東京学芸大学の評判・口コミ【教育学部編】
最終更新日:2022/09/13
TGU
今回は、東京学芸大学 教育学部 国際理解教育課程 欧米研究専攻の卒業生(卒業後2年以内)に東京学芸大学の雰囲気や魅力、特色について、伺いました。お話の中で、留学制度、ゼミ・研究室など、在籍している人ならではのリアルな口コミ・評判を教えていただくことができました。後半パートでは、東京学芸大学に通って良かったかについても、ずばり答えていただきましたので、学芸 欧研に対するイメージを具体的にしたいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
回答者プロフィール
- 大学:東京学芸大学 教育学部 国際理解教育課程 欧米研究専攻
- 状況:大学卒業後、2年以内
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★★(大満足)
東京学芸大学の特徴
東京学芸大学ではどの学科に在籍していても、教員免許が取得できます。というのも、学芸大は学部が教育学部しか存在しません。そして、その教育学部の中に「学校教育系(旧:教育系)」と「教育支援系(旧:教養系)」が存在します。学校教育系は教員免許取得が卒業要件となっており、教育支援系は免許取得が卒業要件ではありませんが、卒業要件に追加して指定の単位を収めることで、学校教育系と同様の免許を取得できます。学校教育系と教育支援系では免許取得のためのシステムや授業が多少違いますが(例:学校教育系は教育実習が2回ある)、将来どのように教育に関わっていきたいかによって学科の選択肢があるのが教育に関心のある人にとっては大きなメリットになっています。私は欧米の文化に強い興味があったので教育支援系(旧:教養系)の学部を選び、その分野の教養を深めつつ、教員免許を取得することができました。
満足していること:留学制度
東京学芸大学は教員養成に特化した大学として認識されていますが、実は海外留学を考えている人にもおすすめできる大学です。学芸大には派遣留学制度があり、世界各国の大学と協定を結び交換留学の制度が整っています。ですが、留学希望者の数は他大学に比べると多くありません。よって、他大学では高倍率な人気の留学先(ドイツなど)でも、交換留学の枠が余ることがあります。学芸大の教授陣には教員養成の専門家だけではなく、多様な学問分野の専門家や世界の各地域の研究者もたくさんいますから、留学を視野に入れた海外研究をしたい人は、まず学芸大の派遣協定校一覧を見てみてください。
満足していること②:ゼミ・研究室
学芸大学では主に3年生から、指導してくれる教授のゼミに所属します。このゼミ活動というのは教授によって全く異なりますが、共通して言えることは、少人数精鋭であることです。よって、どの学生も教授から直接指導をしてもらえることができ、これは研究に打ち込みたい人、教員になりたい人には大きなメリットです。他大学のゼミでは、学部の人数が多すぎて一人の教授に何十人も学生が集まり、普段の指導は院生が行い、数ヶ月に1度しか教授と直接話す機会が無いなんてことは良く聞きます。私が所属したゼミは週1回+場合により教授との個別相談でしたが、論文の指導など非常に細かく対応してもらえました。ゼミによっては季節ごとのイベントやパーティーがあるので、学生同士のタテヨコのつながりも非常に強くなり、楽しいです。
不満に感じていること:キャンパスの立地
学芸大のキャンパスは最寄りの駅(国分寺駅、武蔵小金井駅)から徒歩15分~20分くらいの場所にあります。武蔵小金井駅からは大学の近くまでバスが出ていますが、国分寺駅からは少し離れた場所までしかバスがありません。したがって、電車通学で国分寺を使う場合は多少大変になります。学生の中には、国分寺駅から自転車で通学する人もいますが、国分寺駅周辺の駐輪場は人気でなかなか空きが出ない場合もあります。通学路の途中には早稲田実業もあり、通学時間帯は多くの人が同じ道を歩くので少々不便を感じることがあります。
不満に感じていること②:キャンパスの環境
キャンパスの環境は緑にあふれていて、正門からまっすぐ進んだ先にはランチを食べたり少し休んだりするのにうってつけなウッドデッキがあり、公園のような良い環境です。しかし、お昼休みはのんびりできたものではありません。食堂、第2食堂、カフェ、ベンチは学生による争奪戦が繰り広げられるからです。学芸大は駅から少し離れてて、キャンパス内が広いため、2限と3限の間のお昼休みの時間(50分)では、自転車が無い限り外に食べに行くのは大変です。学食は美味しくて安いですが、混雑を避けたくて仕方なくコンビニで買ったお弁当でお昼を済ませることもしばしばでした。
