平成音楽大学の評判・口コミ【音楽学部編】

平成音楽大学の特徴

平成音楽大学では、毎年「華麗なる音楽の祭典」という全学生参加の演奏会があります。ほかの音楽大学ではオーディションで選ばれた人のみが演奏会に参加できるのが普通ですが、学長先生のご意向で全学生参加の演奏会となっています。平成音楽大学は音楽学科だけでなく、保育士資格を取るためのこども学科もありますがそのこども学科の生徒も全学生参加です。全学生が何かしらの形で演奏会に参加するというのが伝統です。その伝統をずっと続けてきた演奏会はいつも大盛況です。演奏して終わった後、客席から割れんばかりの拍手がもらえます。その時の高揚感はなかなか味わえないものです。すごくいい経験になります。

満足していること：授業

正直、この大学は設備も整っていなければ授業もすべてがいいものではありません。事務職員も責任感がなく、学生からの信頼ゼロの方がいらっしゃいます。しかし、マンツーマンのレッスンだけはすごく充実していると思います。レッスンをしてくださる先生方は、演奏面だけでなく日常での相談や先生方の体験話などをしてくださり、学生生活が豊かになります。少しでも困ったことがあればすぐに先生に電話して相談することもあります。先生と学生がこんなに近くで繋がれるのは素晴らしいことだと思っています。

満足していること②：サークル

この大学ではサークル活動も学長先生が管理します。よさこいサークルがありますが、顧問は学長先生です。しかし、学生の参加したい祭りに関しては学校行事と被らなければ参加させていただけます。サークル活動を通して、他の大学のよさこいをしている人とのつながりも増えてきました。街のよさこいをしている人と繋がり、演奏の依頼を受けたこともあります。サークルに入ったことで、大学外での繋がりが増えました。サークルに入っていてよかったです。

不満に感じていること：キャンパス

最近、学食ができましたがそれまでずっと外のテントで食事をとっていました。雨の日はご飯を食べるところもなく困ったこともありました。そして、音楽大学なのに練習するところが少なく、楽器のコンディションもとても悪いです。こんなところで何が学べるんだと入学したときは思いました。入る大学をまちがえた、もっと楽器が充実しているところに行けばよかった、そう思っていました。通学も、学バスがありますがそれ以外はみんな車か徒歩で来るしかありません。なぜなら電車もバスも近くに通っていないほど山奥にあるからです。私は車があるので不便に思いませんが、車のない学生は不便だと思います。

不満に感じていること②：進路・就職

就職活動は音楽学科に対してはほとんど大学は援助してくれません。3ヶ月に1度ほど進路調査をし、学生のお尻を叩くのみです。掲示板などで求人案内をしていますが、学生が目指しているような職ではないので参考になりません。学生は先輩や自分の先生に相談しながら自分で情報収集をし、進路を決めていきます。先輩方を見てきて、もっと大学が援助してくれてもいいのになと感じています。この大学の悪いところです。考え直して欲しいと思います。

平成音楽大学に通って良かった？

この大学に入って学んだことはたくさんあります。人との接し方、対応の仕方など社会にでて役に立つことばかりです。しかし、音楽大学なのに楽器や設備が良くないことはなにを学びにきているんだろうと感じます。地震後、大学は建物を壊して新しい建物を作ろうとしていますが、今いる私たち学生は不便な設備で高額なお金を払い、十分な楽器もない中で満足に学べていると思っているのでしょうか。設備の充実さを取り戻すまでは学費の減額をするなどの対応をもっとしていただきたいです。