大阪医科大学の評判・口コミ【医学部編】

志望理由

一人孫なので自宅から通える距離で祖父母を含めた家族のもとを離れずに済む大学を探していました。また、学校のパンフレットにあった自由な校風が気に入ったのと、 実際に施設も綺麗でPC環境もある程度整っているように感じました。綺麗事を言いましたが、実際に国公立の医学部は後期日程がほとんどなく、私立医大も受験料などでたくさん受験するのが大変ですので、必然と限られてきた気はします。

大学で勉強していること

1年生は一般教養ですが2月頃から医学教育が開始されます。1年生では発生と組織を学びます 。2年生はいわゆる基礎医学で、解剖を始め病理、生理、生化、薬学などを修めます。3・4年生は各科の勉強を行います。PBLという生徒8人ぐらいのグループで症例について話し合って勉強していくという授業があり、大学の特徴となっていましたが、近年では学習効果が低いとのことで減らされて座学が増えました。5年生はクリクラといって病院で実習をします。ほとんど大阪医科大学付属病院の中で回れるので、遠くの実習になって困ったりすることはありませんでした。6年生の春の3か月は選択期間で、選択肢の中で好きな病院を回れます。そのあとは実習もなく、卒業試験を受けながら国家試験に向けて卒業まで勉強するのみです。

満足していること：5、6年生で自習室が与えられる

５年生になると10人ずつぐらいで分かれたグループにグループ自習室が与えられます。こちらでは電源などが限られているので家具などは置けません。6年生になると5、6人のグループごとに自習室が与えられます。各自先輩からもらった冷蔵庫や電子レンジなどを持ち込んで快適に過ごしました。他の大学（特に国公立）ではこのようなシステムはないところが多いです。また、好きな者同士で組めるというのが一番良かったと思います。気心が知れた仲間と勉強について語り合うのは苦しかったですが楽しかったです。

不満に感じていること：Wi-Fiがあまり良くない

全学を通してWi-Fiの質はあまり良くありません。速度の実測値は良いものの、途切れることが多かったです。国家試験の勉強では予備校の動画を観るということも多いので、これは死活問題でした。現在では原因が他のWi-Fiとの干渉だとはっきりしたので改善されました。多くの学生が （ゲームのダウンロードなどを含めて）利用しているので、速いとは言えませんが勉強に不都合が起こることは限りなく少なくなったと思います。

大阪医科大学のおすすめ学部：医学部

医学部と看護学部しかないので何とも言えませんが、医学部をおすすめしておきます。将来の安定性という意味合いが大きいですが、周囲の学生の質も含めて、ある程度整った環境で勉強に励めるという点がおすすめです。

大阪医科大学に通って良かった？

大学自体は勉強もしやすかったですし、おおむね良かったと思います。しかし、やはり私立医大ともなると学費は6年間で3300万を超えていたかと思います。通学しているほとんどが開業医の息子さんや娘さんですので、奨学金を利用して大学に通っている庶民の私としては仲間に入りづらかったことも多かったです。 生活費のために働くような人はごく少数でした。ある程度実家にも経済的余裕があるような家庭のご子息、ご息女が入られるのが良いかと思います。