【体験談】私が重機オペレーターの仕事を辞めたい、つらいと感じている理由

このページでは、重機オペレーターを「辞めたい」「つらい」と感じている理由について、実際に重機オペレーターの仕事をされている方の体験談をご紹介します。最後には、重機オペレーターの仕事に向いている、おすすめな人はどんな人かも併せてお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

回答者プロフィール

属性：40代前半(男性)
お仕事：重機オペレーター
雇用形態：社員
エリア：鹿児島県

重機オペレーターの仕事とは？

－－まずは、仕事内容を教えてください。

砕石業は基本的に山中に仕事場があります。山を発破するなどして切り出した石を巨大なダンプで運び、さらに細かく砕くために機械へ投入します。

この機械を操作するオペレーターの仕事は、各所に設置された監視カメラの映像を見ながら、常に異常がないか見ておく必要があり、一旦稼働を始めると夕方の終業時間まで止める事はありません。

設備に異常があれば、無線を使って外回り担当に指示を出し確認してもらいます。機械のトラブルがあれば、生産を止め、山の頂上で作業している人も総出で修理、メンテナンスをします。

外回り担当は常に危険と隣り合わせであり、爆薬、重機、機械の取り扱いに十分注意しなければ、大事故につながります。

重機オペレーターを辞めたいのは「休憩時間がないから」

－－重機オペレーターにおける仕事がつらい、辞めたいと思う理由は何ですか？

休憩時間がないからです。

－－詳しく教えてください。

操作する部屋に入って機械を動かし始めると、夕方まで部屋から出ることが出来ません。休憩時間もありませんから、昼ご飯を食べながら仕事をしています。
繁忙期は早朝から夜遅くまで生産に追われ、酷い時は3ヶ月ほど休みが無い事もあります。

生産だけでなく、雑用が沢山あり、仕事が終わってから必要な工具や部品を買い出しに行くことも多々あります。

また、機械の稼働中は石を破砕するため、ホコリが飛散しており、粉じん対策を十分にしておかなければ、じん肺になる可能性があります。

機械のメンテナンスでは、重量物を高さ10メートル以上の場所まで運ぶこともあり、非常に重労働です。作業着は常に油まみれ、泥まみれ、夏場は汗まみれになりますから、仕事が終わってからコンビニやスーパーには寄ることが出来ません。

仕事場は山中にあり、四方を山に囲まれているので携帯電話の電波が全く届かず、非常に不便です。また、仕事場までの道も悪いため、車が傷みやすく、何度も修理に出しており、収入がそこそこあっても意味がない状態です。

－－これからどうしていこうと考えていますか？

ここまで劣悪な環境だとは思っていなかったので、もう少し休みも多い仕事を探したいと思っています。また、クラウドワークにも取り組んでいるので、ライターの仕事で生活出来るレベルになれば、自宅で働きたいと思います。

重機オペレーターに向いてるのは「肉体的・精神的に強い人、休みが少なくても良い人」

－－重機オペレーターの仕事に向いてるのは、どのような人だと思いますか？

肉体的・精神的に強い人、休みが少なくても良い人です。

オペレーターの仕事は責任重大ですから、とにかく精神的に強くなければ続けることができません。機械のメンテナンス時は、重量物を運んだり、雑用が多く、重労働になります。肉体的に強い人でなければ、役に立てません。職人肌の人が多い業界ですから、人間関係も上手にやれる人でなければ苦労するでしょう。

これらを一つだけ満たしているのではなく、全てを満たす人が最適かと思います。学ぶことが多いので、資格取得にも積極的な人が良いでしょう。

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