嵯峨美術大学の評判・口コミ【芸術学部編】

満足していること：キャンパスの環境が良好

キャンパス内に、作品を展示できる展示場や学生が集まれる多目的ホール、芝生の広場にベンチ、美味しい食堂にパン屋さんなどがありました。作品を制作するにあたり長い時間をキャンパス内で過ごすので、環境がとても充実していて良かったです。展示場では度々卒業生の方達の作品が展示されたり、多目的ホールでは友人達とお喋りを楽しんだり、合同で作品を制作するためのミーティングが活発に行われていたりと、いつも活気に溢れ、自分の居場所を作るのにとても良い環境でした。

満足していること②：作品を制作するための設備がある

キャンパスには美術関連の書籍や漫画などを多く管理し、貸し出してくれる図書館があります。また、パソコンなどの機器を貸し出してくれる部屋や、絵具やカンバスなど様々な材料を販売している購買もあります。作品を制作するための、充実した設備がありました。貸し出してくれるものは十分な数があり、貸し出し中で困ることはなかったですし、優しくて親切な、美術関連に詳しい助手の方が多数いらっしゃったので、作品や設備に何かあれば相談することもできて、作品を制作するのに不便なことはありませんでした。

不満に感じていること：キャンパスの立地が悪い

キャンパスのある場所が嵐山方面で、私の利用していた阪急電車は嵐山線に乗り換えなくてはなりませんでした。スクールバスが出ていたのですが、駅からキャンパスまで遠く、休日にキャンパスへ作品制作しに行くときには、バスが出ていないため歩いて向かわなければなりませんでした。雨が降っている時や重いものを持っている時は不便でした。さらに台風が来ると近くの桂川が氾濫寸前まで水位が上がり、キャンパス内に水が入ってしまわないかと自宅で不安になった時もありました。

不満に感じていること②：就職などの進路について考える時間が取れない

卒業を控え、進路について考え始めて、就職などに関する情報の収集を始めることになったのですが、卒業認定がかかった大事な作品の制作時期と重なり、とても忙しかったです。就職に関する講義があったり、キャンパス別館に進路相談ができる場所があったりしたのですが、なかなか利用することが出来ませんでした。教授も進路に関して特別関心はないというか、作品の制作が優先的でした。焦らず自分のペースで進路について考えることが出来たのは良かったのかもしれませんが、他の大学の方に比べると大分進路について考える時期は遅くなりました。

嵯峨美術大学のおすすめ学部：デザイン学部

デザイン学部では勿論、デザインについてたくさんのことを学ぶことができます。同じ学部の学生や教授、助手の方々がとても優しくて、学生としっかりと向き合って作品の制作についていろいろ教えてくださったり、アドバイスをしてくれたりしてとても良い学部でした。

嵯峨美術大学に通って良かった？

この大学に通っていた時期が、今の自分の中で一番楽しく幸せだった時期です。気軽にどこかへ一緒に遊びにいったり、共通の趣味の美術館巡りに行ったりできる友人もたくさん出来ました。作品制作についても満足していています。美術に関する知識やたくさんの能力を身につけることができました。友人たちと合同で作品の展示会をしたこともあります。もし他の大学に入学していたらこんなに良い思い出はできなかったのではないかと思います。