工学部に行くならどの大学がおすすめ?口コミからみた評価の高い大学6選
本記事では、工学部を検討している方におすすめの大学6つをご紹介します。同じ大学の工学部生でも、どんな研究室に所属するか、あるいはどんな卒業研究テーマを選ぶかによって、それぞれ異なる学生生活を送ることになるでしょう。それでも、大学ごとの特色を知っておいて損はありません。授業や研究室のスタンスにどのような傾向があるのか、卒業後に大学院へ進む割合はどの程度か、就職活動はしやすいかなど、先輩の口コミから探ってみましょう。
このページの目次
工学部ってどんなことを勉強するの?
工学部のあるおすすめの大学6選【口コミあり】
京都大学 工学部
東京電機大学 工学部
山口大学 工学部
北海道大学 工学部
東京工業大学 工学院
東京農工大学 工学部
おわりに
工学部の口コミ・評判一覧
工学部ってどんなことを勉強するの?
工学部は、人間生活の中にある様々なモノの構造や原理を学び、より便利なモノを生み出すための研究を行う学部です。
主な学習の系統は、機械、電気電子、化学、情報、土木建築など多岐にわたります。
機械系では、エネルギーを変換してモノを動かす、力学の仕組みを学びます。ロボットや自動車の開発にも直結する分野です。電気電子系では電気エネルギーや電気回路、電磁波の原理を学び、運輸・通信などの分野に活かします。化学系では新しい物質の開発とその実用化を目指す研究ができ、情報系ではコンピュータに関するソフトハード両方の様々な知識を習得できます。土木建築系では、社会基盤となる道路やトンネルの構造、様々な建造物の設計デザインが学べます。
いずれの系統の学科も、私たちの生活に不可欠、あるいは生活をより豊かにするような事柄が学習・研究のテーマとなっていますので、卒業後も様々な業種・職種で活躍できます。
工学部のあるおすすめの大学6選【口コミあり】
京都大学 工学部
授業や研究室のレベルが極めて高い
日本の工学部の中で、京都大学の入試難易度はトップクラス。入学後も、極めて高いレベルの授業や研究に触れられます。6学科(地球工学科、建築学科、物理工学科、電気電子工学科、情報学科、工業化学科)に分かれており、1・2学年は全学共通科目が中心ではあるものの、各学科の専門基礎科目の学習もすぐに始まります。4学年では卒業研究が必修。口コミの中では、卒業研究とその集大成である卒業論文に心血を注いだというコメントが多く見られました。先駆的な研究に身を投じることで、必然的に自らも成長できる京都大学工学部。産官学連携制度による共同研究、受託研究なども数多く行われています。
私の研究室は工学系でありながら細胞に環境汚染物質を与えてその反応をみるという研究をしており、工学と医学が融合したような研究を行っている所です。そのような特殊な研究をしている事に惹かれてその研究室に所属しています。研究室の先輩方や研究員の方々、助教や教授のサポートも手厚いです。先輩方や研究員の方々は実験の目的、方法、データ解析などを丁寧に説明してくださります。また、助教や教授には論文を書くときに大変お世話になりました。「この文章はこういう表現の方が良いね」等、隅から隅まで丁寧なアドバイスを受けることが出来、何の問題なく論文を仕上げることが出来ます。
京都大学の評判・口コミ【工学部編】
卒業研究では、毎日夜遅くまで、残って頑張りました。先生方も熱心に指導してくださり、また周りの同期も一生懸命にがんばっていたので、自分も頑張ることができました。気づいたらレベルの高い研究ができており、学会で発表できるレベルまで成長できました。また、研究室には留学生が多くいたので、日常から英語を使う機会が多くありました。そのため、英語力も結構身についたと思います。最終的には、英語で論文が書けるようになったのでよかったです。
京都大学の評判・口コミ【工学部編】
研究に没頭できる施設環境がある
