東京造形大学の評判・口コミ【造形学部編】

東京造形大学の特徴

芸術に関わる多様な学びを専門的に教えてくれます。詳しく説明すると、絵を描いたり、デザインをしたり、建築をしたりと様々なことを今も第一線で活躍している先生方が実践的なことを交えながら丁寧に指導してくれることが大きな魅力です。生徒との距離が近い先生もいらっしゃるので、体験談やこれから学生たちが経験する仕事のことも詳しく話してくれます。学風がかなり自由なので、自分のしたいことと学びたいことを学部や学科の垣根を越えて学ぶことができます。

満足していること：キャンパスの環境

かなり山の中にありますが、それによって周りを気にせず作業ができます。敷地内を散歩するだけでもアイデアが浮かびそうな、面白い建造物もあったり、自然の中でのびのび学ぶことができます。学生が自由に立ち入りやすい教授室や準備室には常に卒業生のスタッフさんがいたり、膨大な作品をすぐに見ることができるので利用しやすいです。スタッフさんは作業を手伝ってくれたり機材の使い方が分からない場合、丁寧に教えてくれます。

満足していること②：授業

実践的な授業が非常に充実しています。学生の数があまり多くないので、作業が孤独になりにくく、先生が細かく指導してくれます。他の学科の授業をうけられるカリキュラムのおかげで、視野が狭くなりがちな不安感が少ないように思います。また他の学部の先生に指導してもらうことで、これから自分はどんな仕事がしたいのかをよく考えるきっかけにつながると思います。授業の中で作品を期限以内に提出することで、社会に出てからのネックである締め切りを意識しながら自分の納得いくものを作るという訓練にもなります。

不満に感じていること：部活動

外部からコーチを呼んだり、専門的な活動はしにくいと思います。特にスポーツをする場合、自分たちで全て賄わなければなりません。他の大学もそうかもしれませんが、とにかく何でも自分たちで計画を立てます。そして致命的なのは、体育館がないことです。大きな講堂はありますが、床がスポーツにはあまり適していないように思います。怪我を気にすることなく運動したい人には向いていないので、市内の体育館を借りたり、他の大学に練習をしに行きます。

不満に感じていること②：課題の多さ

とにかく学科の課題が多いです。アルバイトをしている学生がほとんどだと思いますが、自分の時間がないです。時間が足りなくて徹夜したり、何日も課題につきっきりになることが大学生活のほとんどを占めるので、寝不足は当たり前、授業に影響が出ることもしばしば。計画性のない人だと、課題についていくことがやっとという人もいるみたいです。常にやることがあるのはとても充実していますが、あっという間に学生生活が終わってしまったと感じていました。

東京造形大学のおすすめ学部：造形学部

私は造形学部のデザイン学科、グラフィックデザインを専攻していましたが、他の学科も魅力的でした。どの学科も実践的で楽しいと思います。そしてどの学科に入っても、それだけにとらわれることのない自由な考えがとても重要だと思います。

東京造形大学に通って良かった？

たくさんの人と出会いました。考え方も大きく変わったような気がします。みんながアートについて考えていて、将来は何がしたいか、どんな人が目標か、いろいろなことを聞いて、視野が広くなりました。時には迷いながら、圧倒的な天才に打ちのめされながら、楽しい四年間でした。熱くめまぐるしい大学でした。時間は少ないかもしれないけど、充実していました。横のつながりもできたので、将来一緒に仕事をしてみたいと思える人にも出会えました。