東京学芸大学のおすすめ学部:教育学部 教育支援課程 多文化共生教育コース
私が入っていた欧米研究専攻は現在無くなってしまったのですが、同じ教授の方々が集まっているのがこのコースです。このコースには様々な分野の専門家が集まっています。歴史学、政治学、地理学、文学、文化人類学、民俗学、宗教学などです。ですから、もし自分の興味のある分野が決まっていなくても、このコースの先生方の多様な授業を受けていれば、自ずと自分の興味ある分野が分かってきます。また、もし一つに絞りきれなくても、多様なニーズに対応してくれるのがこのコースの良さです。複数のゼミに所属し、一つの学問分野にとらわれないオリジナリティ溢れる卒業研究をすることも可能です。よって、教師になりたい、もしくは教育に関わりたいけど、何か特定の学問も追求したいということならおすすめのコースです。
東京学芸大学に通って良かった?
私の学部は計20人ほどの同期がいました。この大学で勉強できて本当に良かったと思えたのは、この友人たちのおかげだと思います。同じ学部に集まっているだけあって趣味や興味関心が近く、話が合うことから、すぐにみんな仲良くなりました。それぞれ専門分野が違っても最初の2年間は授業が被ることがほとんどなので、休んでしまっても誰かがノートを見せてくれたり、一緒に試験勉強をしたりすることができ、大変なテスト週間も乗り越えることができました。興味が似ていると言ってもみんなやりたいことはバラバラだったので、就職先も多岐にわたり、卒業後も色々な話が聞けて面白いです。
ほかの学生による投稿口コミ(東京学芸大学 教育学部)
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回答者プロフィール
- 大学:東京学芸大学 教育学部 初等教育教員養成課程
- 状況:現在大学に通っている(大学2年生)
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★☆(満足)
東京学芸大学の評判・口コミ【教育学部編】
志望理由
保育士を目指していたため、保育士資格に加えて幼稚園教諭と小学校教諭の免許を取れる学校を選びました。実習が充実しており、学校のレベルが高かったこともポイントとなりました。…続きを読む
学んでいること
一般教養としては憲法や人権教育、スポーツ、情報、英語、第二外国語等を学びました。 専門分野では主に幼児教育について学んでいます。具体的には、保育内容、美術、音楽表現、発…続きを読む
満足している点
実習の回数が他大学より多く、経験を積むことができます。1年目には環境整備があります。コロナ期間は出来なかったのですが、附属園に行って園庭や園舎の整備をしながら、子どもに…続きを読む
不満に感じている点
駅から徒歩で行くのですが、30分ほどかかります。自転車を駅に置き、自転車で駅から学割に向かう学生もいますが、駐輪場にもお金がかかるのでコロナ禍で通学が安定しない今はなか…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:東京学芸大学 教育学部 教育支援課程 E類表現教育コース
- 状況:大学卒業後、2年以内
- 性別:男性
- 総合評価:★★★★☆(満足)
東京学芸大学の評判・口コミ【教育学部編】
志望理由
高校時代に演劇に出会い、そこで様々な学びがあったことから演劇と教育に興味を持ちました。演劇を専門とする教授がおり、かつ教育についても学べる学部、コースを探していたところ…続きを読む
学んでいること
入学してすぐの頃は、教員志望の学生とともに教育に関する基礎科目、教養科目を履修しました。学年が上がるにつれて芸術に関する専門科目が増えていき、芸術を教育現場でどのように…続きを読む
満足している点
入学した大きな理由の一つとなったのが、学費の安さでした。私立大学に比べると圧倒的に安く、また休学中も在籍費用がかかりません。私の場合、親の支援のおかげもあり、休学して留…続きを読む
不満に感じている点
待遇面含め労働環境が悪いのか、全体として大学職員は無愛想で頑固な方が多かった印象です。学務課や学生課の対応はぶっきらぼうで、嫌々やらされているようにしか見えない職員もい…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:東京学芸大学 教育学部 初等教育教員養成課程 英語選修
- 状況:現在大学に通っている(大学4年生)
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★★(大満足)
