東北大学 大学院の評判・口コミ【農学研究科編】

志望理由

地元を離れて学びたいと思い、東北大学を選びました。また、農学研究科では２年に進級する際コース配属が決定するため、実際に講義を受けてから進路を決定することができます。私は受験方法のうちAO1期、2期、一般入試すべてを受験しました。AO入試では、小論文やセンター試験の結果、面接が合否の判断材料となります。面接では「東北大学の農学部に入学して何がしたいか」が問われています。結局、一般入試での合格となりましたが、とても充実した大学生活を送ることができています。

大学で勉強していること

入学後1年目は「食」に関する幅広い講義を受けます。その後、生命化学、生物化学、植物、動物、海洋の5コースに分かれて専門分野を学びます。もちろん、他コースの講義も授業の組み方次第で受講可能です。私の場合は動物コースを選択し、家畜の生理機能、感染症、遺伝等に関する講義を受けました。動物コース配属後で特に印象的なのは、大学の広い農場で行われる、チーズ製造や家畜人工授精実習です。その他にも、牛や豚、鶏の解剖実習も経験することができます。

満足していること：キャンパスが新設されて綺麗

東北大学の農学研究科は、3年前に雨宮キャンパスから青葉山新キャンパスへと移設しました。交通の面では多少不自由になりましたが、仙台市営地下鉄の東西線が開通した為、青葉山駅から徒歩10分弱です。移設からまだ数年しか経っていないため、綺麗な環境で研究活動に取り組むことができます。また、研究棟の隣には図書館や学食を併設した講義棟があります。こちらも綺麗に保たれているため、図書館には他学部からわざわざ勉強しにくる学生も見受けられます。

不満に感じていること：研究室の当たり外れが大きい

どこの大学でも同じかもしれませんが、当大学でも学部・学科、研究室による差があります。農学研究科内で言えば、２年次のコース配属でその傾向を見ることができます。例えば、所謂「ブラック研究室」が多いコースや、意識の低い学生が集まるコースの人気は低く、成績下位者が配属されたりします。年度により各コースの人気度は多少異なりますが、毎年希望のコースに行けない学生が存在します。コース配属前に、先輩から各研究室の雰囲気をある程度把握しておくと良いです。

東北大学 大学院のおすすめ学部：工学部

工学部は、東北大学の名物学部です。大学の中で学生数が最も多く、予算も潤沢な学部です。また、一番のオススメ理由は就職活動において圧倒的に有利な点です。他学部の生徒が苦労している間に、工学部の生徒は一瞬で就職先が決まります。一方で、工学部は他学部と比べて授業や研究に忙しい印象です。女子生徒が少ないことが問題でしたが、近年では積極的に女子入学者数を増やしているようです。工学系を志望している学生には是非、東北大学をオススメしたいです。

東北大学 大学院に通って良かった？

私の場合、研究、部活、アルバイトを両立することができました。自分の中で何を大切にするか（研究や部活など）、軸を持って学生生活を送ることで上手くバランスが取れる大学だと思います。仙台の街も住みやすく、東北大学に入学して良かったと感じています。また、就職活動の際に旧帝大のブランド力は多少なりと働きます。実際、説明会などで足切りされている印象はありませんでした。勿論、旧帝大だからどこでも通るという訳ではありませんが、基本的に損をすることはありません。