聖マリアンナ医科大学の評判・口コミ【医学部編】

満足していること：卒業すれば医師国試を受験できる

日本で医師になるためには、医学部医学科を卒業して医師国家試験に合格しなければなりません。そのために、全国約80校ある医科大学・大学医学部に入学・卒業しなければならないわけですが、現状、総じて偏差値は高めになっています。医師になりたい皆さんとしては、学費を賄うことができるならば、どの大学でも良いから滑り込みたいと考えることもあるはずです。そういった意味では、本学の入学難易度は低めであり、私立大学医学部の中でも学費は平均的と、「お買い得」感のある大学となっています。この点が、本学で最も満足できる理由ではないでしょうか。

満足していること②：学費・偏差値の割に立地が悪くない

「最も満足しているところ」とかぶりますが、本学は比較的偏差値が低い割に学費は平均的です。立地も神奈川県川崎市北部と東京にかなり近く、電車で簡単に東京へ出ることができます。大学の周囲は商業施設や食事処も不便ではない程度にはあり、バスも複数の駅へと出ているため不便することはないでしょう。ただし車を持っていたほうが、より便利であることに間違いはありません。数年後には横浜市営地下鉄ブルーラインがあざみ野～新百合ヶ丘に延伸するらしいので、より便利になるのではないでしょうか。

不満に感じていること：学食があまり良質とは言えない

普段講義をうける建物内には学食（レストラン）があるのですが、あまり学生向けの値段設定とはいえず、質・量的な観点からみても満足できないところがあります。付属病院内にも食堂があり、そちらは10円ほど高くなるものの質は高めです。しかし、教室からは少々遠く、昼時は病院の職員が使うためとても混雑しており、学生が使うのは少しためらわれます。ささっと食事してなるべく邪魔にならないようにすると良いでしょう。最近、病院内売店や近くのパン屋さんの出張所が学食付近に出店しましたが、やはり価格は高めです。

不満に感じていること②：教育課が不親切

本学で学生に直接関わる事務として、学務課と教育課があります。学務課は主に学生の出欠や部活動の管理など学生のことを取り扱っており、相談もできる比較的親切な部署です。教育課は主に入試や学内試験など試験・講義関係のことを取り扱っています。なぜかわかりませんが、この教育課の方は学生に対して冷たく接してきたり、休講の情報を自発的に連絡しなかったりします。学生が生活していく上で接する頻度は学務課のほうが高いため、普段は気にすることはありませんが、教育課に用事があるときは少し気分が落ち込みます。

聖マリアンナ医科大学のおすすめ学部：医学部

本学は医科単科大学であるため、医学部しか存在しません。隣接して看護専門学校が併設され、看護学生が本学で実習を受けている姿も見受けられ、解剖実習では看護学生も見学に来ます。さらに、2018年度からは昭和薬科大学との合同授業も開始され、チーム医療を肌で感じることができます。

聖マリアンナ医科大学に通って良かった？

医学部は基本的に、医師になりたいと考えている人が入学する学部です。すなわち、良くも悪くも学術研究機関というより医師養成学校としての面が強い場所です。そういう観点でみれば、入学しやすく、学費は平均的、出ようと思えば東京に出られ、6年間（＋α）学び卒業すれば医師まであと一歩までいける本学には通えて満足しています。不便な点もありますが、総じて見れば目を瞑ることのできる程度だと思います。