東京農業大学の評判・口コミ【地域環境科学部編】

満足していること：興味があれば講義以外でも実習に行ける

私が在籍していた学科では森林について学ぶのですが、都心のキャンパスの為実際に山に入る講義は年に1回、望まなければ卒業まで2回しかありません。しかし、農大では教養科目が少なく1年生のうちから座学で森林について勉強しますし、仮在籍となりますが研究室に所属して自らの研究をすることも、先輩の調査に同行して様々な測定方法や器具の使用方法を学ぶことも可能です。また、他大学との合同実習等に申し込み参加することも可能ですし、サークル活動で登山をしたり植物について勉強したり自然保護活動もできます。やる気さえあればどんどんやらせてくれる環境だと思います。

満足していること②：学園祭が盛り上がる

大学最大のイベントです。大学内には学園祭全体を取り仕切る実行委員会と、各学科ごとの実行委員会があります。学園祭は金土日と行われ、月曜日は体育祭があります。その4日間をあらゆる種目で学科ごとに競うのです。芸能人を呼ばずに、出店と研究発表とステージ企画全てを学生のみで作り上げるのが自慢です。そのため、その年の学園祭が終わると同時に次の学園祭に向けて準備を始め、開催日のひと月前からは大学に泊まり込みで作業します。寝不足や長時間同じ空間で過ごすため、いざこざがしょっちゅう起こりますが仲は深まりますし、当日お客様に喜んでいただけるのでとてもいい思い出です。

不満に感じていること：お酒の機会が多い

サークル内で飲み会がしょっちゅうあるのは断れるのでいいのですが、大学内の公式な集まりで異常な量のお酒が出されます。学園祭実行委員会の端くれだったからなのかもしれませんが、挨拶回りで先生方にビールを注ぎに行かなくてはなりませんし、注げば注がれます。学科ごとでの挨拶回りもあるので結構飲むことになります。一気コールはだいぶ減りましたが、「俺の酒が飲めないのか」と言われたことは何回かあります。お茶とジュースでよいと思うのですが、なかなか変わらないようです。

不満に感じていること②：セクハラが多い

大学全体で先生方向けにセクハラ防止教室のようなものをやっているにも関わらず、効果はありません。例えば、所属していた学園祭実行委員会では学科の旗や団長服がありましたが、女性はそれにさわってはいけませんでした。理由はそう決まっているからだそうです。他には、お歳を召した先生方は飲み会で隣に女性が座らないと機嫌が悪くなりましたし、「ヤったヤらない」という発言が飛び交っていました。伝統だからといって、長期の泊まりの実習では、食事の支度は全て女性がやらなければなりませんでした。お酌も基本女性の役割です。先輩方に話をきくと、改善されてはいるそうですがたいして変わってないように思えます。

東京農業大学のおすすめ学部：地域環境科学部

自分の卒業した森林総合科学科が大好きだからです。そして東京農業大学は、なんとなく、環境という言葉につられて入るには楽ではない大学だと思いますし、好きなものを極める大学なので、見ず知らずの方に無責任に学部をおすすめできません。でも、森林総合科学科は植物好きにはたまらない素敵な学科だと思います。

東京農業大学に通って良かった？

思っていた植物好きが集結しており、同期では知らない知識を教え合っています。周りに同じような植物好きがいなくて、今までやりたくても出来なかった、楽しい時間をやっと過ごせました。そして当たり前ですが先生方は知識と経験の塊で、学んでも学んでも終わりがない森林について4年間みっちり学ぶことができましたした。図書館も、大学全体のもの学科のものとあり、専門書が揃っていて自分の興味をとことん深められる環境でした。学園祭では他の大学にはない体験ができました。泊まり込みで朝日を見ながらヤスリがけをしたなんて、今思い出すと馬鹿だと思いますが楽しかったです。