東京学芸大学附属高校の口コミ・評判

最終更新日:2023/11/25


東京学芸大学附属高校の卒業生から聞いた、東京学芸大学附属高校の魅力や雰囲気、特色をご紹介します。「生徒の自主性を尊重する」「校舎が古い」など、良い口コミや悪い評判を含めたリアルな声をお伝えしますので、東京学芸大学附属高校に対するイメージを具体的にしたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。

東京学芸大学附属高校
東京学芸大学附属高校
※画像は関連URL(基本情報欄参照)より引用

OB・OGによる東京学芸大学附属高校の口コミ・評判一覧

20代男性/東海大学 医学部 医学科 2年生

評価:★★★★★(大満足)

満足:校則が緩い

僕が通っていた東京学芸大学附属高校は校則が緩く、100年以上の伝統がある高校です。昔は東京大学に150人ほど進学するほどの進学校で、今でこそ落ちましたが、30人ほどは継続的に東京大学に進学しています。これほどの進学実績がありながら校則が緩く、管理体制は全くないです。各々が必要な勉強を必要に応じてやる必要があり、良く言えば自主性を鍛え、悪く言えば怠惰になりやすい環境でした。そんな環境なので、勉強だけに皆が重きを置いているわけではなくそれぞれが多くの趣味を持ち、皆が皆何かに長けていました。そんな環境が僕は好きでした。

不満:校舎が古い

伝統がある分、校舎も古いです。学校側はレトロだといってその古さを長所に捉えていますが、僕は最初こそ環境を気に入っていましたが、綺麗好きなためトイレや教室の隅などが朽ちている木造と石造の融合建築物の校舎に少し抵抗がありました。また、教室の机は特に酷く、勉強をするために鉛筆を持って紙に文字を書くと机のせいで紙に穴が開く、そんなレベルでした。勉強をするためには下敷きも必要で、机の広さも十分にはないので必要なものだけを机に出して勉強をする環境でした。

20代女性/横浜市立大学 医学部 医学科 3年生

評価:★★★★★(大満足)

満足:学生生活を全力で楽しめる

校外学習が多くあることが学生としての醍醐味だと感じました。1年時の地理実習では都内の地形や文化について学びながら1日かけて散策します。地学実習では三崎の断層を観察し、地層について自身の目で学びます。授業に関しては1・2年生でほぼ全ての基礎科目を学びます。多くの高校は2年生から選択科目となりますが、3年生から選択科目となることで多くの科目に触れることができ、幅広い進路を視野に入れることができます。体育祭や文化祭、球技大会といったイベントは学生でしか味わえないものです。3年時には文化祭でクラスごとに演劇を行います。演出からキャストや裏方までクラス全員で分担して行い、半年ほどかけて準備を行います。私自身はキャストを担いましたが、一生に一度しかできない貴重な体験でした。学業、生活ともに満足できる学校だったと感じています。

不満:特になし

私自身が不満に思う点はなかったため、一般的な意見を述べます。最も大きな点としては大学受験のサポートがほぼない点だと思います。3年時から選択科目が始まる時点で他の高校の学生と差がつきます。授業のスピードをベースにして大学受験を乗り切るのはかなり難しいと思います。しかし、私個人の意見としては高校は塾ではないので、大学受験が目的ではありません。高校の間にできることを精一杯経験するのが良いと思っています。3年時に文化祭で演劇を行うことにより、夏休みが準備の時間に大きく割かれます。しかし、勉強を優先したい人は優先して良いと思います。高校は中学までと違い、自分で選択できることも増えると思うので、高校に不満を抱かずに自分で考えることも大事かと思います。

20代男性/東京大学 前期教養学部 理科二類 2年生

評価:★★★★★(大満足)

満足:自由

満足している点はとにかく自由なことです。校則も少なく、生徒の自主性が重んじられています。だからといって、秩序が乱れているというわけではありません。在籍する生徒のレベルが高いためにお互いに刺激しあい、密度の濃い高校生活を送ることができました。特に高校の代名詞である辛夷祭では三年生はクラスで一つ演劇を行います。台本選び、役決めなどすべてが生徒主導で行われ、夏休みはほぼすべてを演劇に捧げます。最高の青春を味わうことができ、一生つながりを持つであろう最高の仲間ができます。このように、母校は自由を重んじた校風であり、生徒は自分の思い描いた高校生活を送ることができるのが魅力です。

