【理系編】おすすめの大学選び方、5つのポイントとは?

理系の代表的な学部には、理学部・工学部・農学部・医学部・歯学部・薬学部などがあり、各学部では、より細分化された学問を専門的に学ぶことができます。しかし、大学や学部をしっかり考えて選ばないと、講義や研究に興味を持てなかったり、将来なりたい職業につながる勉強ができなかったりと、後悔してしまう原因になってしまうかもしれません。

では、理系の高校生が大学を選ぶときには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。大学の選び方のポイントを5つご紹介します。

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【文系編】おすすめの大学選び方、5つのコツとは?


大学の選び方【理系編】

各学部・各学科で学べることを大学ごとに比較する

文系でも同様ですが、特に理系の場合は、学部や学科から進学する大学を選ぶべきです。自分の興味のある学問や、将来就きたい職業につながる研究をしている学部・学科がある大学を探しましょう。

自分が身に付けたい学問を学ぶことができる大学が複数見つかったら、今度は大学ごとに学べる内容を詳しく確認してみましょう。同じような名前の学部・学科でも、大学によって得意な分野・不得意な分野があります。自分の学びたいことを得意とする大学を選ぶと良いですね。

また、学部や学科から選ぶといっても、学部や学科の名前だけで判断しないようにしましょう。現在では、学部や学科の垣根を越えた研究活動を行っている学部・学科もたくさんあります。理学部で行なわれることが多い研究・学問でも、工学部や農学部、薬学部などで行われていることもありますので、学部や学科にとらわれず、広い視野を持って、学部・学科を検討しましょう。

それぞれの大学にある研究室で、どのような研究が行われているか確認する

理系の学生の多くは、3年次以降に大学にある研究室に配属され、研究活動を行います。もちろん、大学に入学してから配属されたい研究室を選んでもよいのですが、さまざまな大学の研究室を調べておくことで、大学入学後に「他の大学の研究室が良かった…」という後悔を生まずにすみます。また、特にやりたい研究がなかったとしても、各大学の研究室について調べていくうちに、大学ではどのような研究が行われているのかを知ることができます。このプロセスのなかで、やりたい研究が見つかるかもしれません。

もちろん、研究室の教授や准教授などが異動すると、その研究室自体がなくなることもあります。しかし、各大学にはそれぞれ得意とする研究分野があります。得意とする研究分野や、その大学で長く行われてきた研究分野の研究者が空いたポストに入ってくることが多いので、大学の研究実績を調べておくと良いでしょう。

就きたい職業とのつながりを意識する

研究室での研究活動は、必ずしも就職活動に活かさなければならないわけではありません。しかし、研究職や技術職を目指す場合、大学や大学院で学んだことを活かす必要があるケースがほとんどです。どの業界でどのような仕事をしたいのか考え、その職業につながる学問や研究ができる学部・学科を選びましょう。

また、実際に卒業生がどのような企業に就職しているかどうか調べるのもよいでしょう。学部・学科単位で就職実績を見ることもできますので、自分が就きたい職業に就職した実績があるかどうか確認しておくと安心です。

大学の立地条件・雰囲気など、学術的なこと以外のポイントも確認する

理系の場合は、学問や研究内容といった学術的な面が、大学を決める際の大きなポイントとなりますが、大学の立地条件や周辺環境、大学の雰囲気といった学術的な面以外のポイントもきちんと確認しておきましょう。

特に、理系の学部の場合、深夜まで研究活動を行う研究室もあります。自宅(実家)から通学するのであれば、自宅から近かったり最寄り駅から近かったりといった点がポイントになるでしょう。また、一人暮らしをする場合、大学近くに一人暮らしができそうな地域があるかどうかも確認しましょう。

そして、文系も理系も同様に、大学や学部・学科の雰囲気はとても大切です。研究活動への姿勢などを含めてオープンキャンパス等で確認し、自分がその大学に合いそうかどうかをチェックしておきたいですね。

学費を確認する

理系の場合、進学する大学によっては、学費が大きく異なるので注意が必要です。年間の授業料の平均額は、国公立大学(理系学部)では約54万円、私立大学(理系・医歯薬系以外)では約105万円、私立大学(理系・医歯薬系)では約270万円となっています。初年度は授業料以外に入学料もありますし、私立大学の場合は施設設備費等がかかる場合もあります。

学費が比較的安いからというだけで国公立大学を選ぶと、後悔の原因になる恐れがありますが、在学途中で学費を納められなくなるのも困りますね。保護者の方に学費を出してもらうのであれば、保護者の方とよく話し合うことが大切です。ただし、給付型の奨学金や授業料減免制度、特待生制度などを利用することができる場合もあります。やりたいことがその大学・学部にしかない場合は、これらの制度の利用を検討してみましょう。

さいごに

理系の場合、大学で興味のある学問や研究ができるかどうかが一番のポイントです。やりたい学問や将来につながる研究ができる学部や学科を調べた上で、大学の周辺環境や雰囲気、学費等を比較するといった流れで進めると、より効率よく大学選びを進めることができます。早めに大学選びを始め、後悔のない大学選びを実現しましょう。


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