湘南高校の口コミ・評判
最終更新日:2023/08/19
湘南高校の卒業生から聞いた、湘南高校の魅力や雰囲気、特色をご紹介します。「文武両道」「浪人生が多い」など、良い口コミや悪い評判を含めたリアルな声をお伝えしますので、湘南高校に対するイメージを具体的にしたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。
OB・OGによる湘南高校の口コミ・評判一覧
10代男性/東京工業大学 情報理工学院 1年生
評価:★★★★★(大満足)
満足:学校行事が充実していている
湘南高校はとにかく体育祭が盛んで、学校は「日本一の体育祭」として学校説明会等でも積極的にアピールをしています。体育祭では「仮装」と呼ばれる3学年から成る100人近い集団でのパフォーマンスを行います。3年生は仮装に向けて1年間かけて準備を行い、体育祭を目的として湘南高校に入学する人も多くいます。体育祭の準備にあたっては小道具パート、大道具パート、衣装パートといった様々なパートがあり、基本的にクラスの全員が何かしらのパートに所属して仮装を創り上げ、多くの3年生にとって体育祭は一生物の思い出となります。学業に関しても真剣に取り組んでいる人が多く、クラスの先頭に立って体育祭に精力的に取り組みながら難関大学に進学する人も多くいます。
不満:学業に全力投球できない
3年生の夏休みには多くの生徒が朝から登校をして夕方まで一日かけて体育祭の準備を行います。つまり、一日の多くの時間を体育祭準備にかけるので、結果的に勉強をする時間がかなり限定されてしまいます。もちろん体育祭と学業を両立する人も一定数いますが、中には体育祭の準備にあまり時間をかけないで受験勉強をしたいという人もいます。そういった人は多くの人が体育祭に全力投球する中で肩身が狭い思いをしてしまい、この点を不満に思う人も中にはいました。また、学校の受験指導もあまり良いとはいえず、多くの生徒が塾に頼った受験を行っているという現実があります。
10代男性/東京工業大学 物質理工学院 1年生
評価:★★★★★(大満足)
満足:自由に活動できる
先生は基本的に進路や学校行事等で選択の主導権を握らず、生徒の自由に任せていた部分が大きかったので活動がしやすかったです。特に体育祭は予算などのどうしても大人が関わらなくてはならない部分以外は一切口出しせず、生徒の好きなようにやらせていました。私たちは自分たちで一から考えて「仮装」という一つの大きな演目を作り上げることができました。学校行事を成功へと導いたのは先生方が生徒を信頼して好きなようにやらせてくれたからだと思います。
不満:体育の授業
どこの高校も体育の授業は厳しいと思うかもしれませんが、湘南高校も体育が少し厳しい高校です。入学して最初の体育の授業は『湘南体操』と呼ばれる湘南高校伝統の準備体操を教わるのですが、一つ一つの動きに対して厳しいです。湘南体操だけで3~4コマくらいかかります。他にも、水泳はクロールや平泳ぎを25m泳ぎ切らなければ補習を受けなければならなりません。冬になると縄跳びの授業があり、必修の技ができるようにならなければ昼休みや放課後の時間を使って体育教師の前で練習しなければなりません。
10代男性/早稲田大学 文学部 1年生
評価:★★★★★(大満足)
満足:勉強、部活、行事を両立できる
湘南高校の一番の魅力は勉強、部活、行事を両立出来ることです。この高校は神奈川県の公立高校で偏差値が二番目に高く、勉強が得意な人が揃っているので進学実績も非常に良いです。部活に熱心な生徒が多く、兼部をする人もとても多いです。また、湘南高校の体育祭は『日本一の体育祭』と言われています。仮装という全校生徒が9つのチームに分かれて100人規模で踊る演目が非常に有名です。そんな環境で過ごせたことがとてもいい経験だったと感じています。
不満:国公立大学へのこだわり
受験期には進路相談というものがあるのですが、先生は私立大学を第一志望としている生徒に対しても割としつこく国公立大学を受験するよう勧めてきます。学校側として実績が欲しいということは分かりますが、どこに進学するかは生徒側が決めることだと思うので、生徒側の意見を聞かずに自分たちの意見を押し付けるのは良くないと思います。教員は進路の相談に乗るというスタンスで話を聞き、意見を求められたら述べるという立場が適切だと思います。
10代男性/明治大学 商学部 商学科 1年生
評価:★★★★★(大満足)
満足:行事が盛ん
行事がとにかく盛んで、体育祭が特に盛り上がる行事でした。9月に開催される体育祭は学校中の皆で準備するのですが、夏休みを潰してでも競技の一つで『仮装』の練習を朝9時から夕方5時までする日々を送っていました。とても大変でしたが、本番で成功した時の達成感は人生で感じた達成感の中でもトップクラスでした。夏休みの日々のことを考えるとこれ以上に大変なこともないだろうと、どんな困難に対しても立ち向かえるような精神力を養うことが出来ました。
不満:伝統
あまり不満はないのですが、挙げるとしたら伝統という名の悪しき風習です。合理的でないことを「伝統であるから」という一言で片付けるのは正直無駄なことをしていると思います。伝統だから部活の名簿作成は手書きで、伝統だから文化祭の役職はほぼ部活によって固定されます。(特に男子テニス部は大変な仕事をしていた記憶があります)「伝統だから」という言葉がつく仕事は大体ろくなものでなかった覚えがあります。しかし、それ以外は本当に満足な高校生活でした。
20代男性/早稲田大学 創造理工学部 環境資源工学科 2年生
