愛媛県立農業大学校の評判・口コミ【総合農学科編】

満足していること：実習が多い

国立大学の農学部と違い、話を聞くだけの講義よりも実践的な実習のほうが多く、即戦力となれる知識や体力がつくので満足しています。また週に一度学生だけで行う直売や、2週間の北海道農家研修、愛媛の先進農家研修など、一般的な大学では味わえない体験がたくさんできます。実習では同じ班の子たちと作業をするため、一生の友達が作れます。実際にやってみないとわからないこともたくさんあるので、将来就農したいと考える人は愛媛農大をお勧めします。

満足していること②：クラスメイトとの距離が近くなる

特に一年生は全寮制で衣食住をクラスメイトと共にするし、実習などで同じ班の子たちと話し合ったり協力し合ったりしながら作業をするので、毎日がとても楽しいし充実します。また、実家暮らしをしていたら気づかなかった周りへの気遣いの必要性も感じられて、人間として成長できたと思います。私はまだ半年間しかこの愛媛農大での学校生活を送っていませんが、苦楽をみんなで乗り越えたおかげで、一生の友達と思える人もできました。

不満に感じていること：講義が少ない

実習が授業の半数以上を占めるため、講義がおろそかになっています。致し方ないことですが、私は農業系の高校を卒業したわけではないため元々の知識が薄く、個人的にはもっと専門用語や農業の基礎知識を丁寧にじっくりと学びたいです。そして講義の時間を使い、もっと資格を取得したいのが本音です。農業機械系の資格はたくさん取れるのですが、就職活動に役立ちそうな筆記系の資格のサポートをもっと手厚くすべきと感じます。

不満に感じていること②：寮の食事が美味しくない

学校の敷地内に食堂があり、そこで朝昼晩の食事をするのですが、正直に言うとあまり美味しくないです。食堂で働いている方々はいらっしゃるのですが、その人たちが作っているわけでなく業者が作って持ってきているため、その場で作っている白ご飯とみそ汁以外は冷たいです。特に昼ご飯についてはいつも弁当で、同じようなおかずとがちがちに詰められている白ご飯を食べているので、飽きてしまいます。生活をするうえで食事はすごく大切なので改善してほしいです。

愛媛県立農業大学校のおすすめ学部：総合農学科

農業の基礎的な知識や、経営について（販売方法、お客様との接し方等)など、就農するうえで必要な情報を知り、体で感じることができます。農業の担い手育成に取り組んでいて、将来就農する場合に愛媛農大の卒業生がもらいやすい支援金もあるので、総合農学科がおすすめです。

愛媛県立農業大学校に通って良かった？

4年制大学と違い、毎日ほぼかならず授業に出席しなければなりませんが、9時から16時という時間はきっちり守られているので、規則的に生活できます。22時の寮の門限さえ守ればアルバイトも自由なので、放課後は自分の好きなように行動できます。また、先生にこんなものを育ててみたいとか作ってみたいと相談すれば親切に対応してくれるので、将来就農したい私にとってはとてもいい学校です。また、まだ自分の将来が見えてない人にもいい学校だと思います。