東京農業大学の評判・口コミ【地域環境科学部編】

満足していること：就職率が高い

東京農業大学には専門的な学部・学科が多いため、その専門知識や技能を求める企業の説明会が多数開かれます。また、専門知識や技能を必要とする仕事が多い企業には、東京農業大学のOB・OGが在籍していることも多いので、OB・OG訪問も他の大学よりしやすいです。授業を通して、教員免許や樹木医補など就職に有利になる資格をいくつか取ることもできます。一年生の最初から就職を意識した授業が行われるので、自分でも早くから就職を意識して行動することができます。

満足していること②：実習が多い

東京農業大学は農業や林業など、知識だけでなく技術を必要とする分野の学部・学科が多くあります。その分野で活躍できる人材を育成するために、キャンパス内や大学が所有している土地での実習が行われます。また、学科によっては外に出て、教員の解説を聞きながら植物に対する見聞を広める授業もあります。座学が少ないわけではありませんが、将来必要な技能を学生のうちに学べるのはとてもありがたいと思います。

不満に感じていること：一部部活動の雰囲気

東京農業大学は全体的に体育会系の雰囲気が強い大学ですが、部活動によってはそれが悪い方向に向かっているところがあります。私が入っていた運動部では、飲み会の席では一年生の女子が料理を取り分け、一年生の男子が配膳をし、飲み会の席にいる上級生やOB・OGには必ず挨拶に行かなくてはいけないなど、古き悪しき体育会系の風習が根付いていました。その風習に従わなければ白い目で見られ、部活動だけに意識を集中させられる場ではありませんでした。全ての部活動がそうだとは言いませんが、入部する際には気を付けた方が良いと思います。

不満に感じていること②：立地が悪い

東京農業大学は三つのキャンパスがありますが、そのどれもがあまり立地の良くない場所にあります。農学部のある厚木キャンパスは最寄り駅からバスで十五分ほどかかる山の中にあります。生物産業学部のある北海道オホーツクキャンパスは札幌から四十五分ほどかかる網走にあります。最も多くの学部がある世田谷キャンパスは、前述の二つほどではないものの最寄り駅から十分以上歩き、且つ、商店街の交通量が多い、狭い道路や住宅街の中の狭い坂道を通らなければならないので、危険が多く、通うのは少々疲れてしまいます。

東京農業大学のおすすめ学部：地域環境科学部

偏差値はあまり高くはありませんが、これからの社会に必要不可欠なエコ・テクノロジーや都市緑化の専門知識を得たり、人間と自然に優しい技術の研究をしたりすることができます。単なる理系ではなく、文系の知識や感性を持つ人を必要とする実践的な分野です。

東京農業大学に通って良かった？

他の大学にはない専門性の高い分野を学ぶことができるので、自分の興味のあることに集中できます。教授たちは親切で、学生が疑問に思ったことにできる限り答えてくれるので、自分のやる気の限り様々な知識を得ることができます。この大学で学んだ知識や技術を使って一生を生きていこうと思う人には素晴らしい環境だと思います。