勉強をしていれば、それは可能だと思うのですが、一方で生徒の中にはマイナーなことを勉強したいという人もおり、それらの人たちが進路選択をする際に先生や親から（自分の勉強したい学問領域を扱ってないのに）東北大学等の難関校を強く勧められることが多く、そういう人にとっては、高校3年の三者面談などの際に多少苦労すると思います。もし初めからそういった分野に進みたいと思っている人は、早い段階から親と進路について話しあって同意を得れるようにしておいた方がいいと思います。

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20代男性／盛岡第一高校卒業

評価：★★★★☆(満足)

回答：2020年5月

満足：伝統が残っている

私の通っていた高校は、バンカラによる応援歌練習など古臭い伝統が残っていました。当時は、なんで未だにこんなことやってるんだと思うこともありましたが、今振り返ると貴重な体験ができたなと感じています。無意味なことに一生懸命取り組めるというのは、とても楽しいし大事なことだと思います。今や危険といわれている騎馬戦や棒倒しも、私たちの運動会ではしっかりやりました。たとえけが人が出ても辞めない学校の方針が、今では素晴らしいと思っています。危ないからという理由で規制してしまうのは、やはりつまらないです。

不満：進学に偏りがある

進学校なので仕方がないのかもしれませんが、やはり先生方のなかで生徒たちに国公立大学に行ってほしいという空気がありました。私立を目指す人たちは何となく下に見られてしまう空気がありました。私立志望の友達は結局自分で勉強していました。私自身は国立大学志望だったので当時は何とも思っていませんでしたが、結局大学は自分に合わず辞めてしまいました。偏差値の高い大学ではなく、生徒一人一人にあった進路を選ばせてあげる必要があったと思います。

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20代女性／東北芸術工科大学デザイン工学部映像学科 2年生

評価：★★★★☆(満足)

回答：2019年11月

満足：勉強と運動が両立出来る

先生との距離がとても近く、親身に生徒の相談に乗って下さるところに満足しています。私の場合は進路が親の希望と一致していなかった為、喧嘩をしていましたが、面談の時や、受験の時、合格した時に、自分の進路を大変喜んで、心から応援して下さいました。授業中の分からない問題の質問や、テスト期間の時も、丁寧に教えて頂いたので苦手を克服する事が出来ました。化学は特に好きな教科になりました。

不満：研修旅行の自由時間が短い

他の学校とはまず名前が違うと思いますが、修学旅行ではなく研修旅行と言われ、自由時間だけでなく勉強する時間（講演会）がありました。自由時間は多くて1日だった気がします。ほとんどが全体で同じ場所に行くので、もっと自分達が行きたい所に行かせて欲しかったと今では思います。私達の代は3箇所の研修旅行先がありましたが、今では関西のみとなっていると聞きました。3箇所の中から選べるのがとても楽しかったので、無くしてしまったことは非常に残念に思います。

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10代女性／岩手大学教育学部学校教育教員養成課程 1年生

評価：★★★★☆(満足)

回答：2019年10月

満足：県トップの進学校

他県のトップ校と比べると偏差値では負けてしまいますが、それでも岩手県内でトップの高校なだけに、優秀な生徒が多く、良い意味で気の抜けない学校生活を送れたのが、良かったと思います。何をやるにも一生懸命で、目標に向かってひたむきに努力できる人達が集まっています。また、浪人をしたとしても入りたい大学を目指す、という考えが浸透しているため、浪人ということに対して見下すような人がいないことも素晴らしい点だと思います。

不満：地方進学希望者へのサポートが薄い

進学校ということで、レベルの高い大学への進学を目指す風潮があり、私のような地方進学者への進学サポートが少し手薄では、という印象を受けました。受験前の講座でも、全員が受けなければいけない割に、その内容は偏差値の高い大学への進学を前提としたものが多く、あまり地方大学受験の対策にはならなかったようにも感じられました。講座を受けることにより学力は上がるものの、全く傾向の違う大学の対策ばかりで、肝心の自分が受ける大学の対策は、1人で別にやらなければならない状況が多かったように感じます。

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20代女性／東北医科薬科大学医学部医学科

評価：★★★★★(大満足)

回答：2019年

満足：文武両道

伝統ある高校で、岩手県内随一の進学校であるにもかかわらず、様々な部活動において優秀な成績を収めています。生徒だけではなく先生方も熱心で、生徒とともに高みを目指してくれているからだと思います。また、社会に広く貢献できるように、グローバルな視野を育む教育環境も整っています。教訓の「忠実自彊」のもとで、学業はもちろんのこと、様々な部活動や文化的な活動においても自らが努力することができる学校です。

不満：古い伝統が引き継がれ続けている

人の性格でも長所と短所は紙一重であるように、伝統校であるということは良い面も悪い面もあると思います。平成30年で創立138年を迎えましたが、時代が変わっても、厳しい応援歌練習や創立記念日に行われる運動会などがずっと続いています。大切にすべき伝統と、改善したほうが良い伝統があると思います。進路指導においても、基本的には生徒自身の目指す進路を尊重する指導していますが、先生方の現役合格をさせたいという思いから、チャレンジさせるというよりは生徒の成績で行ける進路を勧める場合もあります。その点では、先輩方の功績に劣らないような実績を、というのが現役生と先生方への負担になっているようにも感じられました。

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10代男性／東北大学工学部電気情報物理工学科 2年生

評価：★★★★☆(満足)

回答：2019年5月

満足：教育制度が整っている

岩手県では県内一の偏差値を誇る公立高校であり、放課後は図書館を開放しています。また岩手大学も近く、校内が閉鎖した後も大学の図書館勉強することも可能です。そして高校三年時のセンター試験後には東北大学等の難関大学向け、東京大学等の超難関大学向け、難関私立大学向け等の授業を分けて行うことで、自分に合った勉強をすることが可能です。

不満：応援練習がきつい

盛岡第一高校では昔ながらの応援であるバンカラ応援を行っています。新入生が4月に入学した直後に1週間にわたる応援練習が始まります。授業も短くなり、一日合計3時間も超える応援練習が行われます。入学式の頃には応援歌CD、歌集が配られています。体育館等で部屋を暗くし、1年生を均等な間隔で並ばせ1年生だけで歌わせますが、3年生が見回っており、わからなそうな人に歌詞を聞き、わからなかった人は座らせて歌詞を覚えさせます。これが1週間も続くと心が病んできます。

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