国際医療福祉大学の評判・口コミ【薬学部編】

満足していること：特待生制度

国際医療福祉大学では、センター試験などの一般試験の前、12月頃に、特待奨学生を募集する試験を行います。この試験では上位成績者からS特待生、A特待生が選ばれ、特待生に選ばれなかった人からも一般合格として一定数の人数が選ばれます。S特待生として合格すると、授業料が全額免除となり、A特待生として合格すると授業料が半額免除となります。私は薬学部ですが、薬学部は非常に授業料がかかります。国際医療福祉大学は私立大学の薬学部としては授業料は安いほうですが、それでも高額です。この特待生制度により、私はとても助かりました。入学後の成績が全体の50パーセント以上にいなければならないという条件はありますが、ずっと成績を保ち続ければ6年間授業料免除も可能です。この点は、学生とその家族にとても有難い制度だと思います。

満足していること②：海外保健福祉事情・海外医療体験

国際医療福祉大学には海外保健福祉事情・海外医療体験制度があります。希望者のみの参加ですが、これに参加すると、希望する外国に行き、その国の病院を見学したり、現地の先生に教えてもらったりなどして、他国の医療現場を間近で学ぶことができます。私はこの選択授業に参加し、中国に行ってきました。漢方薬に興味があって参加したのですが、漢方薬のもとになる生薬をたくさん見せてもらったり、作る過程も少し手伝わせていただけたりと、日本ではできない貴重な体験がたくさんできたと思っています。大学の授業として行くので引率の先生もいて、外国の先生との連携もきちんと取れているので安心して行くことができます。国際医療福祉大学にいたからこそできたことだと思い、とても感謝しています。

不満に感じていること：大学のまわりに何もない

大学周辺には、アパートはたくさんありますが、スーパーなど生活する上で欠かせないお店が全くありません。車を持っていなければ、バスで市街地まで行って買い物をしなくてはならないため、車を持っていない人は皆、大学のまわりには住んでいません。バスも本数が多ければもう少し違ったかもしれませんが、一時間に一本しかないため、大学よりはお店の近くに住んだほうが生活はしやすいです。

不満に感じていること②：建物の構造が覚えづらい

国際医療福祉大学は棟ごとにA棟、B棟など名前が付けられていますが、この棟の数が多く、また、端から順番に並んでいるわけではないので、複雑で覚えにくいです。もともと私が、建物の空間配置を理解するのが苦手なのもあるのですが、建物がきれいに一直線に繋がっているわけではなく、曲がる箇所なども多いので、未だに迷ってしまう時もあります。薬学部がよく利用するのはN棟、O棟であり、それ以外の棟は正直よく分からないです。

国際医療福祉大学のおすすめ学部：薬学部薬学科

内容はとても難しく、毎日勉強が必要で、決して楽ではありません。ですが、分からないところが分かると楽しく、一年を積み上げていくたびに自分の知識が増えていくのを感じると、嬉しくなります。薬学部を目指している方、夢がある方にはおすすめです。

国際医療福祉大学に通って良かった？

本当はこの大学は第一志望ではありませんでしたが、住んでいるうち、通っているうちに友達や先生と仲良くなり、愛着が湧いてきたように感じます。授業内容は難しく、泣きたくなるときもありますが、その難しい内容を学生に理解してもらおうと、先生たちが努力しているのがとてもよく分かります。分からないところを質問に行けば、丁寧に教えてくれます。既に述べた特待生制度や、海外で学べる機会があることにも満足しており、薬学を学ぶ環境として、恵まれたところに通えたと思います。