こどもちゃれんじEnglishは効果ある?ワールドワイドキッズ(WWK)との比較も
小学校での英語学習が本格化し、メディアでも早期英語教育の重要性が盛んに議論されるようになってきた昨今、「我が家も早くから英語学習を始めた方がいいの?」と焦りや不安を感じているパパやママは多いことでしょう。
そこで今回は、「しまじろう」のキャラクターでお馴染みの『こどもちゃれんじEnglish』の概要や教材、得られる効果などについてご紹介していきます。
こどもちゃれんじEnglishとは
「こどもちゃれんじEnglish」は、ベネッセによる幼児向け英語教材です。
英語を用いてコミュニケーションを図る力の基礎を育むことを目的とし、2カ月に一度届く絵本や知育おもちゃ、DVDなどの教材を活用しながら楽しく英語を学ぶことができる内容となっています。
こどもちゃれんじEnglishの年齢別コース一覧
1~2歳向け:ぷちEnglish
まねっこ遊びやごっこ遊び、また身近な生活シーンで使われる英語フレーズを用いた親子遊びなどを通して英語特有の音やリズムに親しみながら、楽しく英語を学んでいきます。
2~3歳向け:ぽけっとEnglish
「言葉の爆発期」と言われる2~3歳のコースでは、歌・ダンス・まねっこ遊びなどを通して英語ならではの音を聞き取る力や英語らしく発音する力の土台を築いたり、食事やおふろなどの身近な生活シーンの英語に触れたりして語彙を増やしていきます。
3~4歳(年少)向け:ほっぷEnglish
歌やクイズ遊びを通してたっぷり英語に触れることはもちろん、あいさつや自己紹介などの身近な日常生活の中でよく使われるフレーズの「意味を理解」し、リズムに乗せて「英語を話す力」も育てていきます。
4~5歳(年中)向け:すてっぷEnglish
音声タッチペンを用いてクイズやゲームを楽しみながら英語に触れて「聞き取る力」を育んだり、アルファベットの音と字形をセットで学んで「読み書きの基礎的な力」を養ったり、英語でのやり取りを疑似体験したりできるコースです。
5~6歳(年長)向け:じゃんぷEnglish
My English Pad内のゲームやクイズを通してたくさんの英語を聞いたり、録音再生機能を活用して話す力を育てたり、アルファベットの読み書きをしたりする中で小学校以降の英語学習につながるよう、「聞く・話す・読む・書く」の4つの力を育んでいきます。
こどもちゃれんじEnglishとワールドワイドキッズ(WWK)の違い
共にベネッセの英語教材であるこどもちゃれんじEnglishとワールドワイドキッズの違いをまとめてみました。
こどもちゃれんじEnglish
オールイングリッシュではなく日本語のフォローが入る点や、学ぶ語彙数が約2,000語と少ない点が気になる方もいるようですが、
・こどもになじみのある「しまじろう」がメインキャラクターなので食いつきが良い
・1回当たり約3,000~4,000円(既存会員ならさらにお得)と低価格である
・こどもの年齢に合った興味・関心を引き出す魅力的な教材が届く
といった多くのメリットがある人気の教材です。
ワールドワイドキッズ(WWK)
総額約30万とかなり高価格な点がネックとなりがちですが、
・約6,000語もの語彙や文法、フォニックスなどをオールイングリッシュで学べる
・こどもちゃれんじEnglishよりも勉強的要素が強い
など本格的な英語教材として人気です。
実際に使ってみてわかった、こどもちゃれんじEnglishのメリット・デメリット
ではここからは、元英語教師であり現在子育て真っ最中である筆者が実際に年中のこどもに「こどもちゃれんじEnglish」を利用させてみて感じたリアルな感想や得られた効果などをご紹介していきます。
こどもちゃれんじEnglishのメリット
飽きずに楽しく勉強を続けられる工夫がいっぱい!
(しまじろうのアイテムを使って楽しく学習できます)
我が子に英語を教えようと意気込むあまり、多くの方がやってしまいがちなのが過去の自分の勉強方法を押しつけてしまうというものです。
単語カードで何度も暗記する、英文法を学ぶ、ノートに繰り返し書くなどの学習方法もたしかに大切なことですが、これはある程度英語の基礎力がついてきた小学校高学年以降のお子さんに有効な方法です。
早期英語教育にせっかく取り組んでみても、「英語=ひたすら英単語や文法を暗記する」というイメージがついて英語嫌いになってしまっては元も子もありませんよね。
その点こどもちゃれんじEnglishの場合、親しみやすい「しまじろう」のキャラクターや子どもの興味を引きやすい内容のおかげで最後まで楽しく見れてしまう教材となっており、小さいこどもでも飽きることなく五感をフル活用しながら楽しく学習を進めることができています。
こどもの年齢や成長に応じた学習が段階的にできる
「英語に興味を持つ」という第一段階がクリアできたのであれば、次は「楽しみながらより多くの単語やフレーズに触れる」という段階に進むことになりますが、この点に関してもこどもちゃれんじEnglishの教材は優秀です。
数字、色、動物、野菜、アルファベット、生活の中でよく使う身近な英単語やフレーズを、DVDや絵本、エデュトイを使って何度も繰り返しながら段階的に学んでいくことができます。
(アルファベットも、音声ペンを使って楽しく学べます)
利用を始めてから1年ほど経った我が家の場合、
・英語の歌を歌う、英語で簡単なやり取りをすることができるようになった
・簡単な英語を聞き取ったり、英語の指示を理解したりすることができている
・通常コースと合わせて毎日机に向かって学習する習慣がついた
など多くの効果を実感できています。
家計にやさしく親の負担が少ない
「どのように『おうち英語』に取り組んでいけばいいの?」と悩むパパやママは多いかと思いますが、こどもちゃれんじEnglishであればインプットやアウトプットを促す遊びや仕掛けが豊富なので、英語に親しみながら多くの語彙を早く習得することができます。
説明がなくても小さなこどもでも簡単に使いこなせる教材であることに加え、取り組みサポート説明書もついてくるのでサポートの仕方に迷うこともありません。
また通学型の英会話教室や他の英語教材と比べて低価格で利用できる上に送迎の必要もないため、経済的にも身体的にも親の負担が少ないのもうれしいポイントだと感じました。
こどもちゃれんじEnglishのデメリット
ネイティブ並に話せるようになるには物足りなく感じる
オールイングリッシュの教材ではないため、ネイティブのようにスラスラ英語が話せるようになるわけではありません。
しかし、我が家では段々難しくなっていく英語学習のきっかけとしてまずは「英語を好きになってほしい」という思いがあったので、「楽しく英語に触れて学習を継続していく」ことをモットーとして作られたこどもちゃれんじEnglishの教材がぴったりだと感じました。
英語をペラペラ話せるようになってほしい方には向かないかもしれませんね。
DVDやエデュトイがどんどん増えるので収納に困る
通常コースのおもちゃと合わせると、毎回届く教材がどんどん増えてしまうので収納に苦労しています。
我が子はお気に入りのおもちゃをボロボロになっても使い続けるタイプなので、捨て時がわからず溜まってしまうのです。
でも「好きこそ物の上手なれ」とも言われるように、熱心に取り組んでくれることは親としてはうれしいもの。
収納に四苦八苦しながらも、「英語が好き」という気持ちが育っていくのを見守りたいと思います。