ディズニー英語システム(DWE)フルセットを挫折した話…これから購入する方に伝えたいこと
編集部Kです。
今日は、2014年にディズニー英語システムを購入したものの、つい最近まで実に5年間眠らせていた…というGさんに、当時のエピソードを語っていただきました。
「これから購入を考えているけれど、挫折しないか不安」という方にはとても参考になると思います!
私がディズニー英語システムを購入した理由
フルセット購入で英語学習をまんべんなくカバーできると思った
“これからの時代に英語は必須”息子が生まれた9年前、世間はそんなムードが漂っていました。
私たち夫婦は英会話を習った経験がなく、英語はまったくしゃべれません。
それでも特別苦労はしませんでしたが、これから子どもたちが生きる時代のグローバル化を考えると、早いうちから英語教育に取り組んだほうがいいと決断しました。
息子が2歳を迎えたころ、たまたまもらったディズニー英語システムのサンプルDVD。試しに再生してみたところ、息子は食い入るように画面を見つめて虜になっていました。
これならきっと楽しく英語を学べるだろうと思い、ディズニー英語システムの担当アドバイザーから話を聞くことに。
実際に教材を見せてもらうと、DVDに絵本、タッチペンや単語カードなど、子どもが夢中になって英語が学べるアイテムばかり!一部の教材を買うよりも、長く使うことを考えたらすべて揃っているフルセットのほうがいいと思いました。
「これをすべて活用したらまんべんなく英語学習をカバーできる」そう確信し、フルセットの購入へ踏み切りました。
担当者の説明が丁寧で安心感があった
自宅に訪問してくれたのは女性の担当アドバイザーでした。
子どもの扱いにも慣れているようで、息子も終始ニコニコ。
教材について聞きたいことはひとつひとつ丁寧に答えていただけて、すでに購入した人の話しも聞くことができたのでよかったと思います。
こうした訪問営業の担当者は、勧誘がしつこいなどのイメージがありました。ディズニー英語システムの担当アドバイザーも、かなり強気な態度だとネットで読んだことがあったので不安でしたが、実際には支払い方法などこちらの意向を尊重してもらえたので人によるのかなと思います。
担当アドバイザーの丁寧な説明を受けられたことで、安心してディズニー英語システムの購入に踏み切ることができました。
下の子が生まれてからも活用できると思った
英会話スクールを選択せず、自宅学習のディズニー英語システムを選んだ一番の理由が、“下の子が生まれたらそのまま活用できる”という点でした。
スクールはほとんどが月謝制で、当然一人一人に対してそれぞれお金がかかってきます。ですが、ディズニー英語システムなら1セット購入すればきょうだいが生まれた場合割安になります。きょうだいの人数が多ければ多いほどお得になるのです。
スクールは“通い続ける”というハードルもあるし、途中で辞めてしまえばそこまでの学習教材以外何も残りません。家にすべてが揃っているディズニー英語システムは、きょうだいが生まれる予定があればメリットがとても大きいと思いました。
我が家がDWEの取り組みをやめてしまった・挫折してしまった理由
英語に力を入れすぎて日本語のコミュニケーションが疎かになった
フルセットの教材が自宅に届き、その段ボールの数には驚きました。
「全部しっかり活用して、将来のために頑張ろう」
そう思い、さっそく使いはじめました。
息子はその時まだ2歳。
はじめは赤ちゃん向けの“プレイ・アロング”を使ってDVDを見せたりしました。
DVDに登場するものと同じスタッキングカップを使って、画面の中の子どもと一緒にカップを積みながらカラーの単語を学んでいく息子の姿に感動したことを覚えています。
息子はすぐに夢中になり、毎日DVDを見たがるように。日を追うごとに、息子から出る言葉のほとんどが英語になっていきました。
しかし効果に感激しながらも、だんだん不安になってきたのが“日本語でコミュニケーションが取りづらい”ということでした。
近所に住む同じ歳の子と遊ばせても、息子は英単語ばかり発するので会話になりません。
それは子ども同士にとどまらず、親である私たちとの会話にまで影響が出てきてしまいました。
目指していたのはバイリンガルでしたが、このままでは英語しか話せなくなるのでは?という思わぬ不安にぶち当たってしまったのです。
またその頃妊婦でつわりに悩まされていた私は、家でDVDを見入っている間息子に手がかからないのをいいことに、一日のうちかなり長い時間をDVDに頼るようになっていったのです。
これは今でも思い出すととても後悔している点です。もっと、購入前から日々の英語学習スケジュールをしっかり立てておくべきでした。
ひたすらDVDを見たがるので一日のスケジュール管理が難しかった
ディズニー英語システムのDVDに頼りきりな生活になってから、子どものスケジュール管理が難しくなりました。
