九州大学の評判・口コミ【医学部編】

志望理由

九州大学を選んだのは、自宅から通える唯一の国立大学だったからです。家庭の都合上、私立大学は一つも受けられず、一人暮らしができるのは医学部医学科に進学した時のみと言われていたので、ほぼ必然的にこの大学を選びました。また、医療系に元々興味があったので、そのような学部の中で最も合格する可能性の高い学部ということで看護学専攻を受験しました。

大学で勉強していること

1年次は全学部共通の科目を勉強するカリキュラムとなっているので、自分の興味がある授業を受けることができました。あくまで私の場合ですが、芸術学や心理学、宇宙についてなど医療に関係のない授業ばかりでした。2年次は医療関係の必修科目ばかりで、医療人として知っておくべき人体の構造と機能や医療統計について、看護の基礎技術の実習などを学習します。

満足していること：レベルの高い環境で勉強できる

九州大学は九州とその近辺の地方で最も偏差値の高い大学なので、基本的に先生と学生のレベルが高いと思います。先生方は他の看護学校や看護学部では教わらないような難しい内容まで教えてくださるため、非常に知識を深めることができます。また、意識の高い友人同士で多忙な授業や課題、実習を協力しながら行えるので精神的な支えになります。実習を行う九州大学病院は全国で最も大きな大学病院で最先端の技術が揃っているので、最新の医療を直に学習できます。

不満に感じていること：キャンパス間が遠い

九州大学は学部によってキャンパスの場所が異なります。私が現在所属している医学部は馬出キャンパスという所で活動しており、そこは博多駅からも近いので非常に便利です。しかし、共通科目を受講する1年次は糸島付近にある伊都キャンパスに通わなければならず、医学部の学生のほとんどは1年次から2年次にかけて引っ越しを余儀なくされます。伊都キャンパスは非常に交通の便が悪く、天神や博多からはバスで1時間、地下鉄とバスを乗り継ぐ最速ルートでも40分以上かかります。

九州大学のおすすめ学部：芸術工学部

九州大学芸術工学部は他の国立大学ではほとんどない、芸術と工学の両方が学べる学部です。音響や画像設計、インダストリアルデザイン、環境設計などの様々なコースがあります。卒業後の幅広い就職先も魅力的です。芸術が好きな人にとっては自分の趣味を深めながらその道のプロになれる、非常に魅力的な学部だと思います。

九州大学に通って良かった？

あくまで個人的な意見ですが、自分のやりたいことを見つける機会が非常に多かったことが要因だと思います。例えば、1年次に中国語に興味が湧けば約1か月程度の短期留学プログラムに参加したり、福祉に興味が湧けばそのような講義で自分のやりたいことをマネジメントし、大学側に援助を要請することもできます。自分が選んだ学部と全く関係のないことにも全力で大学側がサポートしてくれるのも魅力です。