福岡教育大学の評判・口コミ【教育学部編】

志望理由

小学生の頃から実践学習が多い家庭科の授業が好きで、料理や裁縫が得意でした。中学生の頃、お世話になった家庭科の先生に憧れ、家庭科の教員免許が取得できることを軸に学部を選びました。また、当時は早く自立したいと考えており下宿を経験してみたかったので、県外の大学、かつ学費を抑える意味で国公立大学を志望していました。場所はどこでも良かったのですが、センター試験の結果で相応の難易度の福岡教育大学を選びました。

大学で勉強していること

まず、教員免許を取得するために必要な教育学や心理学、実践授業を行う講義をメインに学びました。小学校教諭免許状の取得を目指すために、家庭科だけでなく国語、数学、理科、社会、音楽、技術、情報、道徳の全ての指導観を学びました。家庭科専攻授業では、手縫いで浴衣を仕上げる授業や本格的な料理、郷土料理を学ぶ調理実習、家庭経済学という家庭のお金の管理や社会問題(主にフェアトレードやLGBTに関すること)について学びました。

満足していること：アットホーム

教員専門の学校というだけあり、学生数も少なく先生との距離がとても近い大学です。先生が学生を認識してくださっていて、一人一人の目標を親身に応援してくれる先生が多かったです。学部内も広くないため、ラウンジのようなスペースには先輩や後輩が集まり、上下関係も良く和気藹々としたアットホームな雰囲気が良かったです。大学の周辺には自然が溢れており、静かで過ごしやすく、勉強に集中できる環境が整っていました。

不満に感じていること：価値観が均一

教員志望の学生が多いため、一般企業に就職する場合は就職活動に関する情報が少なく、自分で積極的に郊外に出て情報をかき集めないと行けない状況でした。企業面接のフォローなども、他の大学のように面接の準備などは無いので、しっかり自分で練習する必要がありました。また、教員免許取得率はとても評価されますが、企業就職はそこまで応援されていない風潮があったと思います。

福岡教育大学のおすすめ学部：初等教育教員養成課程 家庭専修

先生方が本当に温かく、熱心に指導してくださいます。また、家庭科では、衣食住の生活の基礎を整える力を身に付けられることはもちろん、社会問題など社会科に近い授業もあり、色々なことに興味がある人にはぴったりの学部だと思います。

福岡教育大学に通って良かった？

私は入学当初は教員になりたかったものの、入学後に学校教育よりも企業で働きたいという気持ちになり就職の道を選びましたが、就職活動の壁にぶつかって、一時は大学選びを間違えてしまったと少し後悔していました。ですが、就職活動と卒業論文を終えた時、同級生はもちろん、先生方や先輩、後輩など繋がりが広がっていたことに気付き、自分を成長させてくれた出会いがあったと感じたので、この大学を選んで正解だったと思いました。