東京学芸大学の評判・口コミ【教育学部編】
志望理由
小学校教員になることを志望していたため、教員免許が取得できる大学が絶対条件でした。教育といえば東京学芸大学だという認識があるとともに、小中高で出会ってきた良い先生と感じ…続きを読む
学んでいること
1・2年生のうちは学部独自の専門的な授業が多かったです。英語科の場合は英米の文化についての授業、英語コミュニケーションなど。2年生の後半から3年生になると教育実習を見据…続きを読む
満足している点
東京学芸大学は教育の単科大学ということもあり、教育に対して何らかの考えや意見を持っている学生が多いです。また、教授陣も教育現場を知っている実践者でありながら研究者である…続きを読む
不満に感じている点
学芸大学には教育以外の教養科目的な授業もあります。しかし、外部講師の授業であったりするせいなのか、有意義であると思える授業は少ない印象です。教員になるために視野や世界観…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:東京学芸大学 教育学部
- 状況:大学卒業後、1年以内
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★☆(満足)
東京学芸大学の評判・口コミ【教育学部編】
満足している点
教育学部のみの大学ですが、その分教育には特化していると思います。大学構内には付属の幼稚園、保育園、小学校、中学校があり、幼稚園の子供が散歩をしていたり、児童が登下校して…続きを読む
不満に感じている点
トイレなどは最近改修工事が入り綺麗になったのですが、コンクリート打ちっ放しの構内は冬でも風通りが良いので、前の授業を待つときなど震えます。また、デザインで屋根がない部分…続きを読む
おすすめ学部:教育学部
全て教育学部なので、選択はできませんが、一押しには間違いないです。本気で教員になりたくて、学費の安い国立を狙っている方にはぴったりだと思います。友達も教員になる人が多い…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:東京学芸大学 教育学部 生涯スポーツコース
- 状況:大学卒業後、1年以内
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★★(大満足)
東京学芸大学の評判・口コミ【教育学部編】
満足している点
運動場は新しい陸上競技トラックがあり、芝生は天然芝生になっており、とてもスポーツがしやすい環境です。野球場やテニスコートは隣にあります。教員養成の学校なので、比較的多く…続きを読む
不満に感じている点
教員養成の学校なので、ある学部は教育学部のみなります。その点、教育実習や授業内容は教育の一点に絞られ学びやすいですが、ほかの学びが少ないのかなと思います。進路・就職の点…続きを読む
おすすめ学部:教育学部
東京学芸大学は、教育学部しかありません。それだけ教員養成に力を入れている学校です。教育現場で働きたいと思っている人が多い分、とても生徒の雰囲気はよく、まじめな人が多いで…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:東京学芸大学 教育学部 中等教育教員養成課程
- 状況:現在大学に通っている(大学4年生)
- 性別:男性
- 総合評価:★★★★☆(満足)
東京学芸大学の評判・口コミ【教育学部編】
満足している点
どこの部かは伏せますが、体育会の部活動に所属しチームの昇格を目指して日々活動を続けていました。学芸大の体育会は他の大学と比べて人間関係を重んじるものだったと感じます。現…続きを読む
不満に感じている点
私は教育実習において、授業で学んだ指導方法や授業形式を実践し、将来働く教育現場でも生かすことのできるよう経験を積むことを目標としていました。しかし、実際に付属学校にて教…続きを読む
おすすめ学部:初等教育教員養成課程
中等教育教員養成課程、所謂B類では小学校の教育免許を取得することが少し大変です。小学校の免許と中学校・高校の免許の両方を取得することを考えている方には初等教育教員養成課…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:東京学芸大学 教育学部
- 状況:大学卒業後、2年以内
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★☆(満足)
東京学芸大学の評判・口コミ【教育学部編】
満足している点
