灘高校の口コミ・評判

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1. マッドサイエンタム より:

   2024年3月17日 15:14

   自由闊達な校風と「精力善用」の校是が輝く灘の教育
   灘の学校生活は、自由闊達な校風に支えられています。生徒一人ひとりが自分の得意分野に全力を投じ、数学や物理、情報などの国際オリンピックで輝かしい成果を収めています。ここでは、教員の直接的な関与は少なく、先輩からのアドバイスや生徒同士の自主ゼミが学びを深める重要な役割を果たしています。
   校内には、メダルを獲得した生徒を称える垂れ幕はありません。それは、灘が生徒個人の成果を重んじるからです。始業式での表彰も、地区大会であれ国際大会であれ、同じ尊重を持って行われます。
   灘が大切にするのは、「非認知能力」—意欲や粘り強さ、協調性といった数値化できない資質です。これらは大学入試での成功に不可欠な要素であり、灘の指導方針や6年間の教育プログラムに反映されています。そして何より、「自由」が灘らしさを形作っており、校則も教員の授業スタイルもそれぞれ自由です。
   しかし、この「自由」には責任が伴います。6年後に生徒が志望する進路に進めるかどうかという結果が、その責任を示すものです。
   教員は知的欲求に満ちた生徒たちに応えるため、教材研究や授業準備に努めています。そして灘の生徒たちは、受験や大会で目覚ましい「結果」を次々と出していますが、それは彼らが持てる力を出し切っているからではありません。大切なのは、「精力善用」—持っている心身の力を最も有効に使うことです。
   柔道の原理から出たこの言葉は、無理をせず、必要ならば休むことも含めて心身の力を有効に使うことを意味します。そのため灘には皆勤賞も存在しません。生徒たちは多様な刺激の中で自分の得意分野を見つけ伸ばしていきます。全方向に頑張るのではなく、6年間で自分にとって有効なものを見つけることが重要だと灘は考えています。

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