芝浦工業大学の評判・口コミ【デザイン工学部編】

満足していること：就職に有利と感じられる

メーカー系への就職活動をしている際、大学名を言うと好感触でした。よほど大手ではない限り学歴で切られることもありませんし、むしろ積極採用してくれる大手企業も多くあります。様々な企業から推薦での求人票が届きますが、有名企業の名前もちらほら見ることができました。大学のレベルに対して就職率は高いと感じます。自分の専攻に合った業界、業種、職種への応募であれば、そんなに苦労することなく内定をもらえると思います。

満足していること②：興味深い授業が多い

デザイン工学部、建築学部は良くも悪くも歴史が浅いため、現代社会に合わせたカリキュラムになっていると感じます。科目の再検討や新設などが積極的に行われており、歴史的な授業がありません。そのため、現代に即していないようなことにはあまり触れず、今必要なことが重視されている印象を受けます。だからといってエンジニアの誰もが知っているようなことをやらないのではなく、うまく取捨選択が行われているように感じます。

不満に感じていること：キャンパスの使い勝手が良くない

この大学には３つのキャンパスがあります。まず、大宮キャンパスについてですが、最寄り駅が大宮ではなく東大宮です。東大宮駅は宇都宮線しか通らず、上野東京ラインの開業もあって非常に遅延が多いですし、各駅停車しか止まりません。駅からも徒歩20分ぐらいかかります。授業日はスクールバスが運行していますが、朝は行列ができます。一方、芝浦キャンパスは田町駅近くで通いやすいですが、学生数が少ないことから学食や購買が撤退し、今はありません。玄関から徒歩10秒で2つのローソンに行くことができますが、学生にとっては厳しいです。３つ目の豊洲キャンパスはいいと思います。

不満に感じていること②：システムが使いづらい

学内で使われているシステム（履修登録や課題提出など）が総じて使いにくいです。履修登録は限られたブラウザしかできませんし、課題提出などに使うシステムはよくこれをリリースしたなと思うレベルです。学内のPCや印刷システムはいいのですが、学内全エリアに備わっているWi-Fiは、よく切れるし繋がらなくなることも多いです。システムがいろいろ用意されていて助かる部分はありますが、どれも基本的には使いにくく感じます。

芝浦工業大学のおすすめ学部：建築学部

「芝浦の建築」は有名です。そのため、大学も創設に力を入れ、建築学部向けの製図棟を建てました。創部からの年数は浅いですが、他学部の建築系の学科を集めた学部なので、信頼度は高いと思います。人間の生活に深く関わる「住」の部分を学べる建築学部はおすすめです。

芝浦工業大学に通って良かった？

教員の質も基本的にはいいですし、就職にも強い大学です。デザイン工学部しかわかりませんが、良くも悪くも、研究者の育成というよりエンジニアやデザイナーの育成という面が強いです。最近では理系の間でMARCHからSARCH（S：芝浦）に変わっているとも聞きます。確かに理工系について学びたいのであれば、ここは専門大学ですし、設備やカリキュラムもしっかりしているので、MARCHより芝浦に来るのはアリだと思います。