高度な研究の中には、昼夜問わず、あるいは長期にわたり集中して取り組まなければならないミッションもあります。そこで大事になってくるのは学内の施設環境です。研究棟では宿泊も可能であり、各キャンパスのレストランやカフェテリアも21時や22時などかなり遅い時間まで営業しています。無料で使えるスポーツ施設でリフレッシュもできます。このような学内の施設環境に、満足の声が多く聞かれました。また、学部卒業後8割ほどは大学院へ進みます。大学院生が主に使用するのは、2003年につくられた最先端の研究施設である桂キャンパス。思う存分研究し、充実した時間を過ごせるでしょう。
大学の施設が使い放題だったことが非常にありがたかったです。テニスコートも大学のコートを主に使っていたので金銭的にありがたかったです。また、体育館やトレーニングジムなどの設備も充実しており、無料で利用することができました。研究棟は比較的新しく綺麗なシャワーなどもあり、住むこともできるぐらいでした。実際に卒業論文執筆期間には数日泊まり込んでいたりもしました。これが国立大学ならではなのか、大体の大学がこのように設備が充実しているのかはわかりませんが、非常に満足しています。
京都大学の評判・口コミ【工学部編】
やはりおすすめは、僕の所属する工学部です。工学部では、それぞれの分野について日本最先端の研究を行っている教授が多く在籍していて、学科によっては大学4回生から桂キャンパスにうつって、より専門的な研究に触れることができます。(1回生が講義を受けるのは吉田キャンパスです)。
京都大学の評判・口コミ【工学部編】
東京電機大学 工学部
学んだことが直接仕事に活かせる
6つの学科(電気電子工学科、電子システム工学科、応用化学科、機械工学科、先端機械工学科、情報通信工学科)があります。一般教養や数学・物理・化学などの基礎学習から入るものの、1年次のうちに機械やロボットをつくる実践的な授業があり、「ものづくり」の面白さを早期に知ることができます。また、技術者としてのあり方や注意すべき点、プレゼンテーションの方法についても、授業の中で学んでいけます。学部卒業後、大学院に行かずに就職する人が7割程度と多め。就職希望者の内定率はほぼ100%であり、希望どおりの企業に入れた割合も高いようです。大学で学んだ知識・技術が活かせる職場に満足している声が多く、資格を得たことが直接給料アップにつながっている人もいました。
私は東京電機大学の工学部に通っていました。東京電機大学の大きな特徴は、就活の時や社会人になってからも役立つ資格がいくつもとれる授業環境にあるという点です。実際私は現在、企業でシステムエンジニアとして働いています。大学時代に講義の内容を聞いていれば資格が必然的に取れました。大学時代に資格を複数取得していたおかげで、仕事にはすぐ慣れることが出来ましたし、給料もプラス5000円ほど資格手当をもらっております。
東京電機大学の評判・口コミ【工学部編】
理系の単科大学ということもあり進学率はとてもいいです。勉強する環境が整っていて、切磋琢磨して勉強しています。講義の内容に関しても最初は基礎から学びそこから専門的なことを学びます。私は特に通信に関して興味があり研究をしていますが、基礎から学んだからこそ、今とても充実した研究を行えています。そのおかげで、現在学んでいることが活かせる職場へ就職することが決まりました。私だけではなく多くの卒業生も同じような考えです。
東京電機大学の評判・口コミ【工学部編】
教授との密なコミュニケーションが学びを充実させる
4年次の卒業研究は必修です。どの学科にも10前後の研究室があり、未来の暮らしに役立つ研究が日々行われています。文部科学省が支援する「私立大学研究ブランディング事業」に選ばれた、先進的な研究テーマに携わることもできます。先輩方の口コミを見ると、研究室でも授業でも教授との距離が近く、密にコミュニケーションをとることで学びが充実していることがわかります。
