香川大学の評判・口コミ【経済学部編】

香川大学の特徴

香川大学では現代経済社会事情という講義があります。県庁や企業の方が、現在の金融政策や財政政策、企業のマネジメント方法や新しい技術についてお話してくれます。社会の最前線で働いている方ばかりであり、またそれぞれの会社のトップが足を運んでくださることもあるので、興味深い講義となっています。税の話から観光、それから街づくりに人類学を絡めた議題など、多種多様な内容を学ぶことができます。質疑応答もあるので、能動的に今ある社会を学ぶことができます。

満足していること：ゼミ・研究室

熱心な教授が多く、ゼミは少人数で行われるので、細やかな指導を受けることができます。フィールドワークをするにも、文献を探す際にも、質問があれば教授は丁寧に教えてくれます。ゼミの種類も大変多く、上級生と共に学べる機会も多いです。また、地域に根差した教育が特徴的であり、瀬戸内に特有の技術や地域の特色について、深く学ぶことができるゼミもあります。足を使った研究をするにはもってこいの環境であり、行動力が身に付きます。

満足していること②：授業

専門的で非常にユニークな講義が多いです。観光に関する講義では、その歴史から現在の状況、資格の取得に至るまでサポートしてくれます。また地域の企業から話を聞くことのできる講義が多々あり、経営について興味がある人にはとても有意義な時間を過ごせるだろうと思います。実際に経営者が話をしにきてくださることも多く、金融政策や財政政策といった経済理論だけでなく、現場のマネジメントについての知識も深めることができます。

不満に感じていること：キャンパスの環境

古くなった建物が多くあり、外観や内装が汚れているところが目立ちます。講義室の機械が不調で使えないといったことも何度もありました。自習室は数が少なくいつも席が埋まっているため、勉強したいときにできないこともあります。図書館は広く綺麗で書籍の数も非常に多いですが、地下は暗く使いにくい面も否めません。自転車のマナーも悪く、止めてはいけないところに置かれていたり、構内をもの凄いスピードで駆けていく人もいました。

不満に感じていること②：進路・就職

銀行などの金融機関への就職は強いものの、公務員を志望する場合はフォローが弱く感じました。経済学部には地元の金融関係の求人が多く、そうした道を志す場合には非常にいい大学となりますが、それ以外だと厳しい場合が多いです。また経済学部では卒業生の大半が就職するため、大学院への進学を希望する場合、大学側のフォローはより薄くなります。専門的な人材の育成をうたってはいますが、大学院へ進みたい人は苦労することが多い大学であると感じます。

香川大学のおすすめ学部：経済学部

地元金融機関への就職が強いです。また、企業の方と直接交流できるような講義が多くあり、地域のイベントを企画したり、企業と一緒に商品を開発、販売したりすることもできます。行動力、企画力、思考力を身に付けるにはぴったりの大学だと思います。

香川大学に通って良かった？

地元企業と連携した講義が多く、専門的な内容をきっちり学ぶことができます。単位の習得もそこまで厳しくなく、サークルやアルバイト、資格の勉強などとの両立は難しくありません。地元である香川県をはじめ、経済学部は四国での金融機関への就職も非常に強いです。地域に根差した教育を受けられるため、四国で働きたい、四国を活性化させたい、という人にとっては大変面白い学生生活を送ることができると思います。また、瀬戸内海もそばにあり、落ち着いた環境で学ぶことができます。