大量の教材は、子どもの手の届かない場所に収納するスペースがなかったため、いつでも息子の手が届く位置に保管していました。そのため息子は自分でDVDを取り出し、デッキに入れて再生する術を覚えてしまったのです。
妊娠中で自分自身が不安定だったこともあり、DVDを見たがって泣きじゃくる息子をなだめる気力がありませんでした。
そんなことから、DVD漬けの日々になってしまい、ごはんやお散歩、外遊びの時間がうまくまわせなくなっていったのです。
タッチペンや絵本、カードなどもとても気に入って活用していましたが、一番のお気に入りはやはりDVD。
ディズニー英語システムの英語学習はとても効果があらわれているけど、このままでいいのかな?と悩み始めるようになりました。
下の子が生まれてからは教材を破るなどのトラブルが増えた
下の子が生まれてだんだん行動が活発になってくると、息子が置きっぱなしにしていたタッチペンや絵本をいつのまにか下の子が乱暴に扱っていることも。
絵本を全部棚から落としたりビリビリに破いてしまったりと、毎日トラブルが絶えませんでした。
わが家はワールド・ファミリー・クラブに入会していたので、破れた絵本は交換してもらえましたが、あまりにも絵本の破損が頻繁だと交換の手配もなかなか手間でした。
新しい絵本が届くまでは手元に絵本がない状態なので、息子が見たい時に見られないというストレスも発生する悪循環。
赤ちゃんだから仕方ないと思いつつ、教材の管理には頭を悩まされるようになりました。
そして結局、英語学習の継続を挫折してしまい、たくさんの教材は勝手に開けられないように箱に詰めてガムテープで固めてしまいました。
(下の子がボロボロにしてしまった絵本)
これからディズニー英語システムを頑張ろうとしている人・購入を検討している人に伝えたいこと
親も一緒に英語を学んでコミュニケーションを大事にする
「両親が英語を話せなくても大丈夫」
私たち夫婦はそんな言葉に惹かれてディズニー英語システムを始めましたが、その真意は“親も一緒に学びましょう”という意味だったのだろうと今にして思います。
私は間違った解釈をして、「親が英語をしゃべれなくても、子どもが勝手に学んでいってくれる」と思い込んでしまったことをとても後悔しています。
その結果、子どもをDVD漬けにしてしまい、親とコミュニケーションがうまく取れなくなってしまったのです。
ディズニー英語システムは本当に素晴らしい教材なので、親も子どもと一緒に楽しんで学ぶべきだったなと思いました。もし両親が英語をしゃべれないのであれば、この機会に子どもとコミュニケーションを取りながら一緒に学ぶことをおすすめします。
スケジュールや教材は親の管理が必須
自宅で英語学習ができるディズニー英語システムは、通学する手間がかからない反面、プログラムの進め方から時間の管理まですべて親の責任になります。
英会話スクールなどは、1週間のうちに決まった曜日に通うことでリズムも整うと思います。ですが、自宅学習はすべて親が決めて実行しなければいけません。
普段からなんでも段取りよくこなせる方や、子どもが聞き分けのいい子の場合は自宅学習が向いていると思います。
私のように、子どもに言われるままにDVDをひたすら見せてしまうようなやり方では、プログラムの進め方もあやふやで子どもの英語力がどのくらい上達したのかもよくわからなくなってしまいます。
今後ディズニー英語システムの購入を検討している方は、両親やお子さんが自宅学習に向いているタイプかよく考えてから決めてほしいなと思います。
小さい子がいる場合は安全性にも配慮が必要
わが家は下の子が生まれてから教材を勝手に触ってしまわないように注意しなければならなくて大変でした。
もし赤ちゃんのいるおうちで、上の子にディズニー英語システムを取り組ませたいと考えているのなら、英語学習の時間以外は子どもの手の届かないところに教材を収納するなど工夫して取り組むことが大事だと思います。
ディズニー英語システムではDVDメイトやプレイメイト、タッチペンなど機械で英語学習を行うことになるので、赤ちゃんが触ってしまわないように安全に配慮して使ってほしいと思います。
購入したディズニー英語システムのフルセット、最近活用を再開しました
今は9歳になった息子と再び、ディズニー英語システムを使って英語学習に取り組むようになりました。
長いブランクが空いてしまいましたが、今の息子は中学受験のためと目標もはっきりしたので続けられています。
ディズニー英語システムを購入していたおかげで、思い立った時にすぐ英語学習が始められたのがよかったなと思います。
今では6歳になった下の子と一緒に、家族みんなでプレイメイトを使って単語の学習をしています。
「少しでも早いうちから英語学習を始めなければいけない!」という風潮に流されることなく、お子さんに合ったタイミングで、もっとも最適な英語学習方法を見つけられるといいですね。