私が所属している研究室はとても雰囲気が良いです。よくわからないことがあれば気軽に聞くことができます。そのおかげで卒業論文の着手に関してはとてもスムーズで順調に進んでいます。理系の大学なのでなるべく研究室に行かないとならないので大変ですが、その分やりがいがあり、とても楽しいです。また、大きな区切りでは飲み会を行ったりとコミュニケーションも積極的に取るようにしています。また現在社会人の卒業生の方も飲み会に参加してくれて、とても楽しく飲んでいます。
東京電機大学の評判・口コミ【工学部編】
私は情報系の授業を専攻していたので、一人一台のパソコンがありました。生徒と先生の距離がとても近く、わからない箇所は授業後の休み時間を使って教えてくれました。また、授業後にも飲食を共にしながら悩みや今後の進路について真剣に話をきいてくださいました。今の会社もその先生のアドバイスを受けて入社することを決めました。入社後も、わからないことや人生相談を居酒屋で聞いてもらったりしています。
東京電機大学の評判・口コミ【工学部編】
山口大学 工学部
入学難易度は低めながら、就職先には大手企業が並ぶ
工学部の偏差値ランキングでは、現時点であまり上位といえない山口大学。それにも関わらず、就職先には製造業や建設業、運輸・通信業の大手が並びます。大学院へ進んでから就職する人が6~7割と多数派ですが、学部卒業生も同様の業種で活躍しています。学部の就職相談・資料室や学科事務室において、手厚い就職サポートが行われており、企業からの学校推薦の依頼も数多く来るため、スムーズに就職先を決めることができているようです。
私が受験したときには前期の二次試験が数学と理系二科目でした。また、センター試験のボーダーラインもそこまで高くありませんでした。さらに工学部では入試の際第三希望まで志望する学科を選ぶことができ、仮に第一志望の学科に落ちてしまっても私立大学のように併願した他学科に合格すれば入学することができます。そのような入試難易度でありながら、就職先はかなり一流の企業が多いです。学内の企業説明会に来る企業も有名どころや業界大手が数多く、ある程度適当に就職活動をしていればまず就職できないことはありません。
山口大学の評判・口コミ【工学部編】
就職に強いのは、私の所属している循環環境工学科だけではなく、その他の学科も非常に強いです。例えば、機械工学科であれば昔から車のエンジンの研究をしている名残からか、今も車の研究を行っている所も多く、自動車メーカーのスバルやマツダに就職した方も少なくありません。ですので、将来車に関する仕事に携わりたいと考えているのならば、山口大学の工学部をお勧めします。一般的な国立大学の中では入りやすい割には、非常に就職に有利だと思います。
山口大学の評判・口コミ【工学部編】
広い選択肢から学習・研究分野を選べる
山口大学工学部には7学科(機械工学、社会建設工学、応用化学、電気電子工学、知能情報工学、感性デザイン工学、循環環境工学)が設けられており、所属する研究者は200人以上。様々なテーマに特化した研究ができるのがメリットです。口コミによると、化学工学や電気電子工学の分野に力を入れているのが山口大学の特徴であり、他にはない特別な学びを得られるそう。他大学との差別化がうまく図られていることが、安定した就職率に結びついているのかもしれません。学生の海外留学にも積極的で、奨学金の援助もあります。
私の学科では主に化学工学について学びます。現在の日本の大学で、大々的に化学工学を学ぶと謳い文句にしている大学は非常に少ないです。この化学工学を学ぶとどういったメリットがあるかと言うと、非常に就職に有利になります。というのも、化学工学とは主にプラント設計を目的としています。ですが、普通にプラントの設計をするのではなく、主に研究室規模で行われた実験装置を、工場規模に拡大するような設計がメインとなります。それは単純なことではなく、化学者としての視野と会社員としての視野を使い分け無ければならず、どちらかの視野が欠けてはいけません。そのため、そういった人材をメインで育成しているということが強みとなります。そういった点で私は一番満足しています。
