【体験談】私が介護士を辞めたい、つらいと感じている理由

このページでは、介護士を「辞めたい」「つらい」と感じている理由について、実際に介護士の仕事をされている方の体験談をご紹介します。最後には、介護士の仕事に向いている、おすすめな人はどんな人かも合わせてお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

回答者プロフィール

属性：40代前半(女性)
お仕事：介護士
雇用形態：社員
エリア：香川県

介護士の仕事とは？

－－まずは、仕事内容を教えてください。

デイサービスで介護士をしています。身体に障害があったり、知的に障害のある子どもさんが、学校が終わった後の放課後や学校が休みの土日に来て過ごす場所がデイサービスです。デイサービスに来る子どもの年齢は３歳くらいから高校生までです。障害については、脳性麻痺で車いすの子どもさんや自閉症で言葉のやり取りが難しい子どもさんもいます。

デイサービスでの子どもたちの活動内容は、勉強（一人一人の能力に合わせた課題）、体を動かすプログラム（エアロビ、卓球、散歩など）、調理実習、工作等、様々です。一人一人の障害の特性や年齢に合わせたプログラムを提供し、一人一人の発達を支えます。そのため、一人ずつに支援計画を作成しています。

介護士を辞めたいのは「体力的にも精神的にもきつい仕事の割に給料が安いから」

－－介護士における仕事がつらい、辞めたいと思う理由は何ですか？

体力的にも精神的にもきつい仕事の割に給料が安いからです。

－－詳しく教えてください。

デイサービスには様々な障害の子どもさん、幅広い年齢の子どもさんが来ます。そのため、障害に対する知識や対応方法は一人一人違います。子どもさんの障害やその時の状態によっては、パニックで暴れてしまう子どもさんもいます。

高校生の男の子が暴れてしまうと女性スタッフでは力でかなわないので大変です。しかし、実際の現場では、男性スタッフが少ないため、女性スタッフが対応せざるを得ないことがあります。また、身体障害の子どもさんの場合は、車いすからの乗り降りやトイレ介助という、力が必要な場面も多くあります。そのため、保護者さんや学校の先生からの情報収集と、しっかりとした支援計画が必要になります。計画を作成するには専門知識も必要となります。

そのような体力的にも精神的にもきつい仕事であるにも関わらず、国が決めた制度上、障害児のデイサービスで働くスタッフの給料はとても安くなっています。しかも、体力的にきつい仕事なので、年齢的に限界があります。将来的にも給料が上がることが期待できない職場です。

－－これからどうしていこうと考えていますか？

10年以上この仕事をしているので、他の仕事に転職する自信はありません。しかし、このままでは将来の経済的な面が不安なので、副業をしつつ、社会福祉士の資格取得を目指し、同じ業種で給料が少しでも上がる役職につけるよう頑張りたいと思っています。

介護士に向いてるのは「体力のある若い人で社員ではなくパートやアルバイトをしたい人」

－－介護士での仕事に向いてるのは、どのような人だと思いますか？

体力のある若い人で社員ではなくパートやアルバイトをしたい人です。

子どもと関わって身体を動かす仕事なので、まず何よりも体力が必要です。そのため、若い体力のある男性が向いていると思います。特に障害がある子どもさんが相手なので、車いすの乗り降りやトイレ介助等、力が必要な場面が多くあります。また、社員として働いたとしても現場で子どもと関わる介護士である限り、将来的に給料が上がることが期待しにくいので、パートやアルバイトでの仕事を探している学生さんや主婦の方に向いていると思います。

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