國學院大學 北海道短期大学部の評判・口コミ【国文学科編】

志望理由

家が近いということもありますが、國學院大學では小説や詩を書く方法を詳しく広く学ぶことができます。私はそれを知ったので進学しました。高校生までは小説を書く趣味の人が周りにおらず、友だちも少ないため、すべて独学で小説を書き、独り善がりでした。しかし、進学してからは共通の趣味を持つ学生がたくさんいたので、創作の幅が広がり、高校生のとき以上に手応えのある作品がいくつもできあがりました。文芸創作のほかにも様々な講義がありましたが、どれも國學院大學らしい、良い意味でマニアックな講義ばかりでしたので、楽しく受講することができました。

大学で勉強していること

前述とは別の話をしますと、近代文学や伝承文学といった、さまざまな話型を重点に置いて履修しました。芥川龍之介や泉鏡花といった作家の作品を読んで考察・論述したり、日本のしきたりや風習、民具、方言、昔から伝わる神話などを勉強しました。漢文や古文の講義も履修したと思います。文学だけでなく、神道、歴史、考古学、国語学、民俗学など、専門的な講義がたくさんあって、入学したばかりのときはどれを選ぶか迷いました。

満足していること：「好き」が「もっと好き」になる

人によりますが、好きなことをたくさん学んでそれを糧にできたことが理由としては大きいです。文芸創作の講義で習ったことをアウトプットさせて、小説を何本も書き上げました。習えば習うほど自分の力になっていることが、怖いほど分かりました。大学に入ってから、賞もいくつもいただいています。自ら場数をあんなに踏もうとしていたことにも驚きましたし、きちんと結果が出てくれるのもモチベーションの維持に一役買ってくれました。

不満に感じていること：学生と事務局との連携が取れていない

別名「学生支援課」と呼ばれている事務局ですが、書類などの諸手続きをするのに必ずと言っていいほど不備がでます。学生からは「学生から支援されている課」と暗に呼ばれています。自動車での通学許可書を提出し、なかなか通知が来ないなと思い、一週間後に訊ねると「あ、忘れてた。乗ってきていいよー」と言われました。学生の高校卒業証明書をごっそりなくしたこともあり、それを「提出していない学生がいるので事務局に来てください」と学生のせいにした通知も掲示板に出されました。私が講義内で怪我をしたときは特にひどかったと思います。学内保険が有効になるのですが、保険金が降りるまでに半年かかりました。降りる間に何度も事務局へ確認しに行くのに「そんなのあったっけ？」「それって何だっけ？」とヘラヘラされて、いい加減にしろよと思いました。

國學院大學 北海道短期大学部のおすすめ学部：国文学科

他の学科の講義をほぼ受けていないため客観的なことは言えませんが、専門的に、狭く深く何かを極めたいのであれば国文学科を推奨します。同じような趣味をもつ学生がたくさんいるので、打ち解けるのも難しくないと思います。

國學院大學 北海道短期大学部に通って良かった？

事務局の不手際は多々ありますが、親切で面白くて優しい人ばかりです。教授も各々の分野に精通していて、怖いものなし、分からないものなし、といった素晴らしい方ばかりでした。学生と親密なコミュニケーションを取ってくれたり、教授の部屋に遊びに行ったり、呑みに誘ってくれたり、アットホームな雰囲気の大学でした。卒業した今でも手紙でやり取りしたり、直接構内にお邪魔したり、尊敬はしているけども友だち感覚で会話をします。