山口大学の評判・口コミ【工学部編】
一年生の共通教育では文系理系を問わず同じカリキュラムを学ぶことができ、これによって自分の専門外のことを知る機会ができます。また、二年以降の専門教育では電気電子工学とその周辺分野における幅広い分野を学ぶこともできます。これは他大学ではあまりないことだと内部の教員も言っています。そのおかげで研究室も幅広い分野から好きな分野を選択することができます。ただし研究室への配属は成績順になるので、人気の所を狙うなら好成績を維持する必要があります。
山口大学の評判・口コミ【工学部編】
留学には大学をあげて力を入れていると思います。と言うのも、工学部にはグローバル技術者養成センターという留学支援をする機構があります。ここでは海外の大学への留学をパッケージツアーのように選ぶことができ、それぞれの予算や期間、やりたいことに合わせて複数の選択肢から選ぶことができます。また、成績優秀な学生をロンドンのユニーバーシティカレッジロンドンという名門校に留学させてくれます。本来であれば山口大学風情で関わることは難しいレベルの大学です。おまけに旅費の支援まであります。
山口大学の評判・口コミ【工学部編】
北海道大学 工学部
研究を通じて国際交流、語学力も伸ばせる
北海道大学工学部は、世界各国の工学系の大学と提携しており、外国人留学生を多く受け入れている大学です。中国・韓国などアジアからの留学生が多く、その他欧米や中東、アフリカから来ている人もおり、大学院への留学生を含めるとその数は300人以上です。留学生を多く受け入れている研究室では特に、外国人と共同作業をする機会も多いとのこと。専門的な内容について懸命に意思疎通を図ろうとすることで、自然に語学力がアップし、グローバルな視野でものごとを考えられるようになるでしょう。なお、研究室以外でも留学生とコミュニケーションが図れる場がたくさん設けられています。
外国人留学生を研究生として積極的に呼んでいる研究室でしたので、私が在籍していた期間、常に英会話を必要とする環境におかれていました。おかげで日常英会話のスキルが飛躍的にアップしました。また、海外の論文誌への投稿を(半ば強制的に)行っていましたので、そこでも英語力、特に自らの研究分野と密接に関わる部分での英語の知識が身につきます。これは現在の仕事でも大変役に立っております。研究そのものは高額な実験装置を数台使用しての実践的なもので、理論と実践両面でのアプローチができました。
北海道大学の評判・口コミ【工学部編】
研究室には留学生が多く在籍しており、時には留学生の住宅手配や各種申請手続きを頼まれることがあります。また、新人の留学生の研究指導を行うこともあり、必然的に外国人とコミュニケーションをとらざるをえない環境がととのっていることから、自身のグローバル性を発展させる条件が整っております。また工学部は企業との共同研究の話も多く、国内外問わず教授と同行して出張に出かけ、学科によっては現場を視察できるチャンスがあります。
北海道大学の評判・口コミ【工学部編】
北海道大学は自然豊かでグローバルな大学です。構内は一般の方たちにも開放されており、夏にはポプラ並木、秋にはイチョウ並木のライトアップを見ることができます。また大学内は留学生も多く、グローバルな環境で勉学に励むことができる環境が整っております。特に環境社会工学科は海外派遣プログラムが充実しており、海外志向の学生にはうってつけの学科です。教員も学生の意思を尊重して自由に学業・研究に取り組ませてくれる風通しが良い環境であり、進学すれば間違いなく満足いく学生生活を送れる素敵な学科です。
北海道大学の評判・口コミ【工学部編】
インターンシップ先や就職先探しを教授がサポート
