静岡大学の評判・口コミ【教育学部編】

静岡大学の特徴

大学が定めている地域づくり副専攻、ABP（アジアブリッジプログラム）副専攻、教育学部で履修できる現代の教育的課題科目群という副専攻があります。私が履修したのは地域づくり副専攻と現代の教育的課題科目群の二つです。地域づくり副専攻はいくつかの必修科目と選択科目に分かれていますが、ほとんどが自分の意思で履修する科目を決めることができます。個人的に一番いいなと思ったのはフィールドワークに行けることです。私は伊豆の修善寺でサテライトオフィスについて学びました。講義はSDGsや防災、静岡県に由来する文学作品に関するものなどがあります。現代の教育的課題科目群は4つのプログラムから一つ選び、定められた科目を履修することで認められる副専攻です。教育についてさらに深く専門分野を作りたいという学生にはおすすめです。

志望理由

静岡にある大学はあまり多くなく、自宅から通える大学に進学したいと考えて静大を選びました。また、教員免許を取得できるということも志望理由です。専門的に教員になるための勉強ができる大学としては地元で一番であると思います。教育実習を地元でできるのも利点です。この2つの理由で静岡大学の教育学部を選びました。

大学で勉強していること

私は教育学部の国語教育専修に所属していたので、教員免許を取得するための勉強をしました。取得予定の免許科目は小学校、国語（中・高）、書道、英語（中）です。言語、古典、漢文、書道実技、英文法、英語音声学などの専門分野と教育の原理や道徳などの教育全般に関わる内容について学びました。大学の共通科目として言語の世界や社会資本マネジメント論、日本国憲法など、幅広い講義を履修することができます。

満足していること：学生が優しく、教授が親身になってくれる

教育学部の学生は根が真面目で優しい人が多いので、とても居心地がいいです。レポートなどで困っている時は助け合ったり、実習の時にはお互いに励まし合って乗り越えたりしました。また、他科目専修の学生と同じ講義を取ることもあるので、かなり多くの人と知り合うことができます。教授に関しては私のゼミの先生は年齢が若いということもありますが、生徒に対してとてもフランクに接してくれます。ゼミの資料を集めるときには探し方やまとめ方を教えてくれたのでスムーズに進めることができました。就職についても相談に乗ってくれます。

不満に感じていること：坂と階段が多く、校舎が古い

大学が山を切り開いて作られているため、構内に入ってすぐにかなりの急勾配の坂があります。静大生は「登山」「下山」と言っています。図書館に上がるまでに40mほど登っているそうです。教育学部棟や人文学部棟はさらに登った場所にあります。大学の敷地内についても坂や階段を登らなければいけないため、講義室に着くにはさらに時間が必要です。特に夏は大学に行くだけで汗だくになるのがつらいです。しかし、坂と階段の上り下りがあるので毎日いい運動になると思います。平地にある他大学に比べて肥満度が低いという研究結果もあるそうです。また、校舎はかなり古いところもあります。農学部棟や理学部棟は改築工事がされていますが、少なくとも教育学部棟は古いです。トイレは綺麗なところもあります。

静岡大学のおすすめ学部：教育学部

静岡県で教員になるには良い大学だと思います。プログラムが完成していることと、さらによくなるように教育実習の時期を変えるなど、学務が改善してくれているところもいいと思います。実習時には大学が実習校を決めてくれるので、自分で頼みに行くことはありません。その分、大学での学びに時間をかけられるという利点があります。

静岡大学に通って良かった？

大学に入ったからといって怠けることがないような履修プログラムが組まれています。1年生から3年生前期まではかなりの講義を履修することになるので、勉強に力を入れることができます。大変というわけではなく、講義に行って受けていれば心配することはありません。また、大学内にはいくつもの部活動やサークルがあるので、自分に合ったものを見つけることができました。実家から通っていますがアルバイトや部活をする時間もあり、充実した学生生活を送っています。