関西外国語大学の評判・口コミ【外国語学部編】

関西外国語大学の特徴

関西外国語大学では、年間300名以上の学生が長期留学をします。また、海外からの留学生も多く、その数は在籍当時で約700人。キャンパス内は、日本語はもちろんですが、英語、スペイン語、ポルトガル語、中国語で溢れ非常に国際色が豊かです。留学希望の学生は、TOEFL、筆記テスト、英語面接、日本語面接を受けて、全て合格した人のみが留学生別科という留学準備コースに進むことができます。このコースでは、留学生と英語で経済学や心理学を学ぶため難易度は高いですが、実際の留学に近い環境で勉強ができるため、とても良い準備期間となります。私も、このコースを突破し1年間の留学を経験しました。関西外国語大学での経験は、確実に現在のキャリアのベースとなっています。

満足していること：留学制度

関西外国語大学の留学制度は非常に整っています。長期留学の中にも、1年間の交換留学、関西外国語大学と留学先の大学の学位の両方が取れる2年間の学位留学、2カ国の大学へ留学する2カ国留学、留学先の大学の大学院を含めた3年間の大学院留学と、留学制度だけでも様々です。審査は厳しいですが、自分の希望に合ったプログラムに応募できるため、他大学よりも優れた留学制度と言えます。また、半年の短期留学へは、ほとんどの学生が行くことができ、語学力向上には欠かせないプログラム編成となっています。

満足していること②：授業

関西外国語大学では、英語の授業をベースにほとんどの学生が経済学や心理学などの専攻分野を持っており、それらを英語で学びます。特に、留学生別科というコースは、受講に際した試験はありますが、留学生と同じ教室で英語で授業を受けます。課題も、英語で書かれた文献を次週までに100ページ読む、などかなりハードですが確実に自分の英語力に繋がります。また、専門分野を学習するため、英語の知識だけに偏らないグローバルな人材へとなることができます。

不満に感じていること：ゼミ・研究室

関西外国語大学には、長期留学をする学生が多いためゼミがありません。そのため、自分の専門分野を教授の近くで学ぶ機会が少なく、自らの意思で研究を進めていかなければなりません。また、就活などでゼミについて聞かれる場合、答えられないため、何か他の切り口を用意しておく必要があります。自主性が強調される、という意味ではいいですが、自分から何かを続けていくことが難しい学生にとっては、研究の面で他大学の学生と比べて不利な状況と言えるでしょう。

不満に感じていること②：キャンパスの環境

海外からの留学生が年間700人来ており、外国語に触れるという面では他大学よりもよい環境であることは確かです。しかし、留学生専用のビルと日本人学生専用のビルとが分かれているため、わざわざ留学生専用のビルまで行かないと、交流できないことは事実です。また、留学生に対しても、日本人学生と同じ授業を受ける機会がないため、留学生同士の授業のみとなっています。留学生のためにも、現地の授業を日本語で日本人学生と受ける機会を増やしてあげてもいいかなと思います。

関西外国語大学のおすすめ学部：外国語学部

関西外国語大学には、英語キャリア学部といって、外国語学部よりもレベルの高い学部がありますが、面白い価値観を持った学生が集まるのは間違いなく外国語学部です。将来を見据え、何か変わりたいと思う学生は、刺激を受けるという意味でも外国語学部に入学するべきだと思います。

関西外国語大学に通って良かった？

関西外国語大学は、グローバルの理念のもと教育活動が行われています。そのため、集まってくる学生はみな、世界で活躍したいという強い信念を持っており、それぞれの分野は違いますが、切磋琢磨して勉学に励んでいます。私も、その中で4年間を過ごし、現在はアメリカで生活をしています。関西外国語大学に入学していなければ、あんなにも価値観の異なる仲間たちに刺激を受けることもなく、社会人になっていたと思います。この大学は人生のベースを作ってくれました。