評価:★★★★★(大満足)
満足:体育祭
体育祭のクオリティが非常に高いです。ただクオリティが高いだけでなく、このレベルのものを学生が一から作り上げているところに素晴らしさがあると思います。僕は最初はそこまでしっかりと準備するつもりはありませんでしたが、いざ準備を始めてみるととても楽しく、気が付けば青春を過ごしていたというような感覚です。体育祭だけでなく同級生・先輩・後輩・先生方の人間性がとても良く、周りの人全てを尊敬できる環境でした。
不満:スリハン
湘南高校は定期テストの順位を個別に配布しております。1・2年生時は文理で分かれていないため、同級生の中で自分が何番目の成績なのかがはっきりと示されます。一学年は約360人程度おり、成績の300番代の人たちのことを300(three hundred)を略し『スリハン』と呼んでいます。これは若干差別的なものであるため、今後なくしていけたらより良いのではないかとも思います。しかし、この言葉があるからこそ成績が伸びているという可能性があるため一概には言えません。
10代男性/慶應義塾大学 理工学部 2年生
評価:★★★★☆(満足)
満足:行事に本気
1年間まるまる使って作り上げる体育祭が醍醐味です。体育祭が終わった翌週から翌年の体育祭の係決めが始まり、衣装、小道具、大道具などすべて手作りで作り上げます。夏休みも毎日9時から午後5時まで学校で作業をして、夜10時までファミレスで会議をするということもあります。そうして作り上げた体育祭は達成感がとてもあり、満足できるものでした。さらに湘南高校ではその間にも合唱コンクールや文化祭などがあり、とても楽しいです。
不満:学力不足
行事や部活に非常に多くの時間と労力を割くため、勉強に向けるべき時間と気力が残っていません。そんな中でも先生方は、東京大学や京都大学などの難関国公立に進学することを勧めてきます。そのため浪人する人が多く、指導に応じた環境が伴っていないと感じます。授業のレベルを上げて勉強方針の相談をできる窓口を作るなどし、行事をやりながらでも勉強に力を入れることができる環境づくりが必要だと考えています。
10代女性/早稲田大学 文学部 1年生
評価:★★★★★(大満足)
満足:自主性を重んじる
湘南高校は自主性を重んじ、生徒主体で様々な行事が進められています。体育祭など一年をかけて作り上げていくものですが、役職決定からテーマやルール設定など全てにおいて生徒が行い、先生は口を出しません。体育祭に関しては受験期間の夏休みに行われるため大変な部分も多いですが、生徒自らが行うことによって思い入れも強くなり、計り知れない達成感を味わうことができます。校則なども特になく、生徒が自由に生活することができます。
不満:学習に対するサポートが少ない
自主性を重んじるというのは時に短所にもなります。私たちの学校は行事や部活が盛んなこともあり、受験勉強が疎かになりがちです。そんな時に先生が、勉強についての話をしてくれるようなことも特にありません。また、推薦入試やAO入試などについての説明も特にはなく、推薦入試はなるべく利用しないようにとも言われます。AO入試に関しては利用した人が学年に1人いるのかどうかのレベルです。大学入試についても支援があると最高の高校だと思います。
20代女性/首都大学東京 健康福祉学部 放射線学科
評価:★★★★★(大満足)
満足:文武両道
生徒だけでなく学校側も、部活、勉強、行事の両立を、応援しています。大学受験も大切ですが、部活・行事も全力で取り組むことで、人間力、すなわち生き方についても自ら向き合い、成長したと感じています。湘南高校では、自主性を大切にしており、部活の運営や行事の進行は、ほぼ生徒が行います。高校生という全ての責任を負う必要がない期間に、自分で考え、行動し、失敗あるいは成功といった経験を積めたのは、大学生になった今でも人生の糧となっています。
不満:浪人生が多い
湘南高校といえば、体育祭が有名ですが、この体育祭は毎年9月中旬に行われます。湘南高校の生徒は、体育祭に賭けている生徒が多数おり、毎年体育祭が終わった翌日に、次の代(2年生)の体育祭準備が始まります。たった1日のために、1年間を費やします。つまり、3年生は体育祭が終わるまで受験勉強を本格的に取り組めません。9月から受験勉強をスタートさせるのです。受験の山といわれる夏休みは、湘南高校の3年生にとっては、体育祭準備の山となるでしょう。進学校ですので、もともと頭が良い生徒が集まり、志望校もそれなりに良い大学を狙うため、浪人生が多くなるのは必然です。
湘南高校の口コミ・評判掲示板
名無しさん
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湘南高校の基本情報
- 名称:湘南高等学校
- 住所:神奈川県藤沢市鵠沼神明5-6-10
- アクセス:小田急江ノ島線藤沢本町
- 関連URL:https://shonan-h.pen-kanagawa.ed.jp
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コメント一覧
湘南OBです。私は3年間上はジーンズシャツとジージャンで通い、アルバイトもバイクにものっていました。先生からは何も言われなかったですが、(呆れていたと思う)大学にも進学することができました。中退しましたが、、、。何が言いたいかと言うと、すべて自分の責任 Responsibility だということです。自分の考えを持ち、それを実行できる人間を形成する環境は湘南にはあります。活かすも活かさないのも、あなた次第です。