北海道大学の評判・口コミ【農学部編】

満足していること：キャンパスの環境が良い

北海道大学の札幌キャンパスは豊かな自然を誇っています。春は桜、秋は紅葉など、季節の流れに合わせて美しくその見た目を彩るキャンパスで学ぶことは、学校に通う上で一つのモチベーションになっていました。晴れた日には芝生の上や池のそばのベンチで食事や読書をすることもでき、気分転換にも事欠きません。また、それでいて札幌駅から徒歩でアクセス可能な位置にあるので、通学にも不自由しませんでした。こういった過ごしやすさと便利さを兼ね備えたキャンパスは一つの魅力だったと感じています。

満足していること②：留学制度が充実している

北海道大学には「新渡戸カレッジ」と呼ばれるグローバルな人材の育成を目的としたプログラムがあります。新渡戸カレッジでは海外派遣留学が推奨されており、様々な大学への長期留学、短期留学が可能です。さらに、留学にあたっては給付型奨学金が支給されるため、金銭面における負担も軽減してくれます。新渡戸カレッジに参加するには学部1年次、2年次に英語力を測る試験(TOEFL-ITP)を受け、一定以上の成績を修めなければなりませんが、それだけの価値があるプログラムだと思います。

不満に感じていること：進学制度

北海道大学には「総合理系」「総合文系」という受験区分が存在します。これらは学部別の入試と異なり、学部1年次の成績によって2年次からの所属学科、学部を選択できるシステムです。これだけ聞くと良いシステムのように思えますが、人気の学部である農学部や獣医学部に入るには当然良い成績が必要になります。そのため、人気の学部に入りたい場合は、大学入学後も勉強を続けなくてはならず、もう1年受験が続くかのような印象を持ってしまいます。学部別入試で入学しようにも、農学部などは後期試験でしか枠が無いため、結局はほぼ総合理系から進学せざるを得ないのが現状です。

不満に感じていること②：観光客が多い

北海道大学はその美しい自然や広大なキャンパスのために、札幌市における主要な観光地の一つとなっています。そのため、休日平日を問わず、キャンパス内には国内外からの観光客が多く見られます。見学される分には構わないのですが、お昼時に構内の食堂で食事をされる方が多く、そのため混雑が加速してしまい少々煩わしく感じてしまいます。さらに、イチョウ並木が見頃の秋などは車道に出て写真を撮られる方も多く、通行の妨げとなっていることも多々あります。

北海道大学のおすすめ学部：農学部

北海道大学の自然豊かなキャンパスには、広大な農場や牧場も含まれています。地方都市のほぼ中心部ともいえる環境でこれだけ大規模な農場や牧場を持つ大学は他にないでしょう。そのため、これらの施設を用いる農学部こそ、北海道大学の環境を最も生かすことができる学部であると思います。

北海道大学に通って良かった？

私は総合理系として入学したため、学部1年の時は勉強に追われて少々大変な日々を過ごしていました。しかし、その甲斐あって無事希望していた農学部に進学でき、学びたいことを学ぶことができました。そして入学から卒業まで、自然あふれる魅力的なキャンパスのおかげで楽しく過ごすことができました。そのため、総合的に見れば通ってよかったと思っています。