愛知県立大学の評判・口コミ【外国語学部編】

満足していること：1クラス15〜30人の少人数制授業

少人数で行う授業体制に満足しています。特に専攻であるスペイン語の授業では50人程の同じ専攻の生徒を3クラスに分け、それぞれのクラスにネイティブの教授が1人付くという体制がとられていました。これにより、生徒一人一人が集団の中に埋もれることなく、教授も個人個人を認識することができ、生徒のレベルの把握、課題の提出状況にしっかりとフォローが行えていたと思います。また、二年生からはレベル別にクラス分けがなされたので、誰かが遅れることなくそれぞれのレベルに合った授業ができていたと思います。

満足していること②：交換留学生とのコミュニケーションが盛ん

イギリス、中国、フランス、ブラジルなど、数多くの国との交換留学が盛んでした。私の専攻していたスペイン語圏だとスペイン、ペルー、メキシコなどです。キャンパス内には常に様々な国の交換留学生がいました。彼らとともにクラスやゼミでの活動をすることで、スペイン語の能力向上につながったと思います。スペイン語以外にも大学3年生からポルトガル語の勉強を始めたので、ブラジル人ともintercambio（外国語を教えてもらう代わりに日本語を教える）を行うことができました。

不満に感じていること：キャンパスが田舎にある

私が通っていた大学はほぼ山の中にあるといっても過言ではないくらい田舎にありました。周りには万博公園のみで、コンビニ、居酒屋などは隣の駅まで行かないとない状態でした。そのため、放課後に友人とどこかへ行くとなると、電車で移動するか、車を持っている友人に乗せてもらうなど、とにかく手間がかかっていました。また田舎過ぎるせいか、公立の大学にも関わらず(愛知県は一般的に公立大学の方が入学が難しいとされる）知名度が低く、名古屋にある愛知大学（私立）とよく勘違いされ、何度も訂正したことを覚えています。

不満に感じていること②：食堂の品ぞろえが悪い

公立の大学だからなのかもしれませんが、大学には食堂と生協のコンビニしかありません。以前いくつか他の大学を訪問した際は、大手コンビニや牛丼チェーンなど外部の会社が構内に数多く参入しており、選択肢や価格帯も幅広くて、うらやましく思いました。私立の大学との資金的なスケールの違いを感じました。私は常に弁当を持参しており、たまの食堂での昼食を少し贅沢なものととらえていたので、もう少し安いものが揃っていればもっと頻繁に利用できたのではないかなと思います。

愛知県立大学のおすすめ学部：スペイン語圏専攻

厳しい先生は多いかと思いますが、学べることはかなり多いと思います。「就職後にゼミでの経験が活きた」（ゼミが厳しすぎて会社での作業がそこまで苦にならない）という友人のコメントも聞いたことがあります。また、実際に習得できる語学も他の学部よりはるかに高いレベルです。

愛知県立大学に通って良かった？

毎朝5時起きで通学していましたし、きつい課題、タフな時間割といった大変なことも沢山ありましたが、この大学に入ったおかげで海外とのつながりが持て、スペインにも留学できました。高校の時は親友と呼べる友人はあまりいなかったのですが、大学では仲の良い友人ができ、外国人留学生とも交流できました。留学先のスペインでも友人ができました。そして現在、メキシコでの通訳というなかなか普通の人ではできない職業に就けたのも、この大学に入れたからだと思っています。