東北大学の評判・口コミ【医学部編】

満足していること：キャンパスの立地が良い

私が主に利用しているのは川内北キャンパスと星陵キャンパスなのですが、どちらもとても立地が良いです。川内北キャンパスは地下鉄の東西線が数年前に新設され、仙台駅から地下鉄で10分もかからず通うことができます。また、星陵キャンパスも地下鉄南北線の北四番丁駅から近く、また仙台の中心街である”アーケード”までも徒歩圏内となっています。こう書くと都会の中に立つビルのようなキャンパスを想像されるかもしれませんが、実際にはどちらのキャンパスも緑がとても豊かで自然が感じられます。特に川内キャンパスのすぐ近くには仙台の観光名所である青葉城址があり、それもまた魅力の一つになっています。

満足していること②：部活動

東北大学には主に川内キャンパスを活動の拠点とする”学友会”の部活と星陵キャンパスの学生からなる医学部部活が存在します。目指している大会がそもそも違うのでそこまでの交流はありませんが、どちらもかなりの実績を誇っています。また、医学部生は学友会に入ることができないというわけではなく、医学部の学生であっても、中高から力を入れてきたスポーツや音楽活動を極めたい人たちは学友会部活に所属しており、日々活躍しています。

不満に感じていること：学部間の交流がない

大学というとさまざまな分野を学ぶ人たちが一堂に会していて、多様な友人ができるというイメージだったのですが、実際に入学してみると学部間での交流はほとんどありませんでした。1，2年次はどの学部の学生も川内北キャンパスで一般教養科目を履修するのですが、専門科目との兼ね合いもあり、各学部ごとに履修が可能な授業がほとんど決まっています。キャンパス間の距離も遠いため、本格的に専門科目が始まると他学部の学生に会うことはほとんどなくなります。せっかくの総合大学なので、より多様な学生が集まって意見を出し合う機会などあればよいのですが…。

不満に感じていること②：詰め込み教育になっている

医学部保健学科はもともと、医療短大だったのを東北大学に併合した学科です。そのため学生側はどちらかというと国家試験を合格して就職するために集まっている雰囲気ですが、やはり大学の方針が研究第一であることもあり、教授陣は研究をとても重視しています。それ自体はよいのですが、年々研究室配属の期間が専攻を問わず伸びており、そのためなかなかの詰め込み教育になっているのが現状です。また看護学専攻に限った話ですが、以前はあった人体への注射の実習がなくなったことで、就職してから初めて本物の腕に注射をした、なんてこともあるようです。

東北大学のおすすめ学部：医学部

医学部の中でも医学科をおすすめします。就職うんぬんではなく、キャリア養成のためのサポートがとても手厚いためです。奨学金の枠が多く用意されており、貸与式なのですが卒業後に指定病院で勤務することで返済が免除されます。ですから金銭面で余裕がない学生も、医師を目指すことができるのです。それだけでなく各方面の第一人者である先生方から直接ご指導を受ける機会がたくさんあり、とても魅力的です。

東北大学に通って良かった？

他大学に通う友人たちはそろそろ就職先を考え出すころのようでよく話題に上っていますが、東北大学の医学部を卒業すると東北内外問わずどこの病院でも就職できる可能性があるため、就職に困ることはありません。他学部の様子をみても、大学院に進んで研究の道を志す人や、学友会部活で素晴らしい成績をおさめそのまま社会人実業団で活動を続ける人など多様な進路があり、就活はそこまで大変ではないようです。特に東北大学が誇る工学部からは毎年優秀な研究者が輩出されており、あまり関係のない私でも誇らしく思っています。