北海道大学の評判・口コミ【経済学部編】

北海道大学の特徴

北海道大学は広大なキャンパスが最も特徴的です。去年北海道日本ハムファイターズの本拠地移転で候補地ともなった札幌キャンパスですが、入学したらその解放感に驚きを覚えることでしょう。入学して間もなく開催される北大祭では、構内全域に出店が広がり、学生のみならず多数の北海道民が賑わう一大イベントが開催されます。また、秋にはメインストリートのイチョウ並木が紅葉しとてもきれいな風景を味わうことができます。以上のように、北海道大学では広大なキャンパスが四季によって違う顔を見せるという魅力があります。

満足していること：ゼミ・研究室

経済学部のゼミ活動と卒論は卒業するための必須科目となっています。ゼミは経済・経営全般から自分自身の興味にあった分野のゼミを選ぶことができます。私は財務会計のゼミに所属しましたが、卒論のためのディスカッションを通じて会計の基礎から考える力が身に付きました。またその経験が生きたことにより一般企業に就職した現在は「会計に強い人材」として周囲から認識されています。また他大学の大学院への進学を望んでいる学生に対しても強くフォローしてくれる教授も多数おり、進学・就職共にゼミ活動が強く生きているといえます。

満足していること②：進路・就職

旧帝国大学としてのネームバリューと、北海道の企業からの強い就職ニーズを感じることができます。道内（北海道内）への就職では北海道1の大学として学歴という面で就職に不利になることはほとんどないと思います。

また道外（本州）へ就職する場合においても、東大や京大と並んだ旧帝大の1つとして見られ、説明会や面接で有利になります。

ただ、一番大きいのは大学で優秀な人と囲まれて過ごす環境が就職を成功する一番の要因です。北海道大学に入学するほどの人はある程度卒業後の目標を決めている人も多く、その刺激を感じながら過ごすことが最も大きなメリットとなっています。

不満に感じていること：授業

経済学部の講義は少し質が低いものがしばしばあります。教授が自身の興味があることを好き勝手話しているだけのことも多く、また特に経済学部の学生が授業を欠席することも多いため、単位を取らせるために、試験が授業への理解や応用力を問うものにならない（丸暗記をすれば単位が取れる）ものも多くあると感じます。もちろん他の学部ではその限りではないと思われます。しかし経済学部に入ってしっかり学ぼうとする場合は受け身になってしまうと身にならない講義を受け続けるだけとなってしまう可能性もありますので、目的意識を持ち、学ぼうとする姿勢が大切となります。

不満に感じていること②：キャンパスの立地

始めに挙げた広大なキャンパスですが、普段過ごすうえで少し不便なところがある点にご留意ください。まず、キャンパス内が広すぎて時に正門から授業が行われる教室まで徒歩20分近くかかる場合があります。したがって、キャンパス内を快適に過ごすためには自転車が必要不可欠となります。ただ、自転車の盗難被害も多数起こっているため鍵もちゃんと買うことをお勧めします。また、冬季は積雪によって自転車が使用できなくなるため（それでも無理やり乗っている人もいますが・・・）、ある程度の困難を覚悟したほうが良いでしょう。

北海道大学のおすすめ学部：工学部 情報エレクトロニクス学科

北海道大学はノーベル化学賞を受賞した鈴木章先生に代表される通り、理系が強い大学です。工学部情報エレクトロニクス学科ではプログラミングやAIを始め、今の時代に必須となる最先端の情報技術を学ぶことができます。また、旧帝国大にしては入りやすい入試点数と就職の良さは理系学部の中でかなりおすすめしたい理由です。

北海道大学に通って良かった？

先述したことも含め、大学時代に出会った優秀な友人とゼミで学んだ経験が現在に生きていることが最も北大に入ってよかった理由です。北大では北海道内外でそれぞれ半分ずつ程度の割合で学生が入ってきます。（学部によります。）入ってくる人は皆さん優秀で何かに秀でた個性的な人が多いです。その中で自分自身の得意なことや苦手なことを見つめなおす良いきっかけにもなり、また多くの刺激があることで自分のやりたいことを見つけることもできるでしょう。北海道大学では広大なキャンパスで多くの人脈を築くことができます。