金沢美術工芸大学の評判・口コミ【美術工芸学部編】

満足していること：少人数で指導を受けられる

大学の学生数が少なく、授業も20人などの少人数でのものが多いです。美術分野では実技の授業が多いのですが、それも一つの授業に複数人の先生がおられて指導してくださいます。特に専門に分かれると、数人によるゼミとなり、教授と学生の距離が近いため、自ら積極的に学ぼうとする学生にとっては多くのことが深く学べます。教授などは私たちの興味や関心に合わせて、イベントなどがあれば誘ってくださったり、関連施設に連れて行ってくださったりと、学生の力を引き出そうとしてくださいます。

満足していること②：多様な授業が揃っている

美術系大学では、普通は自分の専門とする絵画や彫刻などのみを学ぶために大学へ行きます。しかし、私の通う大学では他の学科や専攻の実技の授業を受けることが必須になっています。他の学科や専攻の実技を体験することにより、自分自身の制作活動に刺激を与えられるだけでなく、自分では気づいていなかった自分の得意なことや長所を見つけることができます。また、生活している中では経験することのできない経験をたくさんできることも魅力です。

不満に感じていること：就職が悪い

大学には美術科、デザイン科、工芸科があります。その中でデザイン科はその学科に対して企業から直接求人があるのですが、美術科はそのようなものがなく、私の専攻では就職を希望しても内定をもらうことができず、進学することになった先輩を多く見てきました。就活に関する指導は他大学の友人の話を聞く限り、ほんの少しだけされるといった感じで、学生が自分で全てやりなさいと言われている感じがします。就活でわからないことや相談事があっても、それを聞いてもらえる環境があまりありません。

不満に感じていること②：食堂と売店

私の大学は食堂と画材屋があります。食堂はそれほど大きくなく、昼休みには座る席がなくて困ることもあります。料理の味はそれほどおいしくありません。近くにある他大学の食堂へ行こうとみんなで言うほどです。改善は徐々にされていますが、改善されるペースが遅すぎます。また、コンビニのようなものがないため、食堂の開いている短時間にしか食べ物を買うことができないのは不便です。コンビニのように24時間ではなくていいので、もっと夜まで開いているお店がほしいです。

金沢美術工芸大学のおすすめ学部：美術工芸学部

そもそも私の大学には学部が一つしかありません。美術のさまざまな分野の人が学んでいます。学年全体で150人しかいませんが、その分難関入試を突破した人たちなのでレベルは高いです。他分野からの刺激を受けながら自分の分野を伸ばしていくことができる学部です。

金沢美術工芸大学に通って良かった？

他大学に比べると、授業数や課題は圧倒的に多いです。それらをこなしている時は苦しいと感じるのですが、終わってしばらくすると、そこで自分が何を学んで成長したのかを実感できることが多々あります。教授などが熱心に指導してくださることもあり、大学に入ってから自分がどれだけのことを学んできたのかを思い返すと、かなりのことを学んでいると思います。ここまで多くのことを学び成長できる大学はあまりないと思いますし、この大学を選んでよかったと思います。