北海道大学には、キャリアセンター主導の「全学インターンシップ」(単位認定あり・主に1,2年生向け)と、学部や研究科で個別に実施されるインターンシップの2つがあります。工学部生は8割以上が大学院に進んでから就職するとはいえ、早い時期からの職業体験も有意義でしょう。個別にインターン先や就職先を探す場合には、各研究室の教授が力になってくれることが多いようです。東京・大阪などの大都市からは離れた立地ですが、大学に対する企業の信頼度が高く、教授の人脈も頼りになるので安心です。
卒業1~2年前を目安に、一般企業での就業体験が積極的に行われており(ただし卒業単位とは無関係)、私も大学3年の春頃に体験してきました。企業の紹介は、主に教授陣のコネだったように思います。おそらく他の研究室の教授陣とも連携が取れていたので、そのとき携わっている研究とは別の分野の企業を紹介してもらう等、多少の無理もきいたようです。私の同期生の中では、就業体験で訪問した企業にそのまま就職した学生もいましたので、就職活動においても大変有利な武器であったと思います。
北海道大学の評判・口コミ【工学部編】
旧帝国大学である北海道大学からは学生の多くが有名企業に就職します。なかには教授からの推薦で簡単に大手企業からの内定を勝ち取る学生もおり、早い人では経団連の定める就職活動解禁日よりもはるかに前の段階で就職先が決まるケースもあります。そうではないケースでも、企業の方がわざわざ北海道まで足を運んで優秀な学生を確保しようとセミナーを開催しに来てくれることがあります。このように一見東京の大企業へのアクセスが悪い北海道という環境でも、十分に他の大学と競争力をもって就活ができる環境が当大学にはあります。
北海道大学の評判・口コミ【工学部編】
東京工業大学 工学院
図書館や学生室など、学習環境が充実している
大岡山キャンパスにある図書館は「チーズケーキ」の愛称をもつモダンなデザインで、蔵書数も約63万冊と、理工系大学の中ではトップクラスの規模。土日祝日も比較的遅くまで開館しており、自主学習には最適なスペースです。また、図書館以外にも自習用の教室が開放され、学内のPCやスーパーコンピュータも利用できるなど、施設環境は十分に整っているといえます。トレーニングジムや屋内プールなどのスポーツ施設も、一部有料ではありますが使用できます。
図書館の蔵書数が多く、またオンラインで本の予約や取り寄せができることが一番の魅力です。また、学術文献や論文などの蔵書数も高く、インターネット上にはない20世紀前半の古い論文でも容易に見つけることができます。一般的な書籍、例えば英語資格試験の対策書や小説、ハウツー本などのラインナップも豊富なため、わざわざ書店に足を運んで資格対策本などを購入せずとも、図書館のそれを借りることで十分な勉強をすることができます。
東京工業大学の評判・口コミ【工学部編】
私が所属していた東京工業大学 機械知能システム学科では、学科生であれば24時間自由に使える大きな学生室がありました。そこには20~30台ほどのPCがあり、またプリンタも設置されていたため、課題の取り組み、また個人的なワークなどもそこのスペースでのびのびと行うことができました。レポート提出締め切り日前やテスト前日などはそこにみんな集まり、お互いにわからないところを聞きあいながら頑張っていました。そのような環境でしたので、学科内の仲がとても良く、研究室にそれぞれ配属された後でもたまにそこに集まって語ったりしていました。
東京工業大学の評判・口コミ【工学部編】
大学院と統合されたカリキュラムで、留学もしやすい
東京工業大学は2016年、日本で初めて、学部と大学院を統合した「学院」を設置。入学から6年後あるいは9年後の卒業まで見通したカリキュラムとなっています。それだけに修士課程への進学率は9割と高め。学部1年目はそれぞれの学院の基礎学習をし、2~4年で5つの系(機械系、システム制御系、電気電子系、情報通信系、経営工学系の5つの系)に分かれ、大学院課程ではさらに細分化されたコースへ。年間約1700人もの留学生が東京工業大学で学んでおり、大学院博士課程では3人に1人が留学生という環境ですから、学内で国際感覚を身につけることは十分可能です。また、海外への留学制度も短期・長期問わず豊富に用意されており、語学力アップ目的でも、海外の大学で研究を行いたい場合でも、希望どおりの留学が実現できるでしょう。
