前橋工科大学の評判・口コミ【工学部編】

前橋工科大学の特徴

群馬県にある、前橋市立の公立大学です。工学部のみの単科大学ですが、女子学生も多く、活気のある大学です。キャンパスは狭いながらも新しく、パソコン室のパソコンは数年に一度新しいものに入れ替わりますし、図書館もリニューアルされて綺麗で使いやすくなりました。敷地の隣には市民体育館もあり、Bリーグの試合が行われていたり、300円で使える市民ジムが入っていたりします。近くには大型のショッピングモールやコストコなどもあり、立地はとても良いです。

満足していること：製図室にある製図台が4年間いつでも使える

私立の建築学科は学費が高額で、さらに製図道具という特殊な定規やコンパス、製図台など、様々なものを自費で揃えなければなりません。しかし、前橋工科大学の建築学科は1年生から4年生まで、専用の製図室があり、一人に一つずつ製図台が与えられます。家で一人で課題に取り組むことなく、友人たちと一緒に考えながら作業することができます。設計課題に取り組むとき、模型を作成する時、夜間遅くまで作業することが多いですが、申請さえすれば利用できるというのは非常にありがたいです。

満足していること②：キャンパス

建築学科のある学校だけあり、教授が設計した新しくておしゃれな建物のキャンパスです。敷地は広くはありませんが、公立大学ではあっても私立大学に負けないデザインが多いです。天井表しの建物や、パンチングメタルの外壁、コンクリート打ちっぱなしなど様々です。部室棟はグッドデザイン賞も受賞しており、自慢のキャンパスです。中庭は芝生が植えられ、文化祭やオープンキャンパスでは、小じんまりとしながらも、オブジェを出したりと活用されます。

不満に感じていること：部活動

部活動やサークル活動があまり盛んではなく、選択肢が限られてしまいます。特に女子学生向けはほとんどなく、無所属の学生がほとんどです。周辺他大学とのインカレサークルもないため、他学科や他学年の学生間の交流が難しいといった印象です。また、部活動やサークル活動が活発でないことの影響で、文化祭が非常に小規模です。周辺の国公立大学と比べても、学生自体の参加者も少ない上、近隣住民や中学生・高校生の参加者もほとんど見かけません。

不満に感じていること②：授業

工学部ではありますが、座学が多く、また授業内容が少々古い印象です。工学部を出た学生のほとんどが技術者として就職しますが、学校で学んだことのほとんどが仕事には活きてきません。例えば建築学科で言えば、卒業後に数年の実務を経て建築士や施工管理技士等の受験資格が得られるので、そういった資格試験に対する科目があっても良いのかなと思います。また近年はBIMという3D-CADの取り組みが業界として動いていますので、新しい授業や講義として取り入れて行くのも良いと思います。

前橋工科大学に通って良かった？

地方の小さな大学で、群馬県外ではほとんど知名度がありませんが、レベルもそれなりに高く、少人数なので教授のサポートも手厚く受けられます。また1学科1クラスで50名程度のため、学科全体で仲が良く、卒業後も交流が続く友人が多くできることが何よりこの大学を卒業してよかったことだと思います。また、大学周辺には家賃の安い賃貸が多いため、学生寮はありませんが、地方出身者も安心して一人暮らしができることも、魅力的です。