不満:受験勉強の時間がとれない

まず、高校三年生の9月に文化祭があり、その準備に追われる三年生は夏休みはあまり勉強に充てる時間が取れません。だからと言って、カリキュラムがほかの高校に比べて早いわけでもなく、文系理系が分かれるのも3年生になってからです。そのために毎年浪人生が多く出てしまうというのが欠点の一つではあります。もちろんうまく両立をし、難関大に現役合格する生徒がいるのも事実ではあります。しかし、自分も含め高校生活を文化祭にささげるか、受験にささげるかの二択をどうしても迫られてしまいます。

10代男性/東京工業大学 生命理工学院 1年生

評価:★★★★★(大満足)

満足:教師の質が高い

日本最高峰の進学校ということもあり、教師の質が非常に高いです。時には高校の指導要領外のことまで、生徒の興味を掻き立てるように指導してくださいます。理系科目では実験の授業も多く、ただ教科書を読み上げるだけではない、この高校でしか受けられないような魅力ある授業が展開されています。また、質問などをすればどなたも丁寧に対応してくださります。受験指導も手厚く、例えばメールで志望校の英作文の添削を依頼すると、翌日までには大抵丁寧に添削指導の返信をくださったりして、非常に助かりました。

不満:校舎があまりきれいではない

もちろん自分の通っていた高校はこの高校のみであるため、在学中はあまり気になる事はありませんでしたが、近年になって大学や、他の高校を訪問する機会が増え、その校舎があまりきれいではないことに気が付きました。例えば廊下や壁に所々ひび割れている部分があったり、机などがあまりにも古くて扱いづらいことなどが挙げられます。よく言えば趣のある校舎ではありますが、率直に言ってしまえばあまり新しく清潔な感じのしない、古臭い校舎でした。

20代男性/一橋大学 経済学部 経済学科 2年生

評価:★★★★☆(満足)

満足:生徒のレベルが高い

生徒一人一人のレベルが高かったため、周りに合わせて自分も勉強することが出来ました。私の高校は生徒の半分くらいが東京大学を目指していました。その中で自分も東京大学を目指していましたが、勉強のモチベーションを保つことが出来ませんでした。するとこの高校の友人たちは皆自分のモチベーションが保てるように一緒に勉強するように誘ってくれたりして、東京大学は無理でしたが一橋大学に受かることが出来ました。これはやはり受験においてレベルの高い生徒がたくさん入ることのメリットであると思います。

不満:授業のレベルが低い

受験前なのにも関わらず、受験と関係のない授業をする先生もいて、本当に進学校として生徒を良い大学に受からせようとしているのかという疑問を抱いてしまいました。そのため、生徒は耳栓をして自分の勉強に集中する人などもいて、学校として正しいのかと疑問に思うことが多々ありました。かくいう私も勉強したいため授業を早退して、自習室や図書館に行って勉強することが多く、その方が効率的であると感じました。受験に対する先生の意識を変えることが大事だと思います。

20代男性/上智大学 理工学部 情報理工学科 卒

評価:★★★★☆(満足)

満足:周りのレベルが高い

周りの生徒の学力面でのレベルが高いため、自然と自身もレベルの高い大学を目指すようになる環境がとても良かったです。また、受験時においても多くの生徒が自身の目指す大学を妥協することなく受験します。その結果が不合格であったとしても、浪人等でその大学に再度チャレンジする生徒が多く、浪人に対する抵抗感があまりないのも個人的には良いと思います。就職する生徒はほとんどいないため、受験時の一体感はこの学校ならではだと感じます。

不満:学校側のサポートが充実していない

多くのレベルの高い生徒が集まる一方で、みんな塾に通って学力を伸ばします。学校で行われる授業は一般的な高校と変わらず、私立の中高一貫校のように先取りで履修を行ったりすることはありません。さらに受験対策も学校側では熱心には行われないため、意志が弱いと勉強をしなくなる環境になっているところが不満だと感じます。塾などに通わずとも良いような授業の進め方や、受験の対策がもう少しされると良いと思います。

10代女性/早稲田大学 商学部 1年生

評価:★★★★☆(満足)

満足:文化祭が楽しい

附属高校の文化祭では、1年生の時にゲーム系の出し物、2年生の時に食品販売、3年生の時に演劇を行います。私は特に3年生で行った演劇がとても楽しかったです。附属高校は2年生と3年生のクラスが同じであるため、2年生の文化祭が終わった直後から3年生の演劇の準備を始めます。シナリオを選ぶところから、大道具・小道具・衣装の作成、演技指導などの全てを生徒だけで行います。キャストの人は朝練や夏休みに特別練を行い、演技を完成させていきます。そのように、クラス全員で全力を尽くして行った演劇を文化祭に来て頂いた方に見ていただき、投票を実施して、1番良かったクラスが金賞をもらえます。私のクラスは賞はもらえませんでしたが、とても満足する劇にできたためとても印象に残っています。

