秋田公立美術大学の評判・口コミ【美術学部編】

満足していること：学費が安い

他の美大芸大は私立が多く、また都市部に集中しているためかなり経済的に負担がかかります。しかし秋田公立美術大学は地方の国公立大学なので他大学に比べてお金がかかりません。学費を自分で払わなければならない学生や兄弟がいる学生にとってとても助かります。大学も田舎にあるので他県から来た学生はアパートに住むことになりますが、家賃も他と比べて安いところが多く、スーパーなどに売っている食材も地元の食品を扱っているところが多く、とても安く済みます。

満足していること②：合格しやすい

秋田公立美術大学と聞いて、わかる人は秋田県民ぐらいです。マイナーな大学で国公立美大といっても名前も出てこないような大学です。偏差値も他の大学と比べたら低いですし、入試の内容も数が多いわけではありません。特別に難しい試験もありません。有名な教授もいないですし有名な卒業生もいません。今年の受験者数は定員割れしたぐらいですからとても入りやすいです。少人数制と謳っているので教授とのコミュニケーションも取りやすいです。

不満に感じていること：余計な授業が多い

元々専門学校でその後に短期大学、その次に4年制大学になった学校です。短期大学時代が長く、4年制になったのが最近であるためかは分かりませんが、美術大学であるにもかかわらず実習の授業が他の芸大美大よりも明らかに少ないのです。しかも入学当初から専攻が決まっているのではなく2年の後期から決まるので、本来やりたいことがなかなか出来ず、それなのに専攻の事前準備となる授業も少ないため、結局専攻に分かれる前に退学してしまう学生も少なくないです。

不満に感じていること②：学生課がしっかりしていない

学生課の悪い所が多くあるのでしっかりしていないところと書きました。成績表は最近まで学生課に直接取りに行かなければなりませんでした。最近になってからようやく郵送になりましたが、他大学はWebで閲覧出来る所も多いので、とても面倒です。メールでの履修制限や集中講義の日程の告知なども遅く、アルバイトなどで忙しい学生にとっては大変迷惑です。この前は誤送で学生の成績を一部の学生達に送付してしまったりといい印象は全くありません。

秋田公立美術大学のおすすめ学部：美術学部 コミュニケーションデザイン専攻

学部は美術学部しかありませんが専攻は、コミュニケーションデザイン専攻、ものづくりデザイン専攻、ビジュアルアーツ専攻、アーツアンドルーツ専攻、景観デザイン専攻があります。後者3つはグループワークが多く、よく人間関係で大変な思いをしている学生がいるのでやめておいた方がいいです。ものづくりデザインは材料費がかかることと、持ち帰れる課題がないので大変です。就職も難しいです。コミュニケーションデザインはPC上での課題が主なので持ち帰ることが出来ますし、広告系やウェブ系の企業などで就職が有利です。

秋田公立美術大学に通って良かった？

大学に入ってから体調を崩しがちになってしまいました。環境が大きく変わったからだと思うのですが、アーティスト気質とかいう問題ではなく人間性がおかしい学生が多く、大変ストレスを感じました。1番やりたいことがやれるまで時間がかかり、それができるまで耐えていたのに準備段階の授業もなくいきなり授業内容がハードになります。3年生になってからは特に体調が悪くなり、自分でもおかしいと感じるくらいに精神的にも追い詰められました。結局3年の後期に心療内科に行ったところ、うつ病と診断されました。休学していますが退学する予定です。