東京造形大学の評判・口コミ【造形学部編】

志望理由

美術大学の中でもAO入試をしている珍しい大学なので受験しました。無印良品がきっかけで作り手の世界を知りたいと思い、プロダクトデザインに興味がありました。しかし、高校では普通科コースだったため、実技はほとんど時間を取ることができませんでした。1年間予備校に通い、ポートフォリオを作成し、10月のAO入試に臨みました。11月に結果が分かり、無事合格することができました。

大学で勉強していること

3Dモデルを作り、ターゲットユーザーを決め、機構まで考えることが課題で必要となりました。主に勉強したソフトは、Illistlator、Photoshop、Fusion360、Keyshot、Adobe XDです。大学ではAdobe製品のライセンスが無償配布されるため、授業で使うソフト以外にも動画編集ソフトやアニメーションなどの機能も使うことができます。他専攻領域との関わりが大きいため、自専攻のみならず幅広く学習できることが特徴です。

満足していること：教授陣が気さく

東京造形大学ではメディアには出ていない著名なデザイナーが多々います。デザイナー同士の関わりは強く、非常勤講師として招かれることがあります。それは学生にとって刺激になり、憧れのデザイナーの考え方やプロセスを間近で教授いただける絶好の機会です。そういった理由からも教授陣はコミュニケーションを上手にとられる方が多い印象です。卒業した方々にも連絡を取ることができ、就職課との連携も強いので就職活動にも全面バックアップしてくれました。

不満に感じていること：Wi-Fiが弱い

大学の講義内容によってはネット環境が必須な授業があります。フリーのWi-Fiで繋ぐことが可能ですが、回線が悪いです。部屋によっては繋がらないこともあります。2年前に改善をお願いしたところ、去年改善されたようですが、対処までの時間に少しラグがあるように感じます。教授陣も不満を漏らすことがあり、運営側に問い合わせているようですが対応に遅れが見えます。学生との距離が近い分、そういった意見を存分に取り入れていただきたい所存です。

東京造形大学のおすすめ学部：造形学部 インダストリアルデザイン専攻

美術大学では女性の割合が大半なのですが、インダストリアルデザイン専攻では男女比8:2で男子が多くなっています。感性の鋭い学生のうち女性の割合が多い中、ロジカルに考えた上でセンスが問われるインダストリアルデザイン専攻では3DCADだけでなく画面上のデザイン、ユーザーインタフェースデザインにも通じています。様々な領域にアクセスできるこの専攻ではデザインに興味を持つあらゆるタイプの学生が集い、日々刺激を受けながら過ごしています。

東京造形大学に通って良かった？

AO入試で合格しましたが、実技においてはかなり劣ると思っていました。大学生活においてはそういった場面もありましたが、学生全体で仲が良いので教え合うような風潮は他校に比べてもある方だと思います。それは他専攻との隔たりがなく開放感溢れる校舎からも伺えます。卒業してからも同級の著名なデザイナーさんが訪問し、挨拶がてら授業を聞いていたりなど、フランクな雰囲気が私に合っていると思いました。