不満:受験指導があまり充実していない

3年生でも、文化祭で行う演劇のキャストは、夏休みのほぼ全てを演劇に費やすため、受験勉強を行う時間が他の学校に比べて少ないです。3年生から文系・理系に分かれた授業が行われます。文系では社会、理系では数Ⅲが、授業だけで受験に対応することが難しいです。社会は科目によっては範囲が全て終わらず、大事なところだけ選別して行うことがあります。科目によっては過去問演習をする時間もありますが、そこまで進まず解説だけで終わる科目もあります。教材などは充実しているため、自習で終わらなかったところは自分で補完するようになっています。

20代女性/上智大学 文学部 新聞学科 3年生

評価:★★★★★(大満足)

満足:生徒がみんな魅力的

高校でできた友達やクラスメイトに出会えたことが、この学校に入ってよかったと感じるところです。進学校ですが部活動や学校行事も盛んで、それを理解したうえで入学する生徒がほとんどです。そのため、行事への熱意が強く、特に毎年9月に行われる辛夷祭では、クラスが一致団結してそれぞれ展示・販売・演劇に力を注いでいました。校風としても勉強させる学校という雰囲気はないので、のびのびと楽しく過ごすことができました。勉強をやらされるのではなく、自分から進んで取り組む生徒が多く、受験時にはとても良い影響を受けました。

不満:自然が豊かすぎる

学芸大学附属高校は、生徒から森と呼ばれているほど自然が豊かです。ロマンス街道と呼ばれる、玄関からまっすぐ続く道は両側に銀杏の木が生えており、通学時には銀杏の臭いに悩まされました。下を向いて銀杏を避けて歩く技術は身についたと思います。また、銀杏だけでなく、虫も多く見かけました。普段の都内では見たこともないような大きい毛虫や、得体の知れない羽虫に遭遇したことが何度もあります。自分は虫が苦手だったので日々怯えていました。

10代女性/早稲田大学 文化構想学部

評価:★★★★☆(満足)

満足:生徒の自主性を尊重する

普段の学級運営はもちろん、体育祭や文化祭も生徒主体で行われます。外部の業者との打ち合わせなど大変な面も多かったですが、自分達のやりたいことを積極的にやらせてもらえるので、とても充実感を得られました。また校則もほとんどなく、メイクや髪の色も自由。最近話題の「ブラック校則」とは無縁で、金髪でも真面目に勉強をする友達も多く、人は見た目によらないということを実感する場でした。教師が無闇に生徒を縛り付けないところがよいところといえます。

不満:校舎が古い

校舎はとても古く、崩れかけていたりヒビが入っている箇所が多くありました。「関東大震災を耐え抜いた耐震性がある」と3年間言われ続けましたが、やはり怖い部分はありました。建物の老朽化のため隙間も多く、暖房も効きにくく冬はすきま風でとても寒かったです。夏も冷房の効きが悪く、暑さをこらえながらの授業もしばしば。設備は十分ではなく、お世辞にも良い設備環境とは言えませんでした。

20代男性/東北大学 医学部 医学科 2年生

評価:★★★☆☆(ふつう)

満足:学生に縛りなく好きなことができる

校則に特別厳しいところはなく、一人一人が自由に行動できます。服装は制服が指定されていますが、特に先生方からうるさく言われることもなく3年間過ごしました。部活動に関しても、都内にしては広いグラウンドもあり、よい環境だと思います。とはいえ部活動も強制ではなく、部活に入っていない生徒でも楽しく学生生活を送れたと思います。勉強に関しては、都内でトップクラスにもかかわらず、学習内容を生徒自身が考え、授業を作り上げるといったものもあり、人によってはとても楽しく感じるのではないでしょうか。

不満:大学入試に沿った授業進度ではない

国立高校であるためか、センター試験や2次試験を想定した授業はあまり行われません。私自身、センター試験までに学習が終わらなかった教科がいくつかあり、そうした教科は自分で参考書を買って予習したり、予備校で授業を受けて補完しました。またこの高校は行事が多い中でもレポートの課題がすべての教科で出されるので、1年生からしっかり学習しておかないと後で苦労することになります。学生の本分である学業はかなり本人に任される形になるので、しっかりした意志を持って3年間を過ごすことが求められます。


東京学芸大学附属高校の口コミ・評判掲示板


名無しさん
東京学芸大学附属高校に実際に通っている方、通っていた方へ。

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コメント一覧

  1. 不幸キラー より:

    椅子 机が小さい



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