教養学部と教育学部しかなく、教育単科大であるため、「教師になりたい人」「教育に関して関心が高い人」の割合が圧倒的に多いです。そのため教育について深く学びたいと思い入学し…続きを読む
不満に感じている点
教育単科大学のため、教員になりたい人や教育を学びたい人にとっては素晴らしい環境が整っています。しかし、大学に入ってから「教師向いていないかもしれない・・・」と思ってしま…続きを読む
おすすめ学部:教育学部
とにかく教育実習がすばらしいと思います。3年次にある「基礎実習」では東京学芸大附属の小学校や中学校で実習があるため、実習先の先生方のレベルも高く、数週間でもとても学べる…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:東京学芸大学 教育学部
- 状況:現在大学に通っている(大学2年生)
- 性別:女性
- 総合評価:★★★☆☆(ふつう)
東京学芸大学の評判・口コミ【教育学部編】
満足している点
わたしは小さい頃から踊ることが好きで、大学に入ったらダンス関係のサークルに入ろうと決めていました。この大学に入ってダンス部は何個かありましたが、どのサークル部活もほかの…続きを読む
不満に感じている点
この大学は教育学部のみで、教員養成課程とその他がありますが、教員養成課程に入ると、ほとんど将来の道が決まってしまうのが難点です。大学に入って、やはりこの職は合わないかも…続きを読む
おすすめ学部:教育学部
教育学部のみなので、教育学部としか書けないというのが全てではありますが、その中でも専門的な学科に入れば、もし教師という職業に入らないとしても、そこでの資格が就職において…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:東京学芸大学 教育学部
- 状況:現在大学に通っている(大学4年生)
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★☆(満足)
東京学芸大学の評判・口コミ【教育学部編】
満足している点
東京学芸大は教育学部しかないため、一般的には学校の先生のための大学と思われがちです。しかしそれだけではなく学問について深く学べる環境が整っています。学部の下に専門別に学…続きを読む
不満に感じている点
2018年夏の現在、講義棟のなかで無線LANを使える教室がほとんどありません。授業で学内のポータルサイトを使う授業もありますが、数少ない無線LAN利用可能教室で50人ほ…続きを読む
おすすめ学部:教育学部
教育といっても学校教育だけでなく社会教育にあたる学科もあるのが魅力です。また学校外からの教育支援、たとえば博物館学やソーシャルワークといったことも学ぶこともでき「チーム…続きを読む
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回答者プロフィール
- 大学:東京学芸大学 教育学部 中等教育教員養成課程(B類)音楽専攻
- 状況:大学卒業後、2年以内
- 性別:女性
- 総合評価:★★★★★(大満足)
東京学芸大学の評判・口コミ【教育学部編】
満足している点
東京学芸大学は教育学部のみを有する単科大学です。その名に違わず教育に関するあらゆる分野のスペシャリストが集っており、知識から実践まで幅広く学ぶことができます。経験豊富な…続きを読む
不満に感じている点
基本的に教員養成のための大学なので、それ以外の進路を考えている人のためのサポートは心もとないと言えるでしょう。教員採用試験の対策は大学をあげて開催してくれますが、企業へ…続きを読む
おすすめ学部:教育学部
単科大学なのでおすすめといっても教育学部のみになってしまいますが、学芸大学の教育は本当に素晴らしいです。学会など研究の場で活躍しつつ教壇にも立つといった理論も実践も知り…続きを読む
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東京学芸大学(教育学部)専用掲示板
東京学芸大学 教育学部の基本情報
目次
東京学芸大学の特徴満足していること:留学制度
満足していること②:ゼミ・研究室
不満に感じていること:キャンパスの立地
不満に感じていること②:キャンパスの環境
東京学芸大学のおすすめ学部:教育学部 教育支援課程 多文化共生教育コース
東京学芸大学に通って良かった?
東京学芸大学(教育学部)専用掲示板
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名無しさん
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