弊学には、半年や一年間の長期の留学制度はもちろん、数週間の超短期留学の制度が豊富にあります。そのような留学制度を用いれば、卒業年次を繰り下げることなく気軽に留学が可能であり、また十分な留学実績として認められるため、積極的に利用する学生が多いです。私もこの制度を利用して留学し、TOEIC900点以上のスコアを帰国後に取得しました。派遣先も豊富にあり、学生のニーズに合わせてアレンジ可能であることも大きな魅力です。
東京工業大学の評判・口コミ【工学部編】
東京農工大学 工学部
他大学の工学部よりも女子学生の割合が多い
一昔前に比べれば工学部にも女子学生が増えてきたとはいえ、全体の1割、つまり10人に1人程度であるのが一般的です。ところが東京農工大学工学部の男女比率は8:2。すなわち5人に1人は女子学生です。農学部にはさらに多くの女子学生がいますが、キャンパスは分かれています。工学部の使用する小金井キャンパスには女子寮もあり、生協で登録すれば構内を自転車で移動できるなど、暮らしやすい環境があります。
建物が新しく、綺麗な講義室で快適に講義を受けることができます。トイレも綺麗なところが多いです。生協や食堂も非常に綺麗で文句なしです。他の大学の人に自慢できる点かなと思います。キャンパス自体は小さいので講義室の移動が楽です。農学部のキャンパスは別ですが、自転車で行ける距離なのでキャンパス間の行き来もしやすいと思います。雨の日は近くの駅からバスもでています。キャンパス内ではたまにドラマの撮影もやっていて、見ていておもしろいです。
東京農工大学の評判・口コミ【工学部編】
学部は2つしかありませんが、学科の種類が豊富なので、自分がやりたいことができる学科がみつけやすいと思います。他の大学の工学部に比べて女子の割合が高いので、女の子の友達も作りやすいなと思いました。全体的に真面目な人が多く、落ち着いた環境で勉学に打ち込めるところが魅力的かなと思います。工学部は全体的に就職状況もよく、就活の時に困りにくいのが強みだと思います。
東京農工大学の評判・口コミ【工学部編】
企業の信頼度が高く、就職にも有利
卒業後8割ほどが大学院に進みます。卒業前の最後の1年間は、大学側が開催する就職ガイダンスや業界セミナーが数多くあり、安心して就職活動に臨めます。企業の大学に対する信頼性が厚く、研究を通じて結びつきを強めているところもあるため、就職には難がないとの口コミがありました。2019年度からは、6学科(生命工学科、生体医用システム工学科、応用化学科、化学物理工学科、機械システム工学科、知能情報システム工学科)に改組され、将来の活躍の場をしっかり見通して学べる体系にシフト。就職にもいっそう期待が持てそうです。
就職の際には、国立の大学ということで、能力に対して一定の信頼を得られていることを感じました。キャンパスの環境もあり比較的真面目な生徒が多いため、企業の人事の方に「この大学の出身者は仕事に真面目に取り組んでいる人が多い」といった言葉をいただく機会もありました。また就職率も高く、大企業へと就職した先輩方も多くいるため、OB・OG訪問の機会も多くあります。また、各研究室においても企業との共同研究を行っているところが多く、就職活動に有利に働いていると感じます。
東京農工大学の評判・口コミ【工学部編】
さいごに
実社会において、研究職や技術職としてはもちろん、一般職としても大いに歓迎される工学部出身者。教授や研究室と企業との結びつきも強く、就職に有利な学部であることは間違いありません。ただ、各学科の学習内容は極めて専門性が高いですから、本当にその分野が好きな人でないと学び続けることが難しいでしょう。学科選びは慎重に行ってください。また、大学院への進学率が高い学部ですから、進学のメリット・デメリットについても早めに知っておくと良いですよ。