中部大学の評判・口コミ【人文学部編】

中部大学の特徴

もともとは中部工業大学といって工業系の大学です。短大文系学部を格上げ、合併し総合大学となりました。なので文系学部の歴史は、工学部などに比べると浅いです。県内でも理系に強い大学とみられている節があります。また、就職率が高く、進路指導に力を入れている大学です。地元、春日井市内の企業への就職者が多いようですが、JRや中部電力、東芝などの大企業に就職する方もいます。最寄りの駅からは若干離れていますが、周囲には緑が多く、静かで学びやすい環境であると思います。大学図書館は理系分野の本が多めのような気がします。

満足していること：キャンパスの環境

周囲には自然が多く、閑静な住宅街の中にあり、勉学に最適な環境になっていると思います。また、キャンパス内には池や日本庭園があり、散策しているだけで気分が和みます。学食のメニューも充実していておいしいです。ほかに、屋台やマクドナルド、サブウェイといった軽食をとれる場所もありランチの場所に困るということはありません。他に、公共Wifiが設備されていたり、コピー機を無料で使用できることも自分の勉強を大いにサポートしてくれていると思います。

満足していること②：進路・就職

就職率は例年、安定して80％を超えており高いといえます。毎年、地元企業に多くの卒業生が就職しておりいい意味での連携が見られます。就職セミナーやインターンも頻繁に開催されており、進路指導の先生方も非常に熱心なこともあって、高いモチベーションを維持することができます。大企業に入る人は少ないかもしれませんが、手堅く地元の中小企業へ入るということを目的とすればかなり充実した対策指導やスキルアップ講義を受けることができます。

不満に感じていること：授業

授業中にスマホをいじっていたり、居眠りをしている人が多くみられます。授業中の私語も多い方です。私はさほど気になりませんが、気になる人は気になるようです。教員はあまり注意しません。また、授業内容が専門的ではないことも理由の一つです。高校内容の復習のような授業が多すぎると思います。学費を払って大学生となった以上はもう少し高度で専門的な内容を学びたいです。授業内容が簡単すぎて成績評価に差がつかなくなるということもデメリットであると感じています。

不満に感じていること②：サークル

サークルの数が他の大学に比べて少なく、新規の立ち上げもなかなか承認してもらえません。かといって既存のサークルは活動にそれほど力を入れているようには思えません。運動部に比べて文化系は飲み会やコンパがメインの活動になっているような気がします。部員の「やる気」「自主性」があまり見られません。内輪だけで解決している印象を受けます。他大学との交流もほとんどありません。自己満足だけでなんの成長にもつながっていないと思います。

中部大学のおすすめ学部：工学部

工業大学時代から続く伝統ある学部であり、豊富な経験を積んだ先生方から指導していただけることは貴重であると感じる。就職率も高く、その割に他の理系学部に比べて偏差値は低い方なのでコストパフォーマンスが優れている印象を受ける。

中部大学に通って良かった？

就職面では有利かもしれませんが、学問の探求という点では、ほかの大学に比べて魅力あるものがあまりありません。自分は、歴史が好きで探求心をもって入学したのですが、それが満たされるようなことはあまりありませんでした。むしろ、就職優先という印象で、良い意味でも、悪い意味でも、就職予備校化していると思います。とはいえ、自分自身も学問は本人の自主性によっていくらでも深めていくことができると考えており、真面目に勉学に励む学生、熱心な先生方も多くいらっしゃるのでどちらでもないとしました。