兵庫教育大学の評判・口コミ【学校教育学部編】

満足していること：実地教育が多い

兵庫教育大学では、実地教育に力をいれています。実地教育とは、教育実習のことです。小学生や中学生の時に、大学生が教育実習生として自分の学校に来たことがあると思います。教育実習を行わなければ、先生にはなれないので、先生を目指す教育大生は必ず、教育実習を行わなければならないのです。兵教大では、この実地教育が一年生の5月から始まります。もちろん、1年生の時点では実際に教壇に立つわけではなく、学校に入って現場を見るという実習になります。2年生の時には、校外学習であるキャンプ活動の実習、そして３年生になるといよいよ、本格的な教育実習が始まっていくのです。

満足していること②：部活動が多い

兵庫教育大学ではサークルはほとんどなく、部活動が大変盛んです。運動部から文化部まで、7割くらいの学生が部活動に入っています。運動部では、準硬式野球部が全国大会へ行ったりと、学業との両立もこなす学生が多いです。部活動だからといって、中学や高校のように毎日あるわけではなく、部によって様々ですが、大体週3?4日でやっているところが多いです。中学や高校の教師を志望している学生にとっては、大学時代の部活動での経験が、自分が実際に顧問の先生にとなってからの経験に活かせるために、活動する学生もいます。

不満に感じていること：キャンパスの立地条件が悪い

大学のキャンパスは兵庫といってもかなり田舎にあり、最寄りのJRの駅までも車で行かなければなりません。そのため、学生の8割以上が車を持っています。最寄りのコンビニまでも歩いては行けませんので、車が必要になります。推薦入試で受かった学生は、入学前に免許を取得している場合が多く、入学直後に車を持っている友達を作るか、もしくは部活動などに入り先輩に車出しを頼む等する必要があります。友達づくりのきっかけにもなりますが、頼むのは心苦しい時もあります。

不満に感じていること②：一般企業向けの就活サポートが弱い

教育大ですので、進路指導については教師になる方法しか教えてくれません。キャリアセンターというところがあり、ここでは教師になるための面接や願書の書き方を事細かく指導してくれます。しかしながら、その他一般企業へ就職を希望する場合は、そのキャリアセンターを利用してもどうして先生にならないのか？をまず聞かれ、教師を希望するように促してきます。そのため、教師以外を希望する場合は学生が学校からの支援を受けず、自分で就職活動を行なっていく必要があります。ほとんどが教師希望の学生のため、キャリア教育も教師についてしか行われません。

兵庫教育大学のおすすめ学部：学校教育学部

単科大学のため、この学部しかありません。本当に教師になりたい人なら、満足できると思います。しかし、コースはたくさんあり、コースごとに取得できる免許も変わってくるため、自らのニーズに応じてコースを選択する必要があります。

兵庫教育大学に通って良かった？

他の大学よりも、進路が縛られているという点では自由が少ないなとは思いましたが、教師を志望するならとても設備も整っており、良いのではないかと思います。やはり、実地教育の多さは他ではない回数や学校現場へ行かせてくれるので、教師という仕事を想像しやすいです。学校と大学の附属小学校や附属中学が連携をとってくれているので、受け入れもスムーズで、実地教育からはたくさんのことを学べます。ゼミの先生もほとんどが実際に教師をしたあと大学に勤務しておられるので、誰にでも相談ができます。