大阪府立工芸高校の口コミ・評判

最終更新日：2022/09/14

口コミ・評判
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大阪府立工芸高校（旧：大阪市立工芸高校）の卒業生から聞いた、大阪府立工芸高校の魅力や雰囲気、特色をご紹介します。「様々な技術を沢山学べる」「理不尽な対応を受けた」など、良い口コミや悪い評判を含めたリアルな声をお伝えしますので、大阪府立工芸高校に対するイメージを具体的にしたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。

※画像は関連URL(基本情報欄参照)より引用

OB・OGによる大阪府立工芸高校の口コミ・評判一覧

20代女性／大阪市立工芸高校卒業

評価：★★★★☆(満足)

回答：2021年5月

満足：デザインの基礎が学べる

学科別になっており、学科ごとで学べることがそれぞれあります。デザインを学べる学科は1年生の頃からデッサンの授業があり、パソコンの基本操作などを学びました。私は映像デザイン科だったのですが、一眼レフを使用した実習、グラフィックデザインの実習、動画を撮影して編集までする実習など、普通の高校では勉強できないことができました。デザインやイラストを描くことが好きな子がほとんどなので、自分のモチベーションが下がることもなく充実した高校生活を送れたと思います。

不満：クラス替えがない

クラス替えがないので友だちが増えることも減ることもありません。嫌いな人ができてしまうと実習も授業も行事も全てが一緒なので三年間苦痛です。友だちはクラス内ではできると思いますが、自分から他のクラスに行ったり部活に入ったりしないとたくさんの友だちは出来ないと思います。実習を受ける時はこのクラス、通常の授業を受ける時はクラス替えがあるなどの工夫をして欲しかったなと思います。距離感を取れる人や人付き合いが上手い人ならばあまり気にならないと思います。

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20代女性／大阪市立工芸高校卒業

評価：★★★★☆(満足)

回答：2020年4月

満足：柔軟性が身につきました

全国でも珍しい美術・デザインの勉強に特化した公立高校で、普通科ではまず体験できないような刺激のある高校生活でした。私は美術科専攻で1年生から毎日デッサンなど基礎的なことやそれらを応用した作品作りをして過ごし、2年生からはさらにコース選択で日本画を選択し、3年生の卒業制作までしっかりと力をつけました。休日もデッサン講習に行ったり、かなり忙しい毎日でしたがその分得るものがすごく多かったです。美術の分野だけでなく、柔らかい頭で物事の視野を広げて考えられるようになりました。

不満：勉強との両立が困難

メインは美術・デザインの授業ですが、あくまで公立高校なので普通の勉強もしっかり取り組まなければいけません。授業毎にちゃんと切り替えができる人でないとすぐに勉強がおろそかになります。さらに勉強に力が入っていない校風のためか熱心な教師はあまりおらず、もし進学を考える際に芸術系の大学ではなく普通の大学を目指すとなると相当の努力をしないと勉強面の軌道修正は難しいです。文化祭などイベントも多くスケジュールも過密なので勉強だけでなく、何かと両立することが難しいです。

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10代女性／嵯峨美術大学芸術学部デザイン学科 1年生

評価：★★★☆☆(ふつう)

公開日：2019年11月

満足：様々な技術を沢山学べる

高校にしてはかなり手広く、様々な技術を学べたと思います。私はプロダクトデザインを学ぶ学科に在籍していましたが、立体造形だけでも沢山の素材や技術に触れてきました。いろんな技術に触れ、色んな素材に触れ、課題をこなしていくうちにあの素材を使ってみたい、この加工技術を真似てみたいと思うようになりました。芸術分野において、この感性はとても大事なものだと思います。浅く広くでしたが立体だけでなく平面表現も学びました。そしてこの経験は現在大学で生かされています。芸術大学ですので、似たような高校出身の人も沢山います。しかし、学んだのはアナログ手法だけだったり、素材や技術にそこまで触れることがなかったという話を沢山聞きました。これからの時代に求められるであろう技術を取り入れつつ、これまでの技術も学べるというのはとても良かったことだと思います。

不満：理不尽な対応を受けた

良かった部分で「様々な技術を学べたこと」としましたが、その分とても課題量が多かったです。そして普通科と実習科問わず先生同士上手く連携が取れていないのか、課題の締切の設定が複数重なっている事が沢山ありました。社会に出ると当たり前のことだったりするのかもしれません。しかし、デザインに触れる段階の学校であることを考えると、高校生に課す量ではありませんでした。この課題量の多さは保護者からも疑問の声が上がっていました。保護者から見てもカリキュラムがおかしいのに、課題の締切に間に合わない事を生徒のせいにする先生が複数いらっしゃいました。課題制作では教師の意見に振り回され、何度もやり直しを命じられたのに、締切に間に合わなかったからと叱られたりもしました。ただ生徒が悪いだけのパターンもありましたが、間に合わない理由のほとんどが他課題や教師の意見との兼ね合いでした。この課題量や締切時期は教師側で調整しなくてはいけないのですが、生徒の自己管理がなっていないと片付けられる事が多々ありました。また、授業中に怪我をしてしまい作品制作が進められなくなった生徒や、実習室の掃除をしていないからと全く関係ない生徒が理不尽に怒鳴られた事もありました。前者は学校側に通告し、該当教員は処分を受けたそうですが、後者のような生徒は泣き寝入りするしかなかったそうです。仕方ないかと諦めたこともありますが、やっぱり思い返してみると理不尽だなあと思う事は沢山あります。この理不尽さは私が在籍していた学科のみならず、複数の学科であったようで、耐えきれず精神を病む生徒が1クラスに2~3人はいました。

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