防衛大学校の評判・口コミ【理工学部編】

防衛大学校の特徴

防衛大学校の特徴は将来自衛官の幹部として仕事をする人達を育成するための学校であると言うことが最も特徴的なところだと思います。普段の勉学に加えて、自衛隊に関係する訓練や防衛学と言われる国の防衛に関しての知識を勉強します。勉学や、訓練以外で特徴的な部分は一般的な大学とは違って学費などが一切かからないことです。学生時代の扱いとしては既に就職しているような状態なので、手当として給与をもらいながら勉強をしていくところが最大の特徴だと思います。

満足していること：部活動

防衛大学校では基本的に全員が強制的に運動部に所属しなければならないので、部活動は非常に充実しているといえます。部活動の時間も必ず2時間程度確保してあるので運動不足になることはまずなく、試合に関しても積極的に出場することを求められ、成績を残した部活に対しては支援金が出るなど部活動に対する待遇も悪くありません。部活動は運動部だけではなく、文化系の部活動についても様々な種類があるため必ず自分にあったものが見つかります。所属する部活動の数に上限はないため自分の時間に合わせて活動を行うことができます。

満足していること②：キャンパスの環境

防衛大学校は全寮制のため、授業に行くのも部活動に行くのも全く苦労しないと言う意味でキャンパスの環境は非常に整っていると感じました。授業が終わってからも教室は学校の敷地内にあるため、不明点などあれば先生が帰らない限りはいつでも聞きに行くことができるところも満足できる点でした。全寮制ということで、お風呂や食堂・コンビニなど完備してあるので基本的に生活するだけでは困ることはないと思います。シンボルのような存在として時計塔が設置されており、内部では実験施設になっているという点も敷地を有効利用されていてよかった点だと思います。

不満に感じていること：進路・就職

仕方がない点でもありますが、進路については基本的にそのまま自衛官として働く道しかないと言っても過言ではありません。そのため、一般の企業に就職しようと思ったら卒業後に初めて就職活動をするしかありません。秘密裏に就職活動を行うことは可能ではありますが、学校側に知られた場合即留年になります。また、外出できるのは土日祝日のみであるため、就職活動に関しては非常に不利だといえます。また、辞めるためには非常にたくさんのお偉いさんと面接を行い、承認を得る必要があるため辞めるまでは時間がかかるという点が最も難点だといえます。

不満に感じていること②：留学制度

留学制度については基本的に成績が上位の人で、訓練の成績も良く、TOEICの点数が高い人でなければ留学はできないという点が不満に感じていた点でした。留学の意欲はあっても、寮の中での生活態度なども加味されて総合的に判断されてしまうため、なかなかチャンスが巡ってこないところに不満を感じていました。留学に関しては、行ける地域がアジア圏が多く留学期間も短いという点でも不満を感じており、留学しても期間が短いため文化などを十分に感じる前に帰国しなければならないという期間の短さが不満点であったと思います。

防衛大学校のおすすめ学部：理工学部

理工学部は学科の選択肢が幅広いため、自分の勉強したい分野に絞って学科を選ぶことができます。また、学科に所属している先生達も学会の中でも有名な人たちが揃っているため学習できる内容もレベルの高いものになっていることがオススメの理由です。

防衛大学校に通って良かった？

最もよかったと思った点は、学費や生活費が全くかかることなく手当をもらいながら勉学や部活動に励むことができる点でした。時間は拘束されてはいるものの、使い方によっては自分の時間を自由に決めて有効的に使うことができる点が通ってよかった点でした。不満に思っていたのはやはり就職に関して周りの同じ年代の人たちよりもディスアドバンテージが大きかったところです。辞めるときには時間もかかり、就職活動も在学期間中は満